スタンドアップ:作品を観た感想(3)
[ スタンドアップ ]今、そこにある勇気
モンスターでは10キロ以上の体重増加を行い醜女メイクで実在のアイリーン役を熱演したシャーリーズ・セロンが、本作でも主人公のジョージーをまさしく体当たりの演技でこなす。 勇気を振り絞って、困難に立ち向かって姿を見ると、立ち止まっている人たちは自分の姿を恥ずかしく思い、勇気ある行動に心を動かされるのだ。 本作は、女性のためだけの映画ではない。 勇気を見せるべき状況に直面している僕たち・私たちへの応援メッセージ、まさに「スタンドアップ」なのだ。
アロハ坊主の日がな一日
2006年7月8日
「スタンドアップ」〜シャーリーズ・セロンの魅力再認識
セロンを除く女性労働者はほとんど、男のような体格をしていて、セクハラをものともしない強者。 セロンも泥だらけになるが、美しいことを隠せない。 でも懸命に演じている。 オスカー女優の意地のようなものを垣間見た思いがした。 セロンは「私が15歳の時、母は夫の暴力に耐えかねて父を銃殺した。でも情状が考慮され、無罪になった」という生い立ちの秘密を自ら告白したという。「スタンドアップ」では、暴力にさいなまれる似た状況の女性を演じたが、胸中はいかばかりだったろうか。
万歳!映画パラダイス〜京都ほろ酔い日記
2006年1月25日
「スタンドアップ」素顔のままで
映画はていねいに主人公の心の内面に焦点をあて、差別だけでない、人間として生きることの苦難さも見せ、映画の完成度は高く胸を熱くするシーンもあり文句はない。 ただ、美しすぎないだろうか、悪と善、強者と弱者の対比があまりに鮮明で、普通に暮らしていくって、そんなに単純じゃないだろうとそのあたりが引っかかって、どうしてもズシンと響いてこないのだ。
soramove
2006年1月19日
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