千と千尋の神隠し:作品を観た感想(4)
『千と千尋の神隠し』2001年日本
何度も観ている作品ですが何度観ても愉しめますねー。この作品の持つ独特の世界観、唯一無二の世界観が大好きです。どこか懐かしいと感じるノスタルジックな街も良いですね。そして、個性豊かでユニークなキャラクターも堪らないですねー。音楽もぴったりはまっているし、言うことなしです。面白い!。
じゅうのblog
2022年7月26日
千と千尋の神隠し(2001)
★★★★★ 白竜は実は千尋が小さい時落ちたことがある琥珀川だった。水の中に筋肉の発達した少年のような腕が伸びるシーンが一瞬挿入される。少年は生きていた頃のハクで溺れかけた千尋を助けたのだろう。2人が手を取り合ってスカイダイビングするようなシーンはその隠喩。しかし、千尋を助けた引き換えに少年は溺れ死んだようだ。水が消えた異界と現実界の境界まで辿り着くと、「私はこの先には行けない」とハクが言うのはその証左だろう。ラストは浦島太郎のような結末だが、実は千尋の遠い記憶の奥底にあった自分の身代りで死んだ少年の記憶喚起の物語だろう。
佐藤秀の徒然幻視録
2011年1月11日
【千と千尋の神隠し】カオナシ・その存在の意味
カオナシと夜の電車に乗るシーン。人けのない車内、窓に映る影、流れていく電柱。子供の頃どこかで見た風景を感じる。派手な「油屋」の存在感。ああ言うのって子供の頃の夢に出てくる建物みたい。千尋が段々と成長していくたくましさ。神々の住まう国を描いていく宮崎ワールドは今回も健在でトトロに通じる物を感じました。名前を奪われた千尋と顔のないカオナシ。名前のない者は存在がない。顔のない者は存在を認められていない。どっちも寂しい者同士。この映画は、そういう物が自分を取り戻す作品でもあると思うのです。
映画@見取り八段
2009年9月7日
「千と千尋の神隠し」 (2001)
この映画は現代っ子が妖怪?の世界にまげれこんだはいいけど人間世界と変わってないじゃん、だから基本的には普通の迷子話だよね、ってとこでしょうか。 デフォルメされた現代社会を“はじめてのおつかい”する少女の話。で、この映画がいいと思うところはそのデフォルメ(メタファー)が実によく出来ている。キャラクターも、世界設定も。
とりあえず生態学
2005年12月1日
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