【DVD】ホテル ビーナス
★★★★ 実にありがちな物語なのに、ついつい見入ってしまうのは、映画がかもし出す独特の雰囲気からなのか、それとも演技派揃いの役者陣に釘付けにされているからなのか。連作短編小説のような各々のエピソードが、実にスムーズにつながり、物語を盛り上げる。生きる意味を失い心の闇を彷徨う主人公の内面を象徴しているかのようにモノトーンで進む世界が、生きる意味を取り戻したときから色づき始める。最初に見たときは実に素晴らしい演出だと感動した。「自分の周りに光を集めると、遠くの光が見えなくなる。」おそらく物語の主題とは全く関係のないこの市村正親の台詞に、ちょっと感銘を受けた。
新!やさぐれ日記
2009年9月14日
『ホテル ビーナス』
これ、すごいよかった!!特に期待もせず(^^; だから余計に?ストーリーがどう進んでいくのか全然分かってなかったから、まったく先が読めなくて見入ってしまった。みんながみんな、暗い過去だったり、何かを背負っている。淡々と進んでいるようで、感情が爆発する部分もある。何か"生きている"ということを凄く感じました。
まいちんの映画日記
2005年9月16日
主人公は七難隠す
人間誰しも、その人生の中でふと立ち止まってみたくなることがあるだろうし、立ち止まらざるをえなかった人もいるだろう。 どうやらホテル・ビーナスは「ビーナスの背中が見たい」という合言葉のようなものを言えば、立ち止まってしまっている人を受け入れてくれる場所らしい。
+ I N T R O +
2004年4月19日
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