アウトレイジ:作品を観た感想(27)
【アウトレイジ】全員悪人、だからカッコいい
これは面白かった。お綺麗な描写がない。本当に冷徹に殺っていくんだよ。出演者はとっても豪華!ただし、描写はかなり痛いです。目を背けたくなるシーンが多々ある…その覚悟は必要かと。
映画@見取り八段
2012年9月10日
アウトレイジ/Outrage
小気味好い台詞の応酬とリズミカルな暴力描写でテンポを生す演出で以て観る者を引き込み、その期待に対し、複雑怪奇に絡み合い剣呑なる人物相関図のその行方、即ち物語で応える真摯な態度、エンタメに徹したそれに感服仕りました次第、と。各キャラクターに用意されたそれぞれの見せ場が楽しくって以て。そして流れるようなテンポが心地好くって以て。それらを存分に堪能させていただいた次第、と。
Death to Mary Pumpkinhead
2012年7月19日
アウトレイジ (2010)
★★★ とにかく"何故殺されるか?"ではなく、"どうやって殺されるか?"という事を見せたかったんでしょうな。こうなってくるとある意味ホラーの領域ですよ。しかし、椎名桔平や杉本哲太なんかは普段よりカッコよかったですなぁ。加瀬亮のインテリヤクザは思いのほかピッタリはまり役でした。周りが良かっただけに、たけし自身の演技が弱く見えたのはちょっと残念。ヤクザ映画が嫌い、ホラーが苦手と言う人は絶対に観ないでしょうが、コレといって後に残るものもないので、気軽に楽しめる人向けのヤクザ映画だと思います(←どんなんだ?)。
肩ログ
2011年8月11日
アウトレイジ(映画/DVD&ブルーレイ)
★★★★ 血を見るのが嫌い、暴力を見るのも嫌いという人は見ない方がいいです。ただし、この映画は所謂ヤクザ映画ですけれども、別に仁義を熱く語っているわけでも、暴力を肯定しているわけでもなく、寧ろそういうものを笑い飛ばしているように思います。個人的に椎名桔平さんが非常によかったのと、大好きな俳優さん國村隼がやっぱりよかった。
映画を感じて考える
2011年2月7日
mini review 11514「アウトレイジ」
★★★ かつてのヤクザ映画の持つ抗争の時代性、社会性といったものはあえて排除されている。とことん世俗にまみれた権力欲や、組織の上下関係の縛り。こずるく立ち回る悪党たちの矮小さや、大声で威嚇しピストルをぶっ放すと言う単純さ。というものがねちっこく描かれている。システム化された社会の中で、血の匂いが共同体からどんどん剥離していくこの時代にあって、置き去りにされたかのようなアナクロニズムに支配される世界がかろうじて残っているだけの様相だ。役者の変貌振りに愉しさを覚える以外に、とりたてて見所はない。
サーカスな日々
2011年1月9日
アウトレイジ
★★★ 有名な俳優さんたちを使っているのですが、私は人物関係を把握するのに時間がかかってしまいました。人物に興味がもてなかったというのもあるかも。噂どおり、暴力シーンは凄いですね。この映画を現代社会と重ねて見る見方もあるみたいだけれど、私は観終わって、ただ怒鳴りあう声のみが残りました。予想以上に何も残らなかったです。容赦なくあっさり主要人物が死んでいくのはもちろん狙いなのでしょうがね。
映画、言いたい放題!
