トリコロールに燃えて:作品を観た感想(1)

トリコロールに燃えて(2004)
3人が一緒に寝ていた時代が彼ら彼女らには一番幸せな「自由」で「平等」で「友愛」の時代だった。ギルダも「自由」「平等」「友愛」を最後まで信じていたのは2人と同じ。同時に決定論の呪縛にはどうしようもなかった。そして、運命の呪縛に逆らえなかったのはナチス将校とて同じだろう。彼は決して悪人として描かれていない。ただ、運命の役割をこなしていたに過ぎない。人間、自由に振舞いたいと思っても、人それぞれ何らかのこだわりや呪縛があり、意外と運命に逆らえないものだ。逆らえないことすら決定論的に決まっている、とギルダなら言うだろう。
佐藤秀の徒然幻視録
2011年5月5日

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