はやぶさ/HAYABUSA:作品を観た感想(22)

そこに自己犠牲を見る 『はやぶさ/HAYABUSA』
★★★★ 今作は、実話を忠実に映画化しています。ポイントになるのは架空の人物である水沢恵(竹内結子)ですね。彼女を案内役のように機能させることで、専門用語が飛び交う現場を分かり易くしています。また、彼女のドラマを随所に挟むことで、映画的な起承転結が加えられています。「はやぶさ」の偉業をわかりやすく知ることが出来るし、最後に役目を終えて燃え尽きる実際映像は涙が出てきます。140分の長さも特別感じない。生瀬勝久演じたはやぶさファンがいい味を出していました。強烈な作家性は求められていない本作で、堤作品らしさが光る部分ですね。
映画部族 a tribe called movie
2012年7月16日

映画「はやぶさ/HAYABUSA 」批評 60億キロの冒険(* ̄ー ̄*)
★★★ なかなか勉強になったこの映画 豪華キャストっすよ人間ドラマに焦点を当てた映画で、開発内部に踏み込んで人々の思いを感動的に伝えています ちょっと話が難しく分からなくなってきたら…映画内で、主人公水沢恵(竹内結子)が、漫画を描いて分かりやすく説明してくれます 宇宙に興味のある子供にもおすすめの映画です
ジョニー・タピア・Cinemas
2012年3月23日

『はやぶさ/HAYABUSA』 あなたも必見かもしれない
映画の焦点は現場を撮影できない宇宙での出来事だ。<はやぶさ>が注目されたのは、宇宙を航海した小惑星探査機が7年後に故郷の地球に帰ってくるという雄大さとロマンにある。映画が人間ドラマにこだわりすぎたら、不満を覚える観客もいるだろう。その点、堤幸彦監督は、さすがに手加減の仕方を心得ている。肩に力のこもった人間ドラマにはせず、当時の様子を淡々と再現することに務めている。その淡白さがリアリティをもたらし、あたかも宇宙科学研究所に同席しているような臨場感を与えている。大人こそ必見のドラマである。
映画のブログ
2011年10月14日

映画:「はやぶさ/HAYABUSA」♪。
新たな技術開発、世界初の偉業達成、そして成功☆経済的、技術的、世界的地位的の向上に拍手!だが、そこには多くの生身の人間達、「命ある者達」の「願い」と「想い」が存在する事をしっかり心に留めておこう。そして「僕は、ここにいるよ」と頑張った"はやぶさ"君は、「人々の想い」をしっかり受け止めてくれていたと信じたい。ラストミッションを達成した"はやぶさ"君に、プロジェクトマネージャーが「ありがとう」の気持ちを込めてあげた時、きっと"はやぶさ"君は幸せだったと信じたい☆。次回、次々回作の公開も楽しみ。
☆みぃみの日々徒然日記☆
2011年10月12日

はやぶさ/HAYABUSA
★★★ 気の遠くなるような旅を終えて「はやぶさ」は地球に帰還し、サンプル入りのカプセルを分離投下すると、本体は大気圏で燃え尽きる。機械を擬人化して感動するなどバカバカしいと言うなかれ。劇中プロジェクトリーターの川渕幸一がいうセリフを聞いて涙腺決壊だった。7年間の過程を観てきたら、たとえ映画のみの体験だったとしても万感胸に迫る想いがあるはずなのだ。プロジェクトを通してスタッフは決して諦めない強い心のありようを見せてくれた。その心に触れた水沢恵のサイドストーリーは、より身近な存在として私たちの心に響くだろう。
LOVE Cinemas 調布
2011年10月12日

「はやぶさ/HAYABUSA」 はやぶさくん
プロジェクトメンバーへももちろんですが、少なからず擬人化された「はやぶさくん」へのエールというものがあったと思います。本作では「はやぶさ」の擬人化をそのままストレートに作品に取り入れています。観客ははやぶさくんと一緒に旅を送っているような気持ちになれる。架空のキャラクターである水沢の導入により、プロジェクトメンバー内にも観客側の目線を入れることを行っています。彼らプロジェクトメンバーとはやぶさくんは困難にあって挫けずプロジェクトを成功させます。その中に自分もいっしょにあるような感覚になれたのではないかと思います。僕はけっこうこのあたりでツボを刺激されまくって、泣きまくりでした。
はらやんの映画徒然草
2011年10月10日

