つぐみ:作品を観た感想(1)
11/21 つぐみ(’90)〜追悼・市川準監督〜
当時の牧瀬里穂が、エキセントリックでわがままでかなり皮肉屋、繊細さも秘めた多感で扱いにくいヒロインにはまり役。彼女に振り回されつつ、そういうどこか軌道のずれた一途さを見守る周囲の人々が、その姿に感じる切なさ、のような感情。やはり市川作品的に、多くを登場人物に語らせる訳ではない…。ブレイク前だった真田広之も、何処か流れ人風で、つぐみが無骨に投げかけた想い、感性を受け止めていく、淡々とした風貌。
KYOKO
2008年11月21日
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