東京家族:作品を観た感想(21)

東京家族
小津作品よりももっとぐぐーっと迫ってきた。いいものを、観た。
映画に耽溺
2014年11月25日

映画『東京家族』感想。これはヒジョーに厳しかった。
ババアを狙った映画作りをしているのがうかがわれる。山田の『東京家族』は、小津の『東京物語』がいかに名作だったかを、あらためて実感させてくれるための捨て石としてつくられたのでは、と思いたくなってくる。
boovie blog
2013年4月25日

【東京家族】家族って面倒くさいけど…
私にとっては、もの凄く身につまされる映画だった。可笑しいと思うシーンもいくつかはあったけれども、だいたいの部分に置いて、私の感想は「身につまされる…」だった。この映画は、年齢や親や子との関わりなど、現在の自分の家庭状況によって感想が全く違う映画なのだろう。予告で何度も見た妻夫木くんの泣きのシーン。やっぱりこの人の泣き演技には貰い泣きしてしまう…。昌次の彼女、紀子の蒼井優ちゃん。自然な演技が素敵です。私にとっては、とても、清々しい気持ちで劇場を後にできる作品ではなかった。
映画@見取り八段
2013年3月12日

東京家族
★★★ 『東京物語』の表面的なシチュエーションを現代的なものに置き換えているだけで、内容的には余り現代のものになっていないのではないかという感じがします。一番違和感を覚えるのは、家族問題に焦点を当てるとしながらも、登場するどの家族にも目新しい問題が何も起きていないことです。『東京家族』では、冒頭の短い間に、家族を構成する各々の人物の感じを素早くスピーディに観客に把握できるよう、大層巧みに構成されているように思われます。
映画的・絵画的・音楽的
2013年2月24日

東京家族
小津監督の「東京物語」のアナザーストーリーのようなおもむきに久々に映画で感動できました。現代の家族への警鐘でもなければ当てつけでもない、この巧みなメッセージに感動しました。
えんためのぼやき
2013年2月24日

東京家族
★★★★ 被災地ボランティアで知り合った昌次(妻夫木聡)と紀子(蒼井優)に、これからの日本の行く末を託すような眼差し、若者の未来への希望が印象深い。朗らかに互いを労りながら暮らす老夫婦の命を丁寧に描写。橋爪功さんが絶品であった。近寄りがたい頑固さと、温和な心を同居させた人物像は、観ていて自然と思いやる気持ちにさせる存在感。宿無しになって、妻と別の日を過ごすことにした両者の2つのドラマが面白い。観賞後に心が落ち着く慈愛の広がりは心地良かった。
Akira's VOICE
2013年2月4日

「東京家族」
★★★★ 山田洋次監督、うまく現代に当てはめてシナリオを再構成している。息子の気立ての優しい恋人を両親が気に入った事から、両者が和解して行く、というエピソードが、山田監督らしい丁寧な描写で心を和ませ、感動的である。家族はバラバラになって行くものだという小津の無常観に対し、山田監督はそれでも、家族の絆、人間同士の繋がりはまだ信じたい、という思いがあるのだろう。ラストのシークェンスは、さすが力が入っている。泣かせられてしまった。本当に感動し、まだ小津の「東京物語」を未見であるなら、あるいは昔観たけれど忘れかけているなら、是非とも「東京物語」を観て欲しい。
お楽しみはココからだ〜映画をもっ...
2013年2月3日

東京家族
丁寧な台詞回しの中で紡がれる家族の姿に、様々な想いが横切りながらも、心がほっとするような物語でした。家族というものを考えさせられて、とても切なくなる物語でした。役者さんも揃っていて、観ていて本当の家族のように感じました。特に女優陣が素敵です。若い人にも観て欲しいなと思うのと同時に、今日観た皆様はどんなことを思うのだろうなあと、ちょっと気になってしまった1本です。
とりあえず、コメントです
2013年2月2日

映画「東京家族」しみじみ家族を想う
★★★★ かなり良かったと思う、ここに描かれた日本人の風景は誰もが否定しないだろう、家族を大切に思いながらも、故郷と都会の隔たりがそのままお互いの気持ちを微妙にすれ違わせていくように。好きなことをして30代を迎えた末っ子妻夫木聡が演じた昌次を見て、どう感じるかでその人の考え方が分かる気がする。
soramove
2013年2月1日

東京家族
「東京家族」は小津作品よりももっとぐぐーっと迫ってきた。「頭」じゃなくて「気持ち」で観させられた。いいものを、観た。
LIFE ‘O’ THE PARTY
2013年1月31日

