てぃだかんかん 海とサンゴと小さな奇跡:作品を観た感想(12)
*てぃだかんかん〜海とサンゴと小さな奇跡〜*
彼の活動が認められ、資金的にバックアップしてくれそうなチャンスは何度か訪れます。でもそのたびに立ちはだかるのは彼が学者ではないこと。学術的な研究は素晴らしいです、でも実際経験を元にして実践してる人の強さって別物だし、そちらの方が勝ってる場合もあるのですよね。・・詐欺的な被害に遭ってしまったことや作った施設のことがどうなったのかよくわからなかったような…。それでも最後は彼の功績が認められ…とてもいい作品なのですが、映画として感動には至りません。映画的には・・だったけれど、私が感動したのはサンゴの産卵の映像でした。
Cartouche
2010年5月6日
てぃだかんかん〜海とサンゴと小さな奇跡〜
結構見応えありました。岡村隆史の夢に向かってひたむきに進む朴訥な健司を好演していたと思います。実話を基にした話だけに、ストーリーの結果はだいたい分かっているもののそこへ行くまでのストーリーの展開は良かったんじゃないかと。松雪泰子をはじめ、原田美枝子の女性陣の存在が素晴らしかったです。特に松雪泰子の健気に夫を支えつづける演技が最高でした。心温まる映画でした。ただ、護岸工事などで汚染されてサンゴが死んでしまった海域ではいくら移植しても生息できるとは思えないんですよね。そのへんがなんかしっくりこなかった。
だらだら無気力ブログ
2010年5月6日
てぃだかんかん
★★★★ 健司役には岡村隆史が大抜的。演技力不足か沖縄弁のためか、実在の人物がそうしたパーソナリティーなのか、前半は何かチグハグした感があった。今どきありえないほど献身的な妻には、オーラというか後光が輝いていた。そのうえ絶世の美女ときては、余りにも不釣り合いな夫婦に現実味が沸かなかった。このバカな夫の見果てぬ夢にとことんつきあう妻には、演技派美女の松雪泰子が好演。珊瑚が産卵するそのありさまは実に神々しい。とにかく海中シーンは圧巻。前半はなにかモタついた感があったが、終盤は涙でボロボロになることを覚悟しておこう。
ケントのたそがれ劇場
2010年5月3日
[映画]てぃだかんかん〜口調だけが耳に残るよー
愚直…といえば聞こえはいいものの、軽度の知的障害を思わせる行動ぶり。それを表すにしてもこの演技はないと思う。周囲の友人達の言動も変だ。この口調、あまりにもおかしいから移るよー。口調もおかしいけど、話もおかしい。その海にいない種類のサンゴを移植する問題点を指摘されてるのに、なんでサンゴが産卵すれば問題解決するのか分からない。夢を捨て「大人」になろうとして苦悩してるあたりも、お猿さんが泣いてるようにしか見えない。それに比べ、松雪泰子の少女の心を残す、現実に生きる妻でお母さんという存在がいかに光ってることか。
NOW HERE
2010年5月2日
てぃだかんかん〜海とサンゴと小さな奇跡〜
★★★ 山あり谷ありで、苦境を乗り越えるサクセスストーリーの作品は良く目にしますが、健司のサンゴの養殖にかける熱意や、「沖縄の海を絶対に守りたい!」という願いが強く伝わってきました。ただ、上手くまとまっている作品ではあるのですが、サンゴ礁とはどういうものなのか、なくなると、どういう悪影響を及ぼすのかを分かりやすくナレーションなどで盛り込んでも良かったと思いました。健司に重要なアドバイスをする海洋研究者を演じた渡部篤郎が、なかなか良い味を出していたと思います。沖縄のスローライフっぽい、のどかな雰囲気にも魅了される作品。
必見!ミスターシネマの最新映画!
