第9地区:作品を観た感想(64)
第9地区(DISTRICT 9)
面白かったです。宇宙人襲撃に対するパニック映画とかそんなのを想像してたんですが、まったく予想と異なっていて、メッセージは含まれていると思われるものの、そんなに難しい内容ではなく、普通にSFとしても楽しめる面白い映画だったと思います。お勧めですので、ぜひご覧ください。
シネマクマヤコン
2012年7月2日
第9地区
エイリアン化したヴィカスに対するMNEの仕打ちやそして、エイリアンの兵器を使えるようにエイリアンの解剖実験。そんな中、クリストファー・ジョンソンを助けるヴィカスに心打たれたエイリアン達がヴィカスを助けるのは、当たり前のことですが感動的でした。
こみち
2012年3月17日
第9地区〜District 9
救いが全く無いはずなのに、どこか救いがありユーモアまで感じられる作品でしたね。宇宙船で飛び立つクリストファー親子を見送るヴィカスの姿に作品のテーマに対する制作者の答えを込めた事も、好印象でした。
【ジャンル別映画・時々深夜アニメ】
2012年1月24日
【第9地区】人間の心はエビより醜い
DVD鑑賞になった。劇場で見れば、ずいぶん迫力が違っただろう。もったいない。SFというよりは、しっかりとした社会派映画であった。これ、エビを人間に置き換えても通用するのである。同情できる登場「人物」は誰もおらず…。こんな人類、滅びてしまえ、と思いながら見ていた。ドキュメントのように人物のインタビューを追いながら展開するドラマはシュール。コミカルな部分もあるが、後々考えるとゾッとする。人間のこういう感情はホラーよりも恐い。人間さまは人間さまを偉いと思って生きている。エビの子供は…ミョウに可愛かった⑉
映画@見取り八段
2011年10月10日
第9地区 感想188作目
★★★★ 前半ドキュメンタリー&後半は逃走劇だけども、前半ドキュメンタリー色々と面白い所も多くて、後半の逃走劇も仲良くなるベタ展開だった。前半&後半のギャップが最も面白かったよ。最後宇宙船の動く所も予想以上に良かったし、息子が色々と凄く働いたのも予想外。ED後ネタも良かった。
スポーツ瓦版
2011年3月13日
【映画】第9地区
★★★★ 南アフリカのアパルトヘイト政策については…[インビクタス〜]を観ていたおかげで、何となく当時の(?)南アフリカの雰囲気が見えてきたような感じ。冒頭はドキュメンタリータッチのつくりだったんだけど、後半に向けてだんだん普通の時間軸を追っかける作りにシフト。80年代日本アニメのようなCGメカが暴れるあたりでは、見飽きたジャパニメーション並みになっちゃうんで個人的には残念。描きたいものが多すぎるんでしょうか…結果まとまりに欠けたような気も少々。が、詳細は憶えていなくても面白かったという記憶は残っている作品。
ピロEK脱オタ宣言!…ただし長期計画
2010年12月12日
第9地区
差別とか、相手の立場にたってとか、人間は狭い視野を持つと誰であれ、似たような行動をとってしまう可能性があることとか、場所が南アフリカという設定なので、間違いなく強いメッセージを含んだ映画です。そういう考えさせる部分と、宇宙人のちょっとしたコミカルなしぐさ表情とか、アクションシーンとか、インタビューに答える人たちの個性とか、いろんなものが複合して、いい映画になっていると思います。こういう映画も、終わり方次第では見終わった後の気分がぜんぜん違うと思いますが、この映画はちゃんと爽快感がありました。
エンタメ日々更新
2010年11月28日
「第9地区」(DISTRICT9)
★★★ 冒頭の宇宙船やエイリアンについての状況説明をインタビュー形式でつないでいくのはユニークである。エイリアンがエビのような格好をしているのは面白い。ヴィカスは、エイリアン移転作戦を開始するが、それに反対するエイリアン擁護の人権団体がいるというのはシニカルで、これまでのエイリアンものとの図式が全く異なり興味深い。この映画は、基本的にはエンタメ作品ではあるが、アパルトヘイト政策で問題視された南アの現状をよく反映している。貧困にあえぐ移民の気持ちを理解するヴィカスのような存在が必要であることを主張しているのかも知れない。
シネマ・ワンダーランド
2010年10月21日
第9地区 (District 9)
★★★★ 巨大な円盤が空中に静止。その下で虐げられ搾取されたことによって諦めムードに支配された異星人らが群居するスラム街を映し出す強烈な映像のもと、モキュメンタリーの手法で、若干込み入った状況設定と人物の性格描写をすんなりと消化する導入部から、ストーリーへの移行のスムーズさにまず驚かされる。最底辺に更なる底辺をはめ込むことで、アフリカ全体が抱える問題をより明確にする強く重いテーマ性を持ちながら、ちょっとした疾走感のある娯楽作としての側面を持ち合わせることが出来たバランス感覚も秀逸。実存感を感じさせる異星人のエフェクトも見事。
Subterranean サブタレイニアン
2010年9月7日
第9地区
エイリアンが難民という設定、ドキュメンタリー風の展開がなかなか面白い。これって見ていくと、人間達が野蛮すぎてなんだかエビのほうに感情移入してしまうね。エイリアンものって大抵がエイリアン側が上から目線になっているんだけど、これは違いますね。噂どおりこれは面白かったです。まさかロボに乗り込むとは思わなかったけど(笑) 宇宙船に戻れるのかハラハラしてしまった。ラストはヴィカスでしょうね、手作りの品を作るのが好きだったから。きっと約束の3年を待つのでしょうね。この作品はSF作品の傑作の1つになるでしょう。
いやいやえん
2010年8月20日
第9地区/District 9(映画/DVD)
★★★★★ お金のかかったB級SFモンスター系映画だという印象。そんなB級臭さのエンターテイメントの中に、何気にブラックな意味を込められた描写がかなり観られると思います。こんなメッセージをB級臭く撮る必要もないんじゃないかと若干思いましたけれど、エンターテイメント性に優れた映画です。テーマも明確で、アパルトヘイトとかHIVとかいうのを念頭に置いてれば、すんなり理解できる内容だと思います。社会派のものにシリアス以外のものを求めたい人、単純にアクション/SF映画として楽しみたい人はどーぞ!
