ジョンとメリー:作品を観た感想(1)
夕食は魚ね・・ 「ジョンとメリー」
悲恋物語のようなDVDジャケではあるが、 むしろ正反対。 ありふれた日常のNYローカルな物語で。40年以上経っても決して古くなっていない感覚に驚かされる。 ドラマの大半はジョンの部屋で進行し、 お互いの回想シーンが交互に入る。 二人は、 再び傷つくのを恐れてストレートには接近できない。 料理はすべてジョンが作り、 料理する男は当時としては物珍しがられたりする。 じゃ夕食は魚ね、 と口走ったメリーは、 それが長年連れ添った夫婦のような会話であることに照れる。 映画のようにはドラマチックに展開しない恋、 そういうものを映画にした最初の作品かもしれない。
シネマ走り書き
2010年1月4日
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