東京家族
★★★ 所々に寅さんの雰囲気を散りばめることも忘れなかったね。 本作品はリメイクではなくあくまでもオマージュである。そして予告編で強調していた「お母さんの死」が訪れる。そこから急にスピードアップしてゆくのだが、ここがこの作品最大の見せ場となるのである。個性的で芸達者な俳優は、それぞれの役柄にハマり切っていたし、孫たちも、まさに今どきの子供そのものという感があり、演出もなかなか素晴らしいと思った。なんとなく昔の昭和の臭いがプンプンと漂ってくるところに、この映画の限界を感じてしまった。だからまだ独身の若者たちが、この映画を観ても退屈感だけが残るかもしれない。
ケントのたそがれ劇場
2013年1月29日

映画「東京家族」感想
ストーリー自体も、手に汗握るスリリングな展開があるというわけでもなく、一応大きな事件は起きるものの、全体的にはそれすらも含めて淡々とした展開が続いていきます。PG−12&R−15系な描写は何もないにもかかわらず、内容的には議論の余地なく大人向けの作品以外の何物でもないですね。今回個人的に注目していたのは、やはり何と言っても平山周吉の平山昌次を巡るやり取りですね。アクション映画やVFX作品のごとき派手な演出も、ミステリー的な頭脳戦も皆無な作品なので、観る人をかなり選びそうな作品ではあります。
タナウツネット雑記ブログ
2013年1月24日

東京家族 : 至極のホームドラマ (つД`σ。゚.o。感動。o.゚。
★★★★★ 本作は思っていた以上に素晴らしい作品で足を運んだ甲斐がありました。長く連れ添ってきた家族との別れ、新しい家族との出会い、146分の上映時間の間に誰もが経験する人生の大きなイベントが詰め込まれた家族ドラマの逸品、それが本作を観て最初に思ったことです。演者の中で光っていたのは、妻夫木聡と蒼井優。私的に特に嬉しかったのが、「「男はつらいよ」シリーズの面影が強く感じられたこと。ホームドラマの逸品といえる映画です。日本の原風景、世界共通の家族愛、この二つに酔いしれることができる素晴らしい作品です。
こんな映画観たよ!-あらすじと感想-
2013年1月24日

身につまされる想い。『東京家族』
★★★★ 今回のこの映画を観て身につまされる想いがしました。そんな私はこの映画を観ながら、見た目は弱弱しくも強い心を持った劇中の老夫婦の姿に自分の両親を見せられているかのように感じて、人目も憚らずオイオイと号泣してしまったのでした。
水曜日のシネマ日記
2013年1月23日

『東京家族』 『東京物語』とこんなに違う
山田洋次監督の『東京家族』は、小津安二郎監督の代表作『東京物語』をモチーフにしている。本作は家族の物語でありながら、家族が頼りにならないのなら、地域社会の繋がりを深めようと呼びかけているのだ。
映画のブログ
2013年1月22日

東京家族・・・・・評価額1700円
★★★★ キーになるのは、妻夫木聡と蒼井優が演じる昌次と紀子のカップルだ。本作は単体でも楽しめるが、「東京物語」と合わせて観ると、より深みを増す構造となっている。日本の縮図としての一つの家族の物語である以上、少なくとも周吉と昌次が直接向き合う描写は必要だった様に思うのだが。
ノラネコの呑んで観るシネマ
2013年1月21日

東京家族。    2013年の邦画ベストワンかな
登場人物の名前や美容院の名称もほぼ同じという設定でありながら、見事に今の日本の閉塞感を表現している。震災と原発事故、地方と都会の格差や低成長社会に入ったひずみまでもテーマになっている。笑いもあるし、涙を誘う展開になっている。2時間26分の上映時間に無駄なシーンはない。犬といっしょに畑仕事に行ったり、女の子が犬の散歩をしているシーンがとてもいい。
とらちゃんのゴロゴロ日記-Blog.ver
2013年1月19日

東京家族〜様々な左右対称
★★★★★ 小津作品に特徴的な左右対称のシーンは映像でも発見できる。山田監督も「おとうと」でも蒼井優を使っており、役柄だけでなく女優としても好意を受けているようで、かなり監督の思い入れのあるシーンで使われているようだ。他に次女滋子役の中嶋朋子が良かった。特に涙を流すシーンは。
佐藤秀の徒然幻視録
2013年1月19日

東京家族
発展性はないけど、どこにでもある家族の話で共感性は高い。が、わざわざ映画にするほどの話でないとも言える。尺も2時間半近くて正直言って飽きた。しかしながら、良かったと感じた人の方がはるかに多かったようだ。
あーうぃ だにぇっと
2013年1月12日

『東京家族』 (2012) / 日本
★★★ やりたい放題だった昌次が、図らずもとみこにすることとなった親孝行のエピソード。本作のポイントとなる部分だろう。多くの観客はここで共感を得られる部分。
Nice One!! @goo
2012年12月28日

映画・東京家族(試写会)
震災や不況など、閉塞感に先の見えなくなっている日本人に、また新しい家族を作って新しい日本を作っていこう、とエールを送る映画なのでしょう。とみこが倒れるまでの家族の風景は丁寧に描かれ過ぎているように感じられました。
読書と映画とガーデニング
2012年12月24日


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