映画を感じて考える
2010年8月18日
第9地区 / 83点 / DISTRICT 9
★★★★ かなり面白いんやけど、面白く思うことや感動することに嫌悪感を抱くように出来てるのが、むちゃくちゃ嫌らしい。けど、この作品は"傑作"やのが腹立たしい。監督も"天才"ともいえる才能を持ってるのがまた腹立たしい!けど傑作ヤンケー!! カッコイイ武器、爽快な殺戮、平等な隔離、自由の為の規制、汚らしい人間、心を持つエビ、、人間のもつ様々な矛盾をガンガン突いてきて、どこかで感情の妥協を観客に強要するんす…。映画がラストを迎えたとき、主人公の姿に涙を流し、主人公の行動に涙を流し、涙を流す自分に嫌悪し、自分が人間であることを自覚する…。
ゆるーく映画好きなんす!
2010年8月8日
『第9地区』 変態を繰り返す映画
現実世界でも、移民等を強制的に移住させようとしたら大騒動になるが、ここでのalienは異星人である。はたしてalienに南アフリカの法を適用できるのか。alienが何をしたらサインとして扱えるのか、それは法的に有効なのか。このあと皮肉たっぷりで奇想天外なSF的展開が待っていると期待させる。ところが、alienからサインを貰うという、特異なミッションはうやむやに。アクションも充分に見応えがあって、あれよあれよという間に映画は終わってしまう。面白いことは面白いのだが、この映画ならではのモノを掘り下げないのはいささか残念だ。
映画のブログ
2010年5月20日
第九地区
★★★★★ 南アフリカの上空に宇宙船が現れ、中には栄養失調で餓死寸前のエイリアンたち。彼らを難民として受け入れ「第9地区」に閉じ込めるが、治安はどんどん悪化。そこで彼らを別の地区に移すプロジェクトが立ち上がる…。最初は気持ちの悪いエイリアンもその暮らしに入り込むうちにだんだん感情移入してしまう。お金をかけていない映画でキャストも無名の俳優ばかりなのに、ものすごく面白い、引き込まれます。
犬・ときどき映画
2010年5月16日
第9地区
★★★★ 冒頭から刺激的。巨大なUFOがヨハネスブルグの上空に浮いていて、その中にはエイリアンが何十万人もいて、栄養失調で苦しんでいるという有様、驚く他はありません。後半、主人公は地球人に追われるようになり、逆にエイリアンの中に見方を見出して、エイリアンが自分の星に帰還するのを助けるべく大活躍。様々な点で従来のSF物とは違った筋の運びなので、見ている者を面食らわせます。としても、宇宙人を一定の地区に隔離するという設定は"アパルトヘイト"を連想させ、人種差別問題を云々する気力を失わせてしまいます。
映画的・絵画的・音楽的
2010年5月16日
第9地区
★★★★ 前半は1つの民族をさげすみ、自分たちの都合の良いように侵略していく様子が、とてもリアリティがあって怖かったです。後半の展開はちょっと笑えちゃったりするんですよね。突っ込みどころはあるのですが、勢いがあるので気になりませんでした。突っ込みどころを超える面白さでした。結構、唸ってしまった。観て損はない映画かもしれません。突拍子もないけど、妙にリアリティがあるのが凄い。あまり知られてない人を使うことで作品のリアリティさを上げている。作品で勝負しているって感じ。続編作るよりは、このまま勝ち逃げして欲しい映画。
映画、言いたい放題!