2010年12月22日
You're dealing with Yakuza. 「アウトレイジ」
何本かあると、 まずエグそうなのに手が伸びる自分だが、 その期待に十二分に応えてくれた^ ^ 北野作品のなかでは 「ソナチネ」 をナンバーワンに挙げる自分としては、 それ以降の海外賞で動員数の伸びたアート系の作品より、 やっぱコレだよコレという感じ。 本作は海外でコケたと聞いていたが、 納得。 カンヌでもヴェネチアでもやはりアート系が期待されていたのだろう。 そこへ、 ベタベタのやくざ映画を持って行ったのだから^ ^ そんなに何度も賞を取っても 'しょう' がない・・(´・ω・`) なら好きにやろう、 という気概?が感じられる。 画面は比較的普通で、 その代わりシナリオをしっかり練った。
シネマ走り書き
2010年12月3日
アウトレイジ
★★★ 人の死をあっさり、軽ーく描いていて、そこがリアルヤクザってかんじで恐かったです…。縦社会と言う中での中間管理職の苦労や、最下層の呆気なさなんかが、すっごく空しくて、やりきれない感じでした…だけど監督はちょいちょい笑いも入れてくるので、物語に入り込めない…分かりやすい笑いなら言いけど、キョトンとしてしまうような、これ笑うとこ??みたいなシーンが多すぎて‥。キャストに関してはまぁ良かったかな★ とにかく「この野郎!バカ野郎!」の連続映画!! 気になった方は、ツッコミながらどうぞ★
Addict allcinema おすすめ映画レビュー
2010年8月23日
【映画】アウトレイジ
★★★★ 徹底した暴力描写で、時にやりすぎ・見せすぎという場面も確かにあったのだが、殆どの登場人物がそれを覚悟した歌での世界に生きているという事がわかるようになっていたので、観客はそこに入り込むことなく、外から眺められる用に作られていたのがまず好感。また、一般人が抗争の被害を被らなかったことも、後味の良さを出している気がした。見所は、あまり悪人をやらなさそうな俳優が揃って悪役をやっているところ。しかもかなりの豪華キャストで、捨ててしまっても良いようなキャストが皆無だったこと。コレだけの俳優を使ってこのバランス取りはホント凄い。
新!やさぐれ日記
2010年7月23日
アウトレイジ(感想166作品目)
★★★★ 加瀬亮は悪を見るの初めても頭脳派ヤクザ満足で三浦友和も悪は滅多に見ないけども似合ってたね。國村隼&石橋蓮司の組長2人は恐いけど面白くて、バイオレンス&コメディー足して2で割った感じだね。板谷&塚本もう少し上手く使って欲しかった思うが、椎名&石橋は絶対に嫌だね。豪華メンツも皆が目立てて、「バカヤロー」連発だけども全出演者が悪。小日向文世が最も悪い思うが‥。北野作品の中で最も良い。
別館ヒガシ日記
2010年7月18日
アウトレイジ
★★★ 北野武率いる弱小ヤクザ組織が、上の大組織から無理難題を吹っ掛けられ、ついには解体させられてしまうというよくあるヤクザ抗争物。組の名前と組同士の関係、誰がどの組に所属しているのかさえ把握してしまえば、今回の北野作品はとても理解が容易で娯楽作品として楽しむことができると思います。面白い映画なのですが、もう少し工夫の余地があるのではないかと思ってしまいました。
映画的・絵画的・音楽的
2010年7月2日
「アウトレイジ」感想
★★★ 意外とアッサリ目、というのが正直な感想。キャメラを極力動かさず、長回しを多用する監督独特の撮影スタイルは健在。どこか寂寥感漂う美しい絵は、淡々としていながらも何故か飽きが来ない。血で血を洗う殺伐とした世界観にあって、不思議なコントラストを生み出しているが、同時にヤクザ映画に不可欠な泥臭さがあまり感じられず、少々物足りなさを感じてしまった。また、監督ならではの「芝居をさせない芝居」のためか、一部の役者はどう見てもヤクザには見えず、セリフも台本をそのまま読んでいるだけのように聴こえてしまったのは非常に惜しい。
狂人ブログ 〜旅立ち〜
2010年6月29日
アウトレイジ
全員が本当に悪人で、ストーリーも思っていた通りの悪い方向というか悲惨な方向へ進んでいく、もちろんラストも想像通りでした。しかし彼らが行っている駆け引きが面白く思わず引き込まれてしまいました。ただ痛いシーンも多く、思わず目を瞑ってしまいました、ヤクザ映画なんである程度は覚悟してたんですけどね。配役も良くて普段悪役はやらないだろうと思う小日向さんとか加瀬くんとかどうなんだろうと思ってました。一番見たかった加瀬くん、聞いた時には絶対にヤクザに見えないだろうと思いましたがこれがサングラス掛けるとそれなり。
Diarydiary!
