ザ・コーヴ:作品を観た感想(6)

真っ赤な入江 「ザ・コーヴ」
どちらの肩入れをするつもりもない。だが客観的な映画だとは言える。 動物愛護団体によるアピール映画ではない。 文化摩擦うんぬんや説教臭さもまったくない。映画を作っている側はひたすらイルカが殺されている証拠映像を押さえようとしているだけなのだ。これまで普通にやってきたことを突如目くじらを立てて、 正義をふりかざしてやめさせられたら、 それは腹も立つだろう。ビジネスにもかかわることだろう。しかし隠して行うビジネスを犯罪と呼ぶのであり、この機会に見直してサスティーナブルなビジネスにするという選択もあるはずだ。
シネマ走り書き
2010年12月31日

「ザ・コーヴ」
★★★ 動物愛護、環境保護運動そのものは、とてもいい事である。リック・オバリーはとても純粋な人なのだろう。…だが、行き過ぎるとシー・シェパードのように、"目的の為には過激な行為、違法行為もやむなし"という狂信的な方向に走ってしまう。そういう独りよがりの、動物愛護精神に酔って、自分たちだけが正義だ、という独善性には共感出来ない。…しかし映画としては面白い。まあ、ドキュメンタリーのあり方についていろいろ考えさせてくれた点では観るだけの値打ちはあった。採点は、あくまでエンタティンメント性のみの評価である。
お楽しみはココからだ
2010年8月22日

「ザ・コーヴ」 まずは映画を見ないと何も語れないハズ
★★★ この映画にアカデミー賞の長編ドキュメンタリー賞が与えられたなんて、ちょっとガッカリだ。内容がイルカ漁をしている一部の漁師への悪意に満ちた内容というのはすぐに理解できる。その意味でこれはドキュメンタリーとは言えない。あまりに結論に導きすぎているからだ。ただ海面をイルカの血が真っ赤に染めていたのはそれは紛れもない事実で、夥しい数のイルカがモリで殺されている。この映画の出来の悪さに単純に「見るべきところが無い」と言うだけで無く、世界の別の場所ではこの漁にどんな視線が注がれているのかも考えることは必要かもしれない。
soramove
2010年8月18日

ザ・コーヴ
★★★ 題材自体が賛否両論になるもの、そのテーマで作られる作品も賛否両論になる。映画として強い主張を持っている作品というのは意外と興味深い作品が多い。ただ主張すればいいというのはただのバカ作品。この作品、主張はしているのだが、豚・牛がダメでイルカがダメな理由が提示されていないことが説得力に欠けるし、リック・オバリーを含めイルカ漁反対派の意見しか述べられていないというのも作品の構成としてイマイチ。自分たちの主張が絶対的に"正"で、相手側を演出で完全な"悪"と描いている。ただ構成はイマイチだが演出は映画として良くできている。
Memoirs_of_dai
2010年7月10日

『ザ・コーヴ』
自分の間違いを一切認めない狂信者リック・オバリーのプロパガンダ映画です。日本人から見ると、何かと今まで自分が知らなかった新事実をあれこれ教えてくれるドキュメンタリー映画としては非常にレベルが低い。イルカ漁が残酷な形で行われていることは確かに恐ろしいことです。でもこの映画ではイルカ漁を残酷でない形にできないかという議論が一切されていないところを見ても、製作者たちが狂信者リック・オバリーと一緒に犯罪集団化しながら「イルカ漁をやめさせろ!」と一方的に自分たちの意見を吠えているだけの映画にしか見えないんですよね。
めでぃあみっくす
2010年7月5日

ザ・コーヴ
最初からインチキ臭い。わざわざフリーダイビング潜水時間の記録保持者を雇ったり、飛行船カメラを使ったり、高級ホテルを常宿にして装備を整えたり、かなりの額がスポンサーから出ていることは想像できる。そして、彼らはハイテク機材を使うことそのものをわくわく感いっぱいに楽しんでいる。北朝鮮と違って間違っても殺されたり、拷問されることはないのだから、そりゃ楽しみたくはなるわな。これは高いカネをかけた戦争ゲームの亜種の特殊部隊ごっこ。彼らの言動から見ると、彼らは太地町の漁業関係者をイルカ以下の存在としか見ていないことが読み取れる。
佐藤秀の徒然幻視録
2010年7月5日


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