2010年5月1日
第9地区 【印象度:96】
★★★★★ すごく面白かったです。最上級に楽しめました。大役を担った男の肉親、知人、関係者の声、専門家の解説をまじえたドキュメンタリーという体裁に仕上げています。過去作品の成功から貪欲なまでに引用し、混ぜ込んで、あの手この手を尽くしてくるのですが、話の芯の部分は計算された不調和が一貫していることから、中だるみがなく先が読めず、非常にスリリングです。短い時間の中に裏切りあり、友情あり、子供による癒しあり、夫婦間の愛情あり、何でもありですが破綻してない。最後には涙あり、寓話性あり。
蚊も無視する・・・そんなブログ
2010年4月28日
「第9地区」
大勢の宇宙人が難民になって、「第9地区」と呼ばれる一角に押し込められた挙句、そこがスラム化してしまう、ってところが面白かった。その宇宙人たちが第9地区から外に出ては悪さしたり、周辺住民とトラブって排斥運動に発展したりするのはかなり現実的で「さもありなん」って感じ。難民化した宇宙人と人類との軋轢の物語で最後まで押し通せば「社会派SF」のイメージが強く残ったであろうが、ヴィカスが次第に変化していくところから「B級SF」っぽくなっていく。それがジョン・カーペンターを彷彿とさせてくれ、こちらとしては嬉しくなってしまう。
古今東西座
2010年4月24日
第9地区
★★★★ 不思議な映画だ、、。人間と宇宙人の対立を描いているはずなのに、移民や差別問題などなども描かれていて、実に深いわ〜って感じだったね。実際のニュースを聞いている錯覚になって妙に引き込まれていく…。グロテクスな映像もあって目を覆いたくなるんだけど、不気味な宇宙人でさえ感情移入してしまうところがある。舞台が南アフリカだったからなのかな〜、、。うえつけられているイメージを上手く使っているな〜って思ってしまいました。エイリアンの親子関係などほっとするところもあるんだけどさあ、なんか…哀愁漂う映画をみたな〜って思ったわ。
C'est joli〜ここちいい毎日を〜
2010年4月24日
【第9地区】
ドキュメントっぽい導入。一体何がどうなっているの?早く先に進んでーという気持ちでワクワクとしながら見入っていました。SFっぽく感じられなかったのはあまりにもリアルだったから? 突っ込みどころは結構あります、でも次々と進むストーリーと、一体これはどう着地させるの?という先を知りたい気持ちから、そんなことはいいやーという気にさせられました。実際にこんなことが起こったら…かなりこんな感じになるんじゃない?っていう気がする。ヴィカスの能天気ぶりがアホらしくもの哀しい。ラストはちょっとジーンとさせられちゃいました。
日々のつぶやき
2010年4月21日
第9地区
やっぱり期待にそぐわぬ面白さで満足です。ここまで生々しく人間を描いた作品ってのも中々ないですよね。不快感を覚えるほどでこれはこの映画の成功のひとつかと。ある種現実主義的ですよね。結末などは言わずもがな、主人公はどこか英雄的なところがあったりしたり…。人間ってこういうもんだって突きつけられるような気がして、時に不快な気分にさせられたりします。なぜこういう映画が増えてきたのでしょう?やっぱり社会情勢を反映してるんでしょうね。
〜映画盛り沢山〜
2010年4月20日
「第9地区」感想
★★★★ これは面白い。今まで、よっぽどベタなコメディでもない限り、圧倒的強者として描かれることの多いエイリアンを、難民という社会的弱者とするアイディアもさる事ながら、僅かな差異も受け入れられず、余所者を虐げ、理解も示さず、場合によっては道具か家畜のごとく利用、悪用しようとする人間の露呈させる社会派ドラマとしての構築にも成功している。また、欲望に取り憑かれた人間の醜さ、同時に彼が最後まで「エビ」と呼び続けたエイリアン達が、実は我々と同じく心を持つ生き物である事を、見事に描ききっている。
狂人ブログ 〜旅立ち〜
2010年4月20日
「第9地区」鑑賞
舞台は南アフリカ。白人も黒人も口をそろえて宇宙人を蔑む。共通敵を持つ事が和解への一番手っ取りはやい方法なのは今も昔も同じ。難民・強制収用所・差別・人間の本質…あらゆるテーマの中で、特権階級から最下層へ転がり落ちた男の身勝手さと滑稽さと勇気が描かれる。唾棄すべき存在は宇宙人の中にではなく、人間の中にいる事も。ステレオタイプのキャラクターも多いが、ドキュメンタリー仕立ての演出と脚本が良いのであまり気にならない。宇宙人にも愚かな者も賢い者もいる。ラストは救いがあったのか、それとも…「第10地区」で明らかになるだろうか。
帰ってきた二次元に愛をこめて☆
2010年4月20日
【映画】第9地区/DISTRICT 9
まずありえない宇宙人難民って設定からして、観る側にも大きな心が必要です(笑)しかしここを受け入れると楽しいんです。大物ぶる小物のヴァカスの難民検査。男気溢れる奴へと変わるこの主人公が良い。また、妙に信用できるんだか出来ないんだか、頭良いんだか悪いんだか判らない宇宙人にも感情的に好きになって行く。むしろ応援するしたくなる。程よくグロい感じも良い。エビっぽいけど、行動はゴキブリっぽい汚さも上手い所。制作者の心意気を感じます。脚本、設定、映像が見事に真剣にやりぬいた感があり、傑作!是非、劇場で(笑)
映画が好きなんです!
2010年4月19日
第9地区
「エビ」と呼ばれるエイリアン。南アという場所。工業地帯の空撮を逆さまにしたようなUFO。単純なSF映画じゃなくて、南アに今でも根強く残る人種差別に対するアンチテーゼってやつ? 下品で知性も低く、なんか「情けない」宇宙人。差別の対象になり蔑まれる。このパターンはコレまで無かったなぁ。ちょっと疑問だったのが、あれだけ厳重そうなMNUの本部のビルに易々と侵入できて、問題のカプセル?を奪い返せたこと。そんな簡単に?って観てて思った。全体的に面白いし迫力も十分!そして観終えた直後の感想は「3年後に期待!」ってことだね。
SUPER BLOG.JP
2010年4月19日
第9地区
★★★★ エイリアンを扱った過去の作品とは違い、凶暴性はなく、終盤には人間よりもエイリアンに感情移入してしまうほど新鮮な印象。立ち退き作業を手持ちカメラで撮影するシーンには臨場感があり、人類とエイリアンの対立と、地元住民やジャーナリストのインタビューを絡め、ドキュメンタリーっぽく見せる展開はとても斬新なアイデアで良かった。人類とエイリアンとの戦いを一本調子で見せると、終盤で中だるみすることが多いですが、インタビュー映像を盛り込むことで、メリハリがあってバランスの取れた作品になっています。[アバター]より面白かった!