2010年6月26日
「アウトレイジ」
★★★★ バイオレンス・ヤクザ映画としても十分楽しめる出来であるが、随所にひねった笑いや一風変わった殺しのテクニック等が網羅されている辺りがいかにも北野武らしい。そういったブラックな笑い、残酷描写、そしてオマージュがブレンドされている。配役にしても、三浦友和・加瀬亮・小日向文世・北村総一朗…といった、どちらかと言えば"いい人"を演じて来た役者に悪人を演らせている辺りも面白い。これで吹っ切れて、今後さらにブラックさと笑いを過剰に盛った、たけしらしいバイオレンス・アクションの快作を作り続けてくれる事を期待したい。
お楽しみはココからだ
2010年6月22日
[映画『アウトレイジ』を観た]
面白かった。あまりにも短絡的な作品への暴力の投影だが、暴力描写はたけしの真骨頂だし、その容赦のない描き方に私たちが戦慄を感じられるのも、戦略的なテーマ性とは別の、たけしの芸術家としての才能である。一番「凄いな!」と思わせられたのは、椎名桔平演じるたけしの組の若頭が、自分のシマで薬物の売買をしているラーメン屋に追い込みをかけるシーン。私には不気味だった。総じて出てくる役者は好演していたが、中でも椎名桔平は良かったね。映画館を出ると、自分の中の「毒」を放出できたかのような気持ちいい感覚であった…。
『甘噛み^^ 天才バカ板!』
2010年6月18日
映画「アウトレイジ」三浦友和のひとり勝ち
★★★ 作品としてまとまった印象があるが、常に緊張感のある画面は良かった。期待しないで見れば、普段は優しい役が多い俳優が全員悪者っていうのも面白い。三浦友和のとぼけた腹黒い演技も新鮮だったな、加瀬亮のチンピラヤクザも。ただ殺しのバリエーションで色々見せてくれたのが、全部痛いのが余計だったな。せっかくピストル持ってるならあっさりやっちゃって下さい。あまり褒めてないけど、見ている間はワリと面白く見た。でも「キタノ映画」の凄さってのは感じられなかった。
soramove
2010年6月18日
アウトレイジ
全体の尺の割には登場するたくさんの男たちのキャラが立っていて、1人1人が、本当は滅茶苦茶怖いはずなのに、何となく可愛かったりもして、この混沌とした状況から、誰がどうやって抜け出してゆくのかが気になって、結局、最後まで観ることになってしまった。で、何となく予測した結末へ向かっては行くんだけど、最後の最後まである裏切りやいきなりの銃撃にも慣れ、「きっと最後はそうなるんだと思いました」という結末に嬉しくなったりして。本当はとっても苦手なはず(というか、めっちゃ苦手)なのに、それなりに楽しんでしまったのでありました。
悠雅的生活
2010年6月17日
『アウトレイジ』 ('10初鑑賞85・劇場)
★★★ 期待はずれ^^; 菜箸を耳の穴に突っ込んだり、包丁で指を斬ったり、カッターで顔切られたりと痛々しい場面は多々ありますが、なんかぜんぜん感じないんですよね。ものの見事に全員ワルってことで、次は誰が殺されるんかなぁ〜と楽しみながら観てました。最後に生き残ったのが意外な人物でしたね。ビートたけしって、本来すごく善良な人間なんだと思います。それが無理にヤクザなんか演じているものだから、妙に芝居がかった演技がちょっと気になった。でも、ヤクザ&チンピラの人間的しょーもなさみたいなものがにじみ出てましたね。
みはいる・BのB
2010年6月16日
「アウトレイジ」
ピラミッド型の権力構造を観ていると、暴力という分かりやすい方法がなければ会社社会も同じように思えてくる。特に組織のナンバー2役の三浦友和や末端組織の組長役の北野武に中間管理職であったり子会社の社長的な悲哀が重なってくるのが面白い。北野武監督作品が魅力的に映るのは、やっぱり映像のセンス。「何を見せて何を見せないか」「どのように見せるか」に映像作家のセンスが問われるところ。そしてそのタイミングや間の取り方に、これだけ暴力的なのに品が感じられ、プログラムピクチャーのB級作品とは一線を画している。
古今東西座
2010年6月16日
アウトレイジ
はちゃめちゃな殺し合いは、ホラー映画的でありブラックユーモアも感じられる。洋服の青山のスーツを着ていても、用心深く最後の最後まで信念を貫かないと生き残れない。普段感じのいいお父さんの役や保身だけしか考えていない警察署長を演じている役者さんが、存在感たっぷりのやくざを演じている。そのギャップがひときわ楽しい。戦いに命を掛ける男たちの姿は悲哀に満ちていて、権力を持つものの独善さを感じた。
とらちゃんのゴロゴロ日記-Blog.ver