映画『はやぶさ/HAYABUSA』| 先人たちの努力に敬意を払った良作。
結論からいうと大満足です。あまり「はやぶさ」スタッフに焦点を当てすぎても観客は不満を持つでしょうし、本当に難しい仕事だったと思います。しかし、結果的に「はやぶさ」はとても自然なかたちで喋りますし、はやぶさに携わったスタッフの方々のみならず、日本のロケット開発の父と言われる糸川博士をはじめとした宇宙開発の火をともし続けてきた先人たちに、栄光を帰すつくりとなっていたことにとても好感を持ちました。始めから終わりまで、まったく退屈せずに観ることができたこの映画、泣けて笑えて、しかも勉強にもなるというお得さです。
23:30の雑記帳
2011年10月10日

娯楽媒体を通して観せる事の難しさ。『はやぶさ/HAYABUSA』
★★★ とりたてて面白いわけでも感動的なわけでもなく、「はやぶさ」を打ち上げてから帰還するまでの過程と、過去の成果と歴史を知っただけで、ふーん…といった感じで映画は終了。この映画の主人公は「はやぶさ」ではなく「はやぶさ」に携わった人たち。この程度だったらテレビ番組でも十分出来ちゃうんじゃないの?実話をベースとした映画の多くは事実を淡々と再現して見せているだけで、面白みを感じる事がなかなか出来ないのですが、残念ながら今回の映画もその部類の作品。娯楽媒体を通して観客に観せる事がいかに難しいか…という事でしょうね。
水曜日のシネマ日記
2011年10月9日

はやぶさ/HAYABUSA
★★★ 恵は一種のオーバードクターで宇宙地学が専攻だったっけ。カネにならない学問なので古本屋でバイトしている。先生(西田)と巡り合ってお手伝いというか、補佐、広報みたいなことするんだけれど、結構というか肝心なところで活躍してくれる。分からなかったのは惑星イトカワだけ単色というか白黒。70年代に火星に着陸したアメリカの探査船はカラーの写真を送ってきたが、今時なぜかなあ、という素朴な疑問。実のところ、サンプルリターンは成功だったのかよく分からないと思う。電子顕微鏡で分かった程度のサンプルで「成功」と言えるのかどうか。
佐藤秀の徒然幻視録
2011年10月6日

はやぶさ/HAYABUSA
★★★★ はやぶさ初心者には親切な組み立てになっていてわかり易かった。ここに出てくる技術者ならびに研究者たちの執念と知恵が、世界で初めて月以外の小惑星からサンプルを地球に持ち帰ることに成功させたのだ。竹内結子がなりふり構わないスタイルで学者を目指す水沢恵という女性を好演。度重なる故障を繰り返しもうダメかもしれないと何度も落胆しながら、そんな中でアイデアを出し合い思考錯誤。嘆く水沢に、カメラチームリーダーの坂上がいうセリフが印象的だった。JAXA(宇宙航空研究開発機構)の方々の知恵と勇気と執念に敬服しました。
やっぱり最終的には自分じゃないの
2011年10月5日

はやぶさ/HAYABUSA ほんとよく帰ってきてくれたよ〜!感動再び。
架空の人物である水沢恵という女性の視線を主体にして、フィクションとノンフィクションを巧妙に仕組んで、無暗に専門的にならずに、無駄に冗長にならずに意味もないお涙頂戴はうまく避け、子どもでも大人でもちゃんと楽しめるエンターテイメントをしっかり演出。見終わったあとに爽快な気持ちを残してくれる。こんなに上手に創ってある映画だとは思っていなかったので、正直すごく気に入った!ドラマ性をうまく織り込んでこそ映画だし、そこが演出の技、リアリティはかなり追求しつつ、上手にエッセンスが散りばめられているのが高評価。
労組書記長社労士のブログ
2011年10月5日