必見!ミスターシネマの最新映画!
2010年4月19日
「第9地区(DISTRICT 9)」映画感想
★★★★ いやあ、期待通りの珍作でした。エイリアンが難民扱いで、友好的なわけでも、戦争するわけでもない。高度な武器を持っているけど、難民なのでおおっぴらに使うことも無い。移送のためにエイリアンの小屋を回るMNU職員の説得方法がかなり適当で、明らかになめきってる感じが笑えるし、やっつけ仕事っぷりが受ける。立場が変わってエイリアン側に感情移入しだすけど、ロマンティックじゃないところがいい。やたらと攻撃的なのも人間だからかもしれない。過去のSF作品のパロディーみたいなのも沢山出てきて、SF好きにはたまらない作品でした。
Wilderlandwandar
2010年4月19日
第9地区
冒頭からのドキュメントのような流れで、掴みはOK!エイリアン対策課のヴィカスも幸せな生活の中にあって、危機感がなく、撮影カメラを意識してあざといと云うしかない難民への通達、サインの搾取。それは百戦錬磨のセールスマンのよう。でも、殺されるよりも恐ろしい目に遭うなんて…あっていいわけが無い。狙われ追われながら、もがき苦しんだ果てに、今まさに戦いを始める―。社会的な風刺を込めて作られているのは勿論、極限状態に陥った男のドラマとしても心を打つものがあり、一見の価値があるSFアクションドラマでした。
to Heart
2010年4月18日
第9地区
まずドキュメメンタリー風に始まってワクワクさせる、そしてまずエイリアン達をエビと呼び難民として受け入れてしまうところが笑ってしまう。ヴィカスがまた軽い感じというか能天気な感じの人なのがいい。街のギャングはエイリアンと取引をしてたりエイリアンは猫缶が好きで猫缶投げられると気をそらす事が出来たり怖くない。ヴィカスがとあるエイリアン親子と交流していく姿はなんだかちょっと感動、彼がエイリアン親子の為に戦ってる姿を見てたら胸が熱くなって思わず応援してしまいました。たまにはこういう映画も面白いとおもいました。
Diarydiary!
2010年4月17日
第9地区
それは覚悟の上ではあったのだけど、次に来るシーンを予測して目を覆った回数が多かった。けれど、それさえ我慢してしまえば、お話が一気に転がり、111分に過不足なく纏めた速度と濃度といい、ストーリーに引き込む力といい、最初は感情移入などできようはずもなかったエイリアンに対して、終盤、自分でも意外なほどの感情を覚えさせた展開といい、流石、作品賞や脚本賞候補に挙がる作品だと納得させる材料が揃っている。低予算を感じさせない映像や迫力で、それぞれの立場の者たちの心境を巧く描き出している。予想外に引き込まれて、胸が熱くなる作品。
悠雅的生活
2010年4月17日
第9地区
なんというすばらしい脚本でしょうか。基本となるプロットのアイディアが秀逸である上に、それを展開していくセンスがただ事ではないです。思い切り楽しませていただきました。サンクス!設定だけで十分魅力的なアプローチです。なにより、風景の一部のように上空に浮かびっぱなしの巨大宇宙船というのが、もう、たまらん。MNUという超国家機関っていうのが、ユニセフとか赤十字といった類の機関ではなく、武器販売で利益を得ている民間会社であるという設定のエグさがたまりませんです。アパルトヘイトよりも、こっちだろうな、一番の風刺は。
キノ2
2010年4月16日
*第9地区*
エイリアンたちの住んでる場所はスラム化してて散らかって汚れてるし、彼らはまるでエビ。知能程度も、身体能力も高いのに宇宙船が故障してるからか、大人しくてしてるのにこの役人さんたちの態度ったら!まるでかつてのアパルトヘイト。何よりスゴイのはヴィカスの変わりよう。ガーデニングパパかと思ったのに、強い、耐える!ラストにかけてはヒューマンな展開となり、ああ・もう・・良かったです。色々な要素がバランスよく入った作品って好きですが、これもホラープラスサスペンス。それにヒューマンものでもあってうまい〜。
Cartouche
2010年4月16日
第9地区 (2009)
★★★★★ 面白かった。設定が良いですなぁ。ヴィカスは弱っちくて軽い小物キャラのくせに弱者エイリアンには横柄で小バカにした態度…おかげで災難。ここから怒涛の急展開。しかしまぁ、エビさんたちの暮らしっぷりは凄まじいモノがありました。人種が違うだけで差別する地球人様は毛嫌いし排除したがるのも無理はありませんw 中盤から一組のエビ一家と関わっていき、ヴィカスのやりとりはジェットコースター並みに右往左往、小者キャラから"漢"に変わっていく様は涙なくして観れません。脚本の妙と細かいこだわりが光っています。グロさ満載w。映画として最高!
