KCIA 南山の部長たち:作品を観た感想(2)

「KCIA 南山の部長たち」
イ・ビョンホンの出る作品に外れ無し。本作も誠にその通りで、しかしながらイ・ビョンホンだから作品が優れていたという訳でもない。忠義と正義を秤にかけた哀切漂う軍人は、イ・ビョンホンが演じてこそであるとは思うけれど。朝鮮史に興味がある人も、政治スペクタクルが好きな人も、隠謀詭計が好きな人も、満足できる作品だと思う。
ここなつ映画レビュー
2021年2月8日

KCIA 南山の部長たち・・・・・評価額1700円
史実をベースに想像力を働かせて歴史の穴を埋めていったフィクションと捉えるべき作品だろう。しかし、盛ってることを意識させないリアリティ満点な作劇、先を読ませないドラマチックな展開は、いかにも韓国映画らしい大胆なものだ。忠誠心と愛国心の間で揺れ動く主人公の心情は、様々な立場におきかえて考えることが出来、今の時代にも響く普遍性は十分だ。
ノラネコの呑んで観るシネマ
2021年1月31日

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