はやぶさ/HAYABUSA
★★★ 主に竹内結子が演じる水沢恵という架空の人物の視点で進んでいく。7年という年月で起きたトラブルや問題とそれに立ち向かっていく関係者達の苦悩が分かり易く描かれていた。一般市民がネットでニュースを見ながら心配するっていう演出が[電車男]っぽい演出だなと感じたけれど、淡々としがちなドラマにアクセントがあって最後まで飽きずに観られたのは良かった。ただ一番の感動シーンである<はやぶさ>の帰還シーンが思ってたよりは盛り上がりに欠けた感じがして、その分感動の度合いが薄くなった感が。ま、それでも充分満足できる内容でした。
だらだら無気力ブログ!
2011年10月3日

映画「はやぶさ/HAYABUSA」感想
物語の範囲が実に8年もの長きに渡る上、「はやぶさ」のエピソードのみならず主人公・水沢恵や「はやぶさ」関係者達の人間ドラマまで展開されるため、物語の展開が早く説明もさっさと過ぎ去ってしまうという印象が強かったんですよね。140分の中にあまりにも大量の情報を詰め込み過ぎなのではないか、というのが率直な感想。物語の展開は「はやぶさ」に関する説明も含めとにかく地味なので、ハリウッド映画のような作品が好みという人にはあまりオススメできる映画ではないですね。あくまでも「はやぶさ」ファンのための作品、といったところでしょうか。
タナウツネット雑記ブログ
2011年10月3日

『はやぶさ/HAYABUSA』・・・“みんな、ただいま”
メインスタッフ中唯一個人モデルが存在しないキャラ、水沢恵がなかなかよかった。リアルさを追求すればするほどよくできた再現ドラマになってしまいそうな作品である。やはりこういうキャラがいるだけで雰囲気ががらりと変わるというもの。そもそも竹内結子がウマイんだよね。"はやぶさ君"が懸命に発し続ける電波を劇中では"水沢恵"のセリフに置き換える。7週間に渡ったロスト期間中、回転が止まらない彼の孤独感が伝わる地味ながら屈指の名シーンとみた。メインスタッフの徹底したコピーにこだわったことでフィクション性を排除し淡々と描いたことは好印象だ。
SOARのパストラーレ♪
2011年10月2日

映画 はやぶさ
映画化されると聞いて、第一弾のこの映画の公開を心待ちにしていたのは言うまでもありません。水沢恵(竹内結子さん)のオタクキャラが、なんか憎めなくて。解りにくい言葉も、水沢恵が広報担当者としてだんだん解りやすく伝えていこうとするのが観ている中でも感じられて、最後まですっと入ってくる映画でした。140分という大作ですが、長さはあまり感じません。感動場面はいろいろあるのですが、やはり、最後のシーンは泣ける…。今回のバージョンは多少、フィクション的な要素が入っていますが解りやすく、興味を持たせる演出ということでヨシデスね。
三十路女の奮闘記 〜キャラ顔ウーマン〜
2011年10月2日

夢ある宇宙。【映画】はやぶさ/HAYABUSA
やっぱり宇宙にはロマンがあって良いですね!!「はやぶさ」のことはあまり知らなかったのだけど、この映画では簡単にいろいろ説明してくれるので楽しかった。子供も大人もワクワクできると思います。成果がいまいちピンと来なかったけど^^; 個人的には微妙なドラマパートを減らしてもっとドキュメンタリーにしてくれても良かったかな。無駄に泣かせようとする人間ドラマは邪魔。ただ、理系女子とか理系研究者をあまりにも変に(偏見的!?)に描き過ぎだよ、これw やりすぎだと思った。人間ドラマ関連は置いておいて、はやぶさ君には感動しちゃいました♪
B級生活 ゲームやら映画やらD-POPやら
2011年10月2日