肩ログ
2010年4月16日
『第9地区』 (2010)
大変、面白い映画でした。とても楽しめました。ラストまで充分堪能できました。私がこの作品に献呈したいのは「B級映画の傑作」という「冠」です。観ていて面白いんだけど、あれこれ疑問がどんどん溢れ出てくる映画です。あれはおかしい、これはどういうこと?、なんでそうなっちゃうわけ? などと次から次に何故とか不自然とか、いろいろ浮かんできます。でも、本当はとっても面白かったし、観ていてそれらの疑問は一瞬頭を過ぎっても、次の瞬間には忘れています。そのくらい展開は面白く、演出はスピーディーです。本当に良かったと思います^^。
よーじっくのここちいい空間
2010年4月16日
第9地区
★★★★ 彼ら(異星人)は,ただ来て,故障して,弱って,隔離されて,人間の都合良く判断され利用される。抵抗はしても攻撃はしない。人間の方がえげつない。人間の征服欲にげんなり。いらん事しいで自分本位で葛藤しない男,ヴィカスを好きになれなかった。ところが最後に見直した!! 南アフリカを舞台に描く,排除する側,される側の対立構図は,宇宙人VS人間に留まらない社会派の臨場感を醸し出し,「作り物」なのに真実味溢れ最後まで引き込まれた。予測不可能な展開の連続。異色SFを満喫。ラストが中途半端。約束を守る男前な展開で締めてほしかった。
Akira's VOICE
2010年4月15日
第9地区
予想以上に戦いのシーンがグロくてキツかったです^^; "クリストファー"が登場した辺りから面白くなってきました。クリストファーの目的と彼の息子への愛は、それまでの荒んだ人間やエイリアンたちとは違ってつい応援したくなります。クリストファーとヴィカスの行動は観ていて面白かったです。ゴミ貯めのようなスラムが映画にしっくりと似合い過ぎていて怖かったです。スラムとエイリアンと差別が一緒に描かれる展開は興味深かった。観る前はこの作品がアカデミー賞?と思っていたけど、このアイディアこそがアカデミー賞なのかなあと感じました。
とりあえず、コメントです
2010年4月15日
『第9地区』 ハリウッド映画の明日を変えるに違いない、独創の心地よい暴走に酔える幸福
のっけから引き込まれてしまう、巧みな演出。その計算し尽くしているであろう展開に、すんなりと魅せられてしまう、かつてない独創(オリジナリティー)。無名の監督とキャストに完全オリジナルの脚本、低予算でのプロモーション…。それでいて並みいる超大作をぶっちぎっての大ヒット。その答えは全てこの映画の中にあり、この映画を観ればわかる。そのすごさ、えげつなさ、リアリティー…。極上のエンターテイメントと言い切れるのに、ひたすらダークでブラックな要素が確信犯的に編み込まれている。ただ、観ればよい!それしか言えない傑作。
ketchup 36oz. on the table
2010年4月14日
「第9地区」 自覚がない差別
ヴィカスは普通の一般人でありながらも、移住の際のエイリアンに対する侮蔑とも言える発言を行います。彼は温厚そうに見えますし、また差別的発言ではそこに何ら悪意といったものは感じられません。これにより本作で描かれているエイリアンへの差別的意識というのは、社会においてより一般的であり常識的であるということの証左となります。意識にすらあがってこない常識的な差別と言えましょうか。本作はSFという舞台立てを利用して、差別をされる側に立って考えてみるということのきっかけを与えてくれる作品となっていると思います。
はらやんの映画徒然草
2010年4月14日
第9地区
★★★★ 面白かったです♪血が飛び肉が飛ぶ生々しい映像はあるけれど、思わず笑ってしまう能天気さもあって、SFであり、社会派であり、爆撃や銃撃、ロボット登場と様々な側面から劇的に描かれているので、観客を引き込んでいく力のある作品。物語はまさにエイリアンに対するアパルトヘイトで、地球人が醜くて汚いのか見せ付けられ、エイリアンのクリストファーとその息子がどれだけ純粋で可愛らしいのかと思えてくるのです。思いもかけない友情が生まれ、予想すら出来ない展開とラストには胸が熱くなりました。社会批判をSFで描くなんて予想外の映画です。
心のままに映画の風景
2010年4月14日
第9地区