2010年5月2日
てぃだかんかん〜海とサンゴと小さな奇跡〜
妻役の松雪泰子さん、気風のいい母役の原田美枝子さんはもちろんのこと、漁協長として大活躍する國村隼さんもさすがのかっこ良さですね。主役を頑張った岡村さんも無邪気な健司を頑張って熱演していました。やっぱり沖縄の海はいいですね〜。美しい珊瑚たちは輝いていて、健司がこんな海を取り戻したいと願うのも分かるなあと思いながら観ていました。そして運命をかけた産卵を、いつの間にかドキドキしながら待っていました^^ 苦労が実って笑顔を取り戻した家族と仲間たちの姿を観ながら、本当に良かった!とニッコリしました。
とりあえず、コメントです
2010年5月2日
『てぃだかんかん』
本作は金城浩二氏の実際の活動にもとづく物語だが、登場人物が金の心配ばかりするのがおかしい。環境をまもるには金がいるが、地球は銀行口座をもたないから。いまはやりのエコロジーなのに、奇麗ごとではない。舞台が沖縄ならそれでよいのだ!CGではえがけないエメラルドの海。どんな照明器具より重宝する太陽光。たとえ身も蓋もない話でも、水と光がすべてをつつみ、うつくしく輝かせる。高利貸しの店先で、涙する岡村。サンゴをそだてる夢をすてるべきか迷う。さえないけれど、ひたむきな男の生きざまが共感をよぶ。
そのスピードで
2010年5月1日
てぃだかんかん 〜海とサンゴの小さな奇跡〜
実話であるという強みとサンゴの産卵シーンが、中だるみした物語の展開を帳消しにしてくれた。夢を追い続ける男とそれを支える妻の関係を、岡村隆史と松雪泰子が見事に演じている。地元大学の准教授から、サンゴを産卵させればいいのだと助言を受ける。そこから、サンゴの産卵シーンまでの流れがなかなか見ごたえがあった。海面をピンク色に染めるシーンは、自然の映像だから、感動的だ。
とらちゃんのゴロゴロ日記-Blog.ver
2010年4月30日
てぃだかんかん〜海とサンゴと小さな奇跡〜
★★★★★ いや〜、良かったコレ!夫唱婦随の夫婦愛とか、貧乏でもいいからきれいな海を取り戻して欲しいと健気に願う二人の子どもたちを含めた家族愛、そして主人公を陰で支えたたくさんの人たちの友情の話でもあって、途中からは泣けてしょうがなかった。数々の紆余曲折を経て健司の育てたサンゴ礁は最後に念願だった産卵を実らせ成功するまでを時にユーモアを絡ませながら描かれていく。この奥さんほんと偉い!ここまでご主人の夢に付いていくってなかなかできないよ。鑑賞後にほ〜んわかした気持ちになれるとっても素敵な作品でした!
映画道
2010年4月29日
てぃだかんかん 〜海とサンゴと小さな奇跡〜 子供時代の記憶に始まり、記憶に終わる。
★★★ ちょっと残念だったのは、ところどころ演じる皆さんのアクセントが気になったこと。演じた役者さん達には親近感をもったし役者って凄いなと思った。一番かっこ良かったのは國村隼。うみんちゅの頭を男らしく演じてたよなぁ。もうちょっと編集してテンポよく出来たと思う。所々感動するシーンもあったけどね。だけど、話が急に展開して回収せずほったらかしとか気になった。全体的な話の起伏も組み立てられてなかった気がする。本と編集がもうひとつかな。しかし、たくさんの人に観てもらいたい。人間関係がいやになってる人などにお薦めしたい映画。
映画 大好きだった
2010年4月27日
てぃだかんかん〜海とサンゴと小さな奇跡〜
★★★★ 沖縄の夏のカンカン照り、てぃだかんかんの海は本当に美しい。見慣れていないとその現実離れしたような美しさに呆然としてしまうくらいだ。その圧倒的な美しい海で育った男女がメルヘンのようなカップルになっても、実は何も不自然なところはないと思う。健司のような朴訥な男性も現実に存在する。本土ならちょっと変わっていて引いてしまうような人間でも沖縄では認めてもらえる風土もあるのだろう。その意味で、人間の多様性を問うた映画でもあるようだ。確かに、にわかエコロジーの狂騒とは無縁の朴訥なエコロジーが伝わって来る。
佐藤秀の徒然幻視録
2010年4月24日
てぃだかんかん 海とサンゴと小さな奇跡
★★★ 映像作品としての映画の出来はいま一つだったように思います。しかし、冒頭の海の中のサンゴの映像、そして光が差し込む海面の様子はその美しさには素直に感動。そしてモデルとなった金城浩二さんのサンゴの養殖にかける熱い想い、子供たちに自分が見た美しいサンゴを見せたい、残したいという心からの願いは強く伝わってくる作品でした。これは恐らく原作のプロットがとても優れているのでしょう。作品そのものの脚本や構成はそう大したものではないので…。金城健司を演じた岡村隆史の琉球弁での演技は最後まで違和感が抜けませんでした。
LOVE Cinemas 調布
2010年4月17日
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