転々:作品を観た感想(3)
転々(2007)
★★★ 借金と言っても、84万円でそんな大した額でもない。借金取りと言ってもそんなに怖いお兄さんではない。そもそも福原愛(一郎)なんて名前が卓球選手みたいで可愛過ぎる。何となく分かるのは愛一郎は幸福な過去の思い出を引き摺り、文哉は不幸な過去の思い出を使い捨てている感じがすること。そもそも愛一郎は友達もいない人のために結婚披露宴などで偽夫や偽友達を演じているという仕事をしているから、いっそ文哉のことを偽息子に勝手に認定したのかもしれない。
佐藤秀の徒然幻視録
2012年2月29日
転々 (2007)
★★★★ どーでもいいことを「なんか分かる気がする」と感じて、なにかニヤけてしまうんですよw 本筋以外のところに細かく仕掛けが散りばめられていて、どうしてもそちらに目がいってしまいます。吉祥寺から霞ヶ関までダラダラと歩く二人、三浦友和とオダギリジョーの微妙な距離感が絶妙で後半の"擬似家族"になってからはかなり引き込まれましたよ。"最終的にたいして何も起らない邦画"なんですが小ネタ具合が好きです。ラストのバッサリ感も好きです。思い出し笑いしそうな、くだらなくて、ほんのりジワーと温かみがある良い作品でした。
肩ログ
2010年7月2日
転々
頑張ってユルくしてる映画を、頑張らずにユルく見る贅沢。いい時間を過ごした。すごくイイ映画だとは思わないしすごく好きだとも思わないし特別に印象に残るシーンもなかったけど何故だかもう一度見たいと思ってる自分がいる。不思議な魅力のある映画だった。
h
2008年1月5日
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