★★★★ 奇想天外なストーリー。想像してたより笑えたり人間ドラマがあったりで、今までのSF映画とは一味も二味も違った作品。ド肝抜かれたのが、主人公があり得ない地味な人!ってこと。結構オマヌケで、前半なんか笑えました。どちらかと言えば人間vsエイリアンではなく、アパルトヘイトとして置き換えればとても納得できるドラマになってるんでしょうね。ドキュメンタリー風に進むため、思わずノンフィクションかと思うほどの説得力。バカバカしさも良しとしてまうほど切ない人間ドラマを観た気にさせてくれる映画でした。観て損はないと思います。
映画道
2010年4月14日
第9地区
SFだとかエイリアンの共生とか共存だという事ぐらいは知っていたが、舞台がヨハネスブルグ。その設定だけでも意外だったけど、冒頭からのドキュメンタリータッチにもビックリ。内容的にも南アフリカの歴史のような(全然世界史は詳しくないけど)、人種差別問題をエイリアンに置き換えて(顔はプレデターだけど)、もうしっちゃかめっちゃかのスプラッターのような、でも実はまじめで悲しいような、存分にエンターテイメントが楽しめる[スターシップトゥルーパーズ]のような、これまた感想にこまる大作映画であった。
ゴリラも寄り道
2010年4月14日
「第9地区」と「海角七号」は支配者の論理が顕在化している
本作と[海角七号 君想う]とが共通して描いているものがある。支配者が被支配者に与えた居住地の名称である。[第9地区]という名称は映画の中での説明の通りである。[海角七号]もかっての支配者、日本帝国が決めたものであろう。だから、今の台湾にはなく、誰も知らない。小島友子もクリストファー・ジョーンズも支配者が与えた名前。支配者と被支配者がある限り、創氏改名は存在することを教えてくれる。全くジャンルの違うこの2作品に共通しているのは、支配者の論理である。
映画と出会う・世界が変わる
2010年4月13日
第9地区
これは最高に面白かった。いろいろと細かいとこが気になる部分はあった。でもそんなのどうでもいいやって思えるぐらい面白かったですし、惹きこまれました。舞台が南アフリカってのがなかなかに良いですね。エイリアンを黒人に替えれば、そのまま、かつての南アフリカのアパルトヘイト政策。主人公のヴィカスの行動っぷりも面白かった。無意識にエイリアンを差別していて、助かるために、エイリアンに協力して、そこで人間がこうむる被害なんて考えてないし、その自分勝手な行動をとる平凡な男の生きざまは観てて好感を感じた。
だらだら無気力ブログ
2010年4月13日
第9地区 超予測不可能な展開で…( ̄O ̄;) ウォッ!
オリジナル脚本、キャストはノーネーム、監督は新人、舞台は南アフリカという、おそろしくB級の香りが漂う映画にもかかわらず、今年のアカデミー賞で4部門にノミネート。のっけから超独創的な切り口で映画に引き込んでいく息をつかせぬストーリー展開、南アフリカを舞台にしたことによってやばいくらいに政治的・差別的で、残虐で残忍でお下品でお下劣で、矛盾だらけで突っ込みどころ満載で…やけどものすごく新しい。次に何が起こるのかまったく予断を許さず、展開が早くて気を抜けない目が離せない!1時間51分の上映時間があっという間。
労組書記長社労士のブログ
2010年4月12日
映画「第9地区」感想と採点 ※ネタバレあります
★★★★ ドキュメンタリー風映像とSFXエイリアンの宇宙人襲来映画かと思いきや、予想は覆された。エイリアンの設定も、予想を裏切る展開も、終始ハンディキャメラのSFX(特にエイリアン)もなかなかの出来。全体の仕上がりは、正に新感覚のSF映画。フィクションなのにリアリティがあって、最後はエイリアンに感情移入し、泣けた人もいたのではないだろうか。グロいし、画質はあまり良くないし、有名俳優も出演していない。しかし、監督のアイデア満載の「生活保護を受けるエイリアンの自立物語」が本作の見所。観て損は無いと思う。続編もイケそう。
ディレクターの目線blog
2010年4月11日
第9地区
序盤は異星人たちの生活ぶりが映し出され、その傍若ぶりがコメディ?と思わせてくれます。作品の描き方がニュースのドキュメントのような感じ、ハンディカメラの臨場感のある映像で、出来事がまるで実在しているかのよう。そして彼らに対して何とも言えない感情が湧きます。監督の描きたかった世界がちゃんと伝わってくるんです。ただのSF作品ではないというのがやさしくすんなり入ってくる。中盤から人間の醜さや傲慢な部分が露わになって…ヴィカスの運命を中心に様々な出来事が色んな意味で考えさせられてしまいます。期待以上の作品で大満足でした!!
ひばなのシネマの天地
2010年4月11日
第9地区 差別や虐殺は誰が行うのか?
