あのこは貴族:作品を観た感想(2)
『あのこは貴族』をヒューマントラストシネマ有楽町1で観て、
★★★違った階層の二人を出会わせて、それぞれの閉塞感を描きながら、それぞれの持ち場でいい方向に作用する脚本が珍しい。門脇麦はペットの子猫みたい。そして水原希子は自らハントを行う豹のよう。どちらも猫科なのに生き方が違う。
ふじき78の死屍累々映画日記・第二章
2021年3月22日
あのこは貴族・・・・・評価額1700円
★★★★ 基本的に女性の生き方に関する作品で、どんな階層にあっても女性の方がより大きな生き辛さを抱えているあたりはよく描かれている。本作で強く印象に残るのが、さまざまな葛藤のある人生を包み込む、東京という大都会の持つ包容力。この映画に描かれる東京の情景は極めて有機的で、ある意味でもう一つの主役と言ってもいい。華子だけじゃなく、美紀をはじめ主要登場人物それぞれに、ちゃんとソリューションが用意されているのもいい。
ノラネコの呑んで観るシネマ
2021年3月9日
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