トイレット:作品を観た感想(21)
観ました ・トイレット」
何がいいかって、このすごくリアルなかんじと、どう?感動するでしょ?いいお話でしょ?みたいな制作者側の気持ちが全くないこのかんじ。で、こういった平凡極まりない人々が実はすごくイイ、みたいなこのかんじ。
オヨヨ千感ヤマト
2012年6月28日
トイレット
随分と直接的なタイトルだなぁと思いつつ…これまたもたいさんが存在感ありますねえ。 独特のどこかしらのゆるさは相変わらず。言葉が通じないという設定は、言葉など必要なくても人と人とはわかりあえるというのを描いているとは思う。
いやいやえん
2011年12月3日
《トイレット》
んーどうもピンとこない作品だったなー。[かもめ食堂]のようなホンワカとした雰囲気やこういうシンプルに潔い生き方は素敵!と思わせるようなものもなかった。言葉が通じなくても家族、分かり合える。そういうメッセージがこめられているんだろうとは思うんだけど、なんかちょっと引っ掛かるところが多くてー。もたいまさこさんは味のあるばーちゃんでなかなか良かったんですけどねぇ。餃子はやはり美味しそうです!これ見たら餃子とビールいきたくなります♪日本のトイレはやっぱり快適(笑)。
日々のつぶやき
2011年8月5日
映画[ トイレット ]
この映画には、言葉ではなく相手にこの思いをどうにかして、伝えたいという"心意気"のみが存在します。たとえ相手が近付き難いオーラを放っていても、また言葉がまったく通じなくても、そこに強い思いがあれば体当たりのコミュニケーションでなんとでもなる。‥とてもヘービーな内容にもかかわず、いつものゆるさと、さらにはクスッと笑えるユーモアをちりばめた荻上ワールドは、他ではまねできない唯一無二な存在になりつつあります。[かもめ食堂]や[めがね]がなじめなかった人も、ぜひこの作品はおすすめしたい。
アロハ坊主の日がな一日
2010年12月11日
トイレット
★★★★ やっぱりもたいまさこはすごかった…ある意味感動した!! いやー荻上ワールドって恐ろしい。外人がでてもだれがでてもあの空気感は一緒だし、外人がばーちゃんって呼ぶのも、しばしすれば慣れてきてしまっているし。そして猫と暮らす空気感もすきでした。ばーちゃんと関わりながらみんなが少しずつ成長し、そして家族をつくりあげていくところはなんだか泣けたというか感動しました♪兄モーリーのピアノが本当にすばらしくてね〜感動しましたわ! トイレからでてくるばーちゃんが必ず深いためいきをつく…なるほど、、(笑)
C'est joli〜ここちいい毎日を〜
2010年10月28日
トイレット
★★★ こういった地味系の映画好きにとっては、今回のなかなか良かったと思える。もたい出演作品関連で[プール]がちょっと期待外れだったが、こちらは[かもめ食堂]の監督ということもあって面白かった。[かもめ〜]と比べるとドラマチックな展開もありで、少々感動も。しかし、あまり舞台であるカナダの魅力が伝わってこなかったのが残念。二言しかセリフがなかったもたいさんですが、それでもやはり演技は抜群ですね。表情で語るっていうんですかね? ‥ウォシュレットはもっと世界に普及すべきです。
メルブロ
2010年10月11日
トイレット
★★★★ コンクールに出場し、パニックに襲われてピアノが弾けなくなりかかったモーリーに対し、祖母が親指を立てながら一言叫ぶ場面が象徴的でした。全体として派手派手しいことが何一つ起こらず、静けさが隅々まで行きわたっている映画です。静かなうちにも、一番コミュニケーションを取るのが難しいと思われた祖母(もたいまさこ)を基点にして、兄妹3人のつながりが次第に形成されていく展開が見事です。やはりこうした静かな作品には深い味わいがあって、却って楽しめるものだなとつくづく思いました。
映画的・絵画的・音楽的
2010年9月29日
高価なお寿司よりも手作りの餃子。『トイレット』
.★★★★★ 今回の舞台は北米カナダで全編英語のセリフに日本語字幕。でもやっぱり日本人の監督が撮った作品だなぁ…そんな日本独特の奥ゆかしさを感じました。何も話さないばーちゃんに3人は戸惑いますが次第にばーちゃんの事が分かるようになりました。そして自分自身の事も…。高価なお寿司よりも手作りの餃子を好むばーちゃんのように、人の心を大切にする想い。世の中には目には見えなくても大切な事は沢山存在すると思うのです…。それが何かを言わんとしているこの映画には、悲しいはずのラストシーンが妙に心温まる話に感じてしまうのでした。
水曜日のシネマ日記
2010年9月25日
「トイレット」 自分らしく生きたほうがいいんじゃない?