南アフリカ上空に飛来した巨大な宇宙船。乗っていたのは疲労した難民。彼らとの共同生活の中で、やがて第九地区はスラク化し、新たな居住地区への強制移住が計画される。この設定が既に、この世界のどこかで起きている実在の出来事の喩えになっている。ヴィカスのキャラクター設定は非常に象徴的。彼は日常では非常に善人であり、むしろ気が弱いマイホームパパ。ところがその彼がエイリアンたちを前にした途端に高圧的な態度で支配者への変貌する。この描写こそが、この映画が社会批判作品としての説得力を発揮していると思う。
映画と出会う・世界が変わる
2010年4月11日
第9地区
★★★★ エイリアンモノとしては見たことがないテイストに引き込まれる秀作。科学力も武力も、個体としての強さも勝っているのに、大人しく難民に…。当然、人間との軋轢は生じますが、南アフリカだけにアパルトヘイトを思い出させる。やけに生活臭が漂うエイリアンたちってのが面白かったり。ネコ缶を手に入れるために自分たちの武器を売り払ったりと、ごつい顔立ちでありながら案外常識人? 解りやすいストーリーとドキュメンタリータッチの映像、むしろ人間らしい脚本に引っ張られてあっという間に時は過ぎます。果たして続編はあるのでしょうか(笑)
LOVE Cinemas 調布
2010年4月11日
第9地区
今までのSF映画と違い、ドキュメンタリータッチのリアルな映像と全く新しい物語が新鮮だ。ヨハネスブルグ上空に飛来した巨大宇宙船は動けなくなり、宇宙人を難民として受け入れる。全く違う文明が交錯すると、当然ながら摩擦が起きる。その衝突の様子をかつての人種差別の見本だった国を舞台に描くのだから、着眼点がすばらしい。特に現地の住民にインタビューをしたり、各登場人物に主人公の人となりを語らせる方法はアイディアの勝利だと思う。アパルトヘイト廃止後の諸外国からの流入者の増加で起きた実情をSF娯楽作品にしている。
とらちゃんのゴロゴロ日記-Blog.ver
2010年4月11日
第9地区 / District 9
★★★★ 単なるパニック系エンタメムービーになってないところがいい。こんな映画なかったと思わせるような独創性あるストーリーは新しい面白さ!ニュース映像や、会社の同僚、一般市民の証言が挟まれ、ドキュメンタリー風の作りがリアル。でもどこかシュールで笑える。彼らは居場所のない難民エイリアン。人間との会話も出来る。何も悪さはしていない、だけど共存するには凶暴すぎる。浮き彫りになってみえてくる人間のエゴ・征服欲・人種差別・国家企業のモラル、、、いちばんツボだったのは、人間の優しい心と同じ感情を持ったエイリアンだったということ。
我想一個人映画美的女人blog
2010年4月10日
第9地区
★★★★★ おもしろかったな〜!一見B級ものって感じだけど、CGも見事、SFアクションも高レベル。脚本がよくできていてストーリーが全て。こんな従順なエイリアンも珍しい。それでも人間にとっては住むところを脅かす邪魔な存在。ロボットやえぐいシーンも盛りだくさんで、[ザ・フライ][トランスフォーマー]などいろんな映画を足した感じ。アパルトヘイトや難民問題などテーマははっきりしていて設定がおもしろい。奥の深さと笑いの加減がいいのかな。主人公の人間とエイリアンの関係は情にくるものがある。その後が知りたくなる。ぜひ続編つくってほしい!
小部屋日記
2010年4月10日
『第9地区』・・・3年後の約束
コイツは参った。本作ではまずエイリアンの設定が斬新。妙に人間臭いのである。人類対エイリアンという図式を通して(借りて)現実社会の様々な問題を風刺しているようにも見えてくる。隔離政策によるスラム化、武装するギャング団、横行する食料の闇取引…。表向きはSFアクションでありながらその奥は相当深く、[アバター]ですらなんだか軽く思えてしまった。ヴィカスと親子との間に交わされた約束。その歳月をかけて親子は必ず戻ってくるだろう。だが、そのときヴィカスにその約束はもう必要ないのかもしれない。そんな気もするのだ。
SOARのパストラーレ♪
2010年4月10日
劇場鑑賞「第9地区」
傑作SFの誕生―!めちゃくちゃ面白かった〜!!! まずはドキュメンタリー風に始まり…社会風刺を織り込みつつ、いつのまにか緊迫感溢れる逃亡劇にシフト。クライマックスはアクション映画と化す、少し変わった作品? 視点やスタイルがコロコロと変わるのでストーリー運びに無駄がなく素晴らしい。気を抜けないし、目が離せないですっ!観ていてハラハラドキドキすること必至。とにかく圧倒されて…泣けた。ヴィカス、あんたはヒーローだっ(涙) 一応、希望あるエンディングなんだけどねぇ。これは今までにないSF作品として、映画史に残るかもしれない。
日々“是”精進!
2010年4月10日
『第9地区』
予想通りにはいかない展開の連続。大筋ではセオリー通りの展開なのに、転換点は全て観客の予想を裏切るというこの脚本の巧さに思わず唸ってしまう映画でした。あえてアメリカではなく南アフリカを舞台にすることで、人間のエイリアンに対する差別をアパルトヘイトとリンクさせることで見せきったこの映画。今年最高の一本に数えられること間違いなし。ギャング団やスラム化するエイリアンたちなど前半に張られた複数の伏線が、後半に奇麗事を並べたフィクション作品に慣れた観客の予想を裏切るかのように回収されていく。異色の衝撃作だと思いました。
めでぃあみっくす
2010年4月10日
[映画『第9地区』を観た]
エビ星人を他の土地に移動させようとするのが、超国家機関MNUの立ち退き依頼責任者のヴィカスの仕事。一軒ごとにひと悶着が起こり、エビ星人の危険さと無邪気さと言う「人間臭さ」が描かれる。…で、とある事件が起こり、人類の代表として活躍していたヴィカスが人類の敵となってしまい、その逃避行で更にこのエビ星人がいる世界の構造があからさまになっていく。後半は徹底的なアクション映画。エビ星人の好物の「猫缶」を介した物々交換も面白いし、「猫缶詐欺」も面白かった。それがリアルに感じられる世界観の構築に感心した。
『甘噛み^^ 天才バカ板!』
2010年4月10日
第9地区
★★★★★ 難民集落に隔離されるエイリアンの姿は、人種隔離政策のアパルトヘイトとダブります。中盤に入ると一人の男の運命が狂い始め、彼は人間とエイリアンの間で揺れ動く事になります。そしてここから、男とエイリアンとの奇妙な関係が始まります。そしてついに…男の背中がとにかく格好良い!ここからはド派手なバトルが展開。最高潮に燃え上がる人間とエイリアンとの友情にも感動しました。今年一番格好良い映画です。エイリアン、グロ、ロボットと、B級の要素満載なのに、アカデミー賞にも名を連ねるほどの深みも持ち合わせています。これはオススメ!