はやぶさ/HAYABUSA
★★★★ 一時は通信が途絶えて行方不明になったり、帰還が絶望的になったり様々な困難があったけれど、やっと地球に帰ってきてカプセルを切り離した後、大気圏に突入して燃え尽きるシーンはいままでのことが浮んできて泣けました…。決してハデじゃないけど、製作側のプロジェクトチームへの敬意と作品へのこだわりと愛情を感じられたし、140分の長さも感じさせなくて最後まで見入ってしまいました。堤監督ならハズレないなと思ってたので観て良かった!西田敏行さんのアドリブだろうと思われるセリフがツボ。ハマちゃ〜ん(笑)。
新・映画鑑賞☆日記・・・
2011年10月1日

はやぶさ/HAYABUSA
★★★★ "ミッションスタート〜困難に直面〜乗り越えて帰還"の流れはまったりモード…淡白。予算が少ない問題にも重要性を感じず。魅力的なキャラクターが揃っているものの,中身は手堅く王道のサクセスストーリーでしかなかった。そこの満足度は低い。が,長期間に及ぶ先が見えない研究ゆえに,見届けられない無念と,それぞれの喪失感を背景に置いて,だからこその歩き続ける意義を伝えて夢に繋げるメッセージが映画全体に行き届いていて気に入った。なにより主人公,水沢恵の存在が好き。観る側に近い彼女の今を生きる行動が前向きで嬉しい。
Akira's VOICE
2011年10月1日

映画『はやぶさ/HAYABUSA』
シロウトの人たちにわかりやすくドラマチックに、ちょこっとフィクションのストーリーなど加えて見やすく面白くなってます。打ち上げのシーンですでにウルッとしてしまい、 はやぶさと通信復活したときにはもう胸が熱くなってしまいました。こんなに泣いちゃう作品だとは思ってなくて、堤幸彦監督の上手さにまんまとやられちゃいました。予想以上に面白かったです!キャストも豪華!!演技派の方々がそろっていらっしゃいました。みどころたくさんありましたよ^^ 宇宙への興味もわいてきます。来年の公開作品を見ようかどうしようか迷いますね。
よくばりアンテナ
2011年10月1日

「はやぶさ/HAYABUSA」 お帰り?!!
人物は架空でも映画で描かれていることは、実際に起こっていたということで、これを見ますと本当に「日本の科学力は凄い!」って思いに胸が熱くなりました。遥か遠い宇宙空間で「ロスト」寸前の状態に追い込まれながらも満身創痍の機体で地球に辿り着き、燃え尽きた"はやぶさ"。映画でもその感動がスクリーンに存分に甦ってきます。誰ということなく呟く「お帰り!」という言葉が、とても優しく熱く胸に響きます。クライマックスは本当に感動シーンなのですが、そこまでに至る経過は比較的淡々と事実が描かれていて、その辺りの描写には観ていて好感が持てました。
シネマ親父の“日々是妄言”
2011年9月22日

はやぶさ/HAYABUSA
主人公自体が完全に架空の人だった様で、基本は事実に基づいているものの、脚色の入ったドラマとなっていました。とは言うものの、はやぶさの行程自体は事実で、実写も交えながらの紹介や、開発にまつわるいろいろなエピソードも非常に興味深い内容でした。JAXAの宇宙科学研究所の紹介的な面も兼ねて、予算取り、科学者の待遇面の厳しさ、科学技術に対する理解を促そうと言う側面も見え隠れしてた様な…。プロジェクトの内容はもとより、ドラマとしての面でも非常に感動させられるいい映画でしたので、ぜひ劇場でご覧になってください。
シネマクマヤコン
2011年9月19日

はやぶさ/HAYABUSA
それにしても、最後は根性あるのみなのですね。故障が起き、とうとう通信が途絶えた時でさえ、何カ月も諦めずに交信を続けて探したスタッフたちには頭が下がります。そうして諦めないことが未来へ希望を繋げる唯一の手段なのだなと改めて思い知らされました。そして、とうとうその努力が実った時には、思わず拍手しそうになってしまいました。いろいろ詳しい解説があるので、はやぶさの入門編としては最適な作品かも。これからいろいろはやぶさの映画が登場しそうですけど、どれも観ていきたいなと思った1本です。
とりあえず、コメントです
2011年9月16日


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