極道の妻たち:作品を観た感想(1)
『極道の妻たち』(1986)
「わては、極道と一緒になったんと違うんや。惚れた男が、たまたま極道やっただけの話や」 いわゆる極妻である。上記のセリフはあまりにも有名だ。東映といえば、時代劇から任侠もの、そして実録路線へと、アプローチの仕方こそ違え、そこに描き出されていたのは、紛れもなく、男の生き方であった。しかし1980年代に入り、女性の社会進出や権利意識の向上、世の中の総中流感覚や経済の低成長などを背景に、映画の世界もソフト路線を余儀なくされていく。
おおさか映画探検/大阪発関西のロ...
2005年3月15日
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