5125年映画の旅
2010年4月1日
映画「第9地区」
とにかく驚きと、最初はもうおかしみ!"エイリアン難民"、それに対する地球人たちの右往左往が、とんでもない事態へと発展していく。従来のSFのカテゴリーからぶっ飛んでいて、ドキュメンタリーの要素なんかも取り込みながら、まことしやかにお話は進んでいくのだが、異形のものに対する偏見や残酷さ、利益追求のためには何でもやっちゃう人間のおバカな習性などを思い切り皮肉って、最後は[E.T.]にも通じる絆の温かさをちらりと見せてくれる。いやはや、新しい感覚やなあ。
今日の素敵さがし
2010年4月1日
「第9地区」 原題(District 9)これぞリアル
これは面白い☆ドキュメンタリー番組を見ているような、ニュース映像とインタビュー映像を交えたつくり。動物の生肉を食す「彼ら」は、キャットフードも大好き。黒人たちが闇取引でキャットフード缶を売りさばいているのが可笑しい。主要な登場人物は、主役のマーウィ。たった一人でこの映画をひっぱっていけるって、すごい!! 心を通わせることになる宇宙人親子。マーウィがなでなでするシーンが印象的。途中から結末を予測できるようになるが、それまではその方向性も見出せない展開に、じっと息をのんで見守るばかり。最後はホロリとさせてくれる。
ノルウェー暮らし・イン・London
2010年3月24日
『第9地区』お薦め映画
★★★★★独創的なストーリーと、リアリティのある映像。ワクワクする展開でアクションシーンも見ごたえあり。風刺は利いているが笑いに嫌みがないスマートな社会派SFドラマ。
心をこめて作曲します♪
2010年3月23日
「第9地区」こんな映画、見たことない!
この映画に出てくるエイリアンは"難民"なのです。こんな扱いのエイリアンは恐らくおらんかったのではないでしょうか?舞台は南アフリカのヨハネスブルグ。ハンディ・カメラを多用し、擬似ドキュメンタリー仕立ての映像。これが、見ている我々に強烈なリアリティを感じさせます。"カルトな低予算SF映画"と言われておりますが、作中出てくる"パワードスーツもどき"なんか下手なSF映画よりも激しく動いておりましたし、その奇抜なストーリーとも相まって、見応え充分に仕上がっていると思います。見終わった後に何とも言えない感覚が残ります。
シネマ親父の“日々是妄言”
2010年3月22日
レザーぢゅう・・ 「第9地区」
ヨハネスブルグという設定はエイリアンに対するアパルトヘイトという意味か。そして、またしてもフェイクドキュメンタリー。どこか愛嬌のあるエイリアンはなぜかキャットフードが大好物で、見かけによらず子供を可愛がり、そして地球人が欲しがる高度な技術を持っている。それを奪うために送られた男はやがてエイリアンと共闘することとなる。新しい視点を持ったSFという点で興味深かった。
シネマ走り書き
2010年3月17日
第9地区
制作費が少ない作品だが、安っぽいシーンなどなく、とてもよく作られていてリアルだ。最近では珍しくない擬似ドキュメンタリー風と手持ちカメラで撮っているのだが、これが巧みに取り入れられ、SF映画に良くある「現実との違和感」が少なくて臨場感たっぷりだった。これだけでは面白いB級作品だけになってしまうところだが、社会風刺も効いていて、映画を観た後にも余韻を残す、深くて面白い仕上がりになっている。独創性あるストーリーテリングで、今年の映画では上位に入るほど大好き。
元レンタルビデオ屋店長の映画感想
2010年3月11日
映画* 第9地区/ District 9
宇宙人到来の定番イメージを見事に覆している映画です。宇宙船がやってくるのが、南アフリカのヨハネスバーグ上空。この監督の意図が、段々と明らかになってくるに連れて、なぜこの場所なのか、なるほど〜と合点がいきます。宇宙船からは一向に何のアクションもない。このエイリアンたちの外見も行動も、人間の目から見ると、気持ち悪くて不細工。この映画では、差別について、じっくりと考えさせられることになります。戦闘場面をはじめ、かなりキツイ画面描写とともに、そこで描かれる人類の姿に強く気持ちがかき乱され、考えさせられる映画です。
有閑マダムは何を観ているのか
2010年3月5日
映画:第9地区 District 9 あまりに桁外れの「異様さ」に目が釘付け!
数あるSFの中でも、桁外れの「異様さ」 宇宙から飛来した宇宙船が、あてもないまま停泊。最大のインパクトはその場所、ヨハネスブルグ!よりによって、アパルトヘイトの国に!しかも、その時代に物語をあえて設定(笑) エイリアンたちがスラムに住み、ゴミあさりしてる姿が写るだけで、なぜかドキドキしてしまう。このアイロニカルな設定に、もう「唖然」 しかも、このインパクトから抜け出させないぞと言わんばかりにストーリーが展開。批評することを否定されているかのように、この筆力に圧倒されたまま、映画は終了した。余韻を残しながら..。
日々 是 変化ナリ
2010年1月11日
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