荻上監督は「スローで生きなさい」と言っているわけではなく、「自分らしく生きたほうがいいんじゃない?」と言っているんですよね。個性の違う3兄妹はばーちゃんを媒介にして、それぞれに自分で自分らしさというものを認め、そしてまた兄妹のそれぞれのらしさも認めることができるようになっていきます。本作は今までの作品よりもドラマ的要素があり、その点では今までのような「まったり感」は少ないかもしれません。でも本作はやっぱり荻上監督らしい。いわゆる「癒し系」作品とは一線を画すところが荻上作品はあるなと再確認しました。
はらやんの映画徒然草
2010年9月23日
トイレット(Toilet)
みんなバラバラに生きていた兄妹が、英語が通じず、どう扱えばいいのか分からない多少偏屈な感じのばーちゃんを通してそれぞれ成長し、家族の絆が深まって行くと言う感じでした。レイとばーちゃんの印象が強いかなと思いましたが、思い返していると、メインで出演している4人ともそれぞれ味のある役だったなぁと思います。全体的にのんびり進むストーリーの中、真剣なシーンもあり、クスッと笑えるユーモアもたっぷり入っていたとてもいい映画でした。お勧めですのでぜひご覧ください。以上、ご参考。
シネマクマヤコン
2010年9月20日
トイレット
レイがばーちゃんとの血のつながりを疑いDNA鑑定をする。血がつながって無ければ他人の面倒みるなんてみたいなセリフを言うけど、その事がのちのちの展開に繋がって。血の繋がりが家族なのか? 血の繋がりは無くとも絆があれば家族なのか?考えてしまいました。言葉はつうじなくとも気持ちは通じる、それはばーちゃんがモーリーやリサが一生懸命説得すれば資金だって出すし、レイが何かに落ち込んでる時にはそっとギョーザや煙草を差し出して側にいる。こういうことって大事なんだなって思い知らされた感じがしました。俳優陣もいいですね。
Diarydiary!
2010年9月10日
『トイレット』
「頑張りすぎないのがいちばん」というメッセージは変わらないが、本作はこれまでの"ゆるさ"を少しひきしめた感がある。舞台は北米。ロケ地はカナダ・トロント。しかしながら作品はほぼ密室劇な仕上がりとなった。脱ヒーリングを図ったのか、或いはこれが荻上流ヒューマンドラマと言うべきか。物語は、自分らしさや家族の繋がりをテーマとしている。祖母が日本からはるばるやって来たという、時間及び距離に関する物理的なものを何も感じさせないところが作品のひとつのユーモワだろう。サチ・パーカー。役不足とはまさにこのこと…。
シネマな時間に考察を。
2010年9月7日
*トイレット*
最初は不調和な4人でどうしようもない感じです。‥といって居心地が悪そうでもなく、ケンカするでもなく‥ゆるゆると日々が過ぎていくのですがそのうちほーんの少しづつ距離が縮まっていくところが見どころ。そしてそのとき大事なのはやっぱり食。今度は餃子。彼らのおふくろの味でもありました。おばーちゃんが静かに見守っていたのは孫たちの個性でした。別にちょっとくらい変わっていてもいいじゃない。寛大な気持ちが彼らに伝わったのでしょう。淡々とした作品ですが、見終わってみるとほんわか伝わってくるものは意外にも大きかったです。
Cartouche
2010年9月3日
映画『トイレット』
何が驚いたって、もたいまさこさんが全く喋らない。英語を解さないという設定のせい、そして娘を亡くして意気消沈しているせいでもありますが…セリフは終盤の二言だけ。しかも、特別な言葉ではありません。その無言っぷりが、徐々に面白くなってきます。孫たちに送る視線、トイレから出るだびに吐くため息。それだけで笑える。バラバラになってしまっていた3兄弟が、ばーちゃんとの関わりの中で、なぜか繋がりを取り戻していく様が、不可思議な説得力を持って描かれます。「論理」ではなく「空気」で。この空気感、最高です。今年のイチバンです。
健康への長い道
2010年9月2日
「トイレット」みた。