2010年6月13日
アウトレイジ
☆☆ 何か、暴力団映画というよりも、暴力団のイメージに寄りかかって暴力団ごっこをしている感じ。警察との癒着もあまりに絵に描いたようでリアルな感じがしない。そのまさに絵に描いたようで、美術品的暴力なのだ。中華料理の箸も使い方次第で凶器になるんだなあ、とか妙に感心するが、かなり具体的な暴行の手口が披露されていて、まるで暴力の手口を美術品化して陳列している感じ。ラストのあまりの呆気なさも浮いていて、やはりこれは外国向けの日本の暴力団展示会という印象しか残らなかった。
佐藤秀の徒然幻視録
2010年6月13日
アウトレイジ
やっぱこの監督はバイオレンスを撮るのが一番あってる気がします。下剋上と裏切り、子分がみんな親分に従順じゃなくて、人間の欲望と狂気が存分に描かれていて見応えあった。個人的には、村瀬組の木村が大友組の事務所で、大友組の組員に煽られて小指を詰めることになるシーンは面白かった。セリフを言う人間がみんな、語尾に「この野郎!」って付けるもんだから、なんかヤンキーのケンカみたいで笑ってしまいそうだった。殺害方法としては大友組若頭の水野の殺され方が斬新だった。あれは凄かった。
だらだら無気力ブログ
2010年6月13日
アウトレイジ
あまりにも見事な俳優陣すぎて遊びがないかもと不安があった。結果的に遊びの部分は多々あったけれど、やはりちょっと抑え気味。まじめにヤクザの映画というか抗争を撮った感じで、面白かった〜とか感動した〜とか怖かった〜とかの感想は特になし。誰が良かったといえばみんな見せ場があったから良かったろうけど、もう一回観に行こうと思える映画ではなかった。
ゴリラも寄り道
2010年6月13日
『アウトレイジ』
北野武もすでに六十三歳で、組を跡目にゆづるべき年まわりなのに、あいかわらず最前線にたちドンパチに興じる。山本耀司の服ですごむ姿はクールだが、年寄りの冷や水にもみえる。カツ丼をつくる様に淡々と、注文どおりに殺す。そのむなしさ、徒労感。捌け口を見いだせずただ鬱屈する怒り。そもそも彼は本気で怒っているのか? 香港のジョニー・トーは北野武からの影響を公言する映画作家だが、トー監督の[冷たい雨に撃て、約束の銃弾を]と本作の主題が共鳴するのが聞えた。一見造作もないドンブリに、時代の憂鬱な空気がこもっている。
そのスピードで
2010年6月12日
アウトレイジ
★★★★ 悪人しか出てきません。原点回帰のバイオレンスもの。意外に面白かった…。ワルぶりがハマっている俳優たちの存在感のおかげで,威嚇のオンパレード,サバイバル群像劇に見応えを感じてひさびさに,北野作品で退屈しなかった。魑魅魍魎だらけ!中でも三浦友和と加瀬亮が怖ぇ〜!! 頭ごなしに怒鳴るしか能がないバカたちの、銃声の合間に挿んだ笑いもすべっておらず,石橋蓮司のダメ親父と,ついてない大使館のおっさんが可笑しかった。意表を突いた殺し方の数々もスゴいし,薄闇に放置される死体や,オープニングの映像など,印象的な場面もあった。
Akira's VOICE
2010年6月12日
アウトレイジ
★★★★ 組同士の抗争なのかと思っていたのですが、意外な展開になって新鮮でした。想像がつかなかった加瀬亮さんのヤクザ、意外に似合っていてびっくり〜。組ごとに特色があるわけではなく、一人一人が個性的すぎ。組長・若頭・組員、同じ組でもそれぞれタイプが違います。そこが本作の魅力の一つだと思いました。私は椎名桔平の演じた実直タイプの若頭・水野が一番素敵に思えました〜。組長に対する忠誠心か、それとも別の戦略か、その目に見えないところが一番の見所だと思います。思いもしない方向へどんどん進んでいくので最後までドキドキでした。
☆試写会中毒☆
2010年6月12日
アウトレイジ
★★★ フランスで絶大な人気を誇る北野監督とはいえ、この作品でパルムドールは流石に無理だと思う。確かに次から次へと人は死にます、しかし元々ヤクザ映画ですから当たり前です。私は監督の描く"静"と独特の間合いが好きだったのですが、それらが殆ど無くなにやらやたらとガチャガチャうるさい。監督の作品にしては何だか妙に安っぽいヤクザ映画な印象です。「全員悪人」というキーワード通りですが、いかんせん俳優たちがそもそも基本的に良い人のイメージ。ただその反面、作品に一定のエンタテインメント性と、一般性をもたらしていたように思います。
LOVE Cinemas 調布
2010年6月10日
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