弁護人:作品を観た感想(4)
『弁護人』をK'S CINEMAで観て、
ソン・ガンホが粗暴で一見弁護士には見えないのだけど生活力がありそうで、いいキャスティング。裁判ドラマとしてちゃんと面白い。
ふじき78の死屍累々映画日記・第二章
2019年10月18日
弁護人
ソン・ガンホはやはり良いなあ。最初はそんなに正義感もなかったウソクが、行きつけの食堂のおばさんに頼られ、国家保安法と戦うという、ある意味娯楽映画のポイントを押さえた作りになってはいるものの、1987闘争時にウソクが起訴された時、釜山じゅうのほとんどの弁護士が弁護を申し出たという、その事実が良かったです。
いやいやえん
2019年10月16日
「弁護人」
シリアス一辺倒ではなくて、そこここに笑いも含まれるけれど、やはりこの作品が描いている世界は不気味で空恐ろしい。最初は法曹界の中の馴れ合いとも見えた裁判の光景は、やがてソンによって熱気を帯びたものとなり、見応えあり。目を覆いたくなるような凄まじい拷問を、他でもない自国の未来を担う若者に行う軍事政権の恐ろしさ。これが全くのフィクションであって欲しい、他のどの国でもこんなことが行われてはならない、と願いながら鑑賞する私なのであった。
ここなつ映画レビュー
2016年12月26日
「弁護人」:強度のある正義の物語
政治性、社会性を抜きにしても単純に面白い映画として成立しています。主人公が最初から「正義」だったわけではなく、いいかげんな奴が突如目覚めて、めきめきと正義のヒーローになっていくあたりも、娯楽映画の典型パターンです。このような映画は作られ続けていくべきだと思うのです。
大江戸時夫の東京温度
2016年12月9日
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