★★★★ 嬉しくって泣ける映画っていいよね。残された余韻が最後のオチでひっくり返されちゃうところがまた良くって、本当に荻上監督のセンスに脱帽しちゃうところ。ただひとつ、超最新式のウォシュレットに対して、昭和初期くらいの旧式シンガーミシンではギャップが有り過ぎのように感じられた。せめてミシンの歴史を匂わすような描写があったら良かったかなーと思った。まぁそれはともかく、もたいさん以外のキャストの全員が外国人で、全編英語だったのも良かった。好きだなーと思う作品だった。
たいむのひとりごと
2010年9月2日
映画「トイレット」@京橋テアトル試写室
どう見ても人種の違う俳優たちを集めて"家族"と観客に押し付けるのはあまりにも乱暴だ。監督がもたいまさこを中心にキャスティングしたいのなら、孫役は日系俳優を使うべきであり、別にロケ地をカナダにしなくっても同じ話を日本でも出来たはず。どうも監督はロケ地を海外にして、駄目な映画を雰囲気で誤魔化し煙に撒いているにしか私には見えない。本作のポイントとなるのは朝、ばーちゃんのトイレ後のため息問題なのだが、その理由が「まさかっ!」の某日本企業の商品とのタイアップとエンドロールで判った瞬間に絶句してしまった。
masalaの辛口映画館
2010年9月2日
トイレット
★★★ 存在そのものがフェイクなプラスチックロボット好きに「嘘っぽい」と思われるバーチャンであった。バーチャンは喋らないがおカネはふんだんに持っているらしい。黙々とよく働いてくれるし、きちんと欲しいカネだけ子供たちにあげてやる。ロボットがらみはラストの"便器ロボット"につながっていくから凝っている。演奏会に出てパニックになりそうなモーリーに初めて「クール!」と呼びかける。この言葉って、バーチャンは「冷静に」という意味で言っているみたい。サムアップしながら。このずれっぷりがまた見事。
佐藤秀の徒然幻視録
2010年9月1日
トイレット・・・・・評価額1550円
★★★★ おそらく、映画に先の読めない物語が展開する面白さや、登場人物の内面の深みを常に求める人にとって、本作は酷く退屈な作品に映るだろう。だが、映画は必ずしも文学的な物語論に縛られるものではないと思う。観方をかえて、この映画をある種のデザインとして、空間とムードを楽しむ作品と捉えれば、個人的には十分ありだ。[かもめ食堂]ほどのインパクトは無かったが、なかなかに楽しめた。好き嫌いのはっきり分かれる作品だろうが、リラックスし、観るというよりも感じる事が出来れば、心地良い映画的な時間を過ごす事が出来るだろう。
ノラネコの呑んで観るシネマ
2010年9月1日
『トイレット』 (2010)
とても不思議な映画でした。一見捉えどころのないお話のようにみえるんですが、何故かここちいい、何故か安らぐ、何故か癒される作品です。家族のお話です。絆の映画です。でも、底に流れているのは、「拘らない」、「素直になる」、「自分に正直になる」というのがテーマみたいに感じます。ドカ〜ンとくるわけではない、しみじみとした作品です。外人さんばっかなのに、しみじみしちゃうって、なんか、とっても不思議なんだけれど、それが魅力の、好感の持てる映画になっています。
よーじっくのここちいい空間
2010年8月31日
トイレット
★★★ 残念ながら私にはイマイチ。荻上監督は緩い作風だということは聞いてしていましたが、緩いというよりタルいだけで、途中何度も睡魔に襲われてしまった。基本的に作品のテンポが合わないと同時に、観ていて動かすような部分が感じられなかったのが残念です。もたいまさこにしても、喋らないという意味ではキャラ立ちしていますが、喋らない故にキャラとしての魅力はどうしても薄いように思います。ともあれ映像そのものの美しさや、調度品、料理等、結構気に入った部分はありながらも、その物語自体が好みではないの一語に尽きるのでした。
LOVE Cinemas 調布
2010年8月30日
トイレット
もたいまさこがセリフほとんどないのにはびっくりした。それだけに表情や佇まいだけで演技する彼女は凄いなぁと思う。でもこの人、饒舌にペラペラセリフを言ってる記憶がないや。だけど妙な存在感はイイな。レイが深夜に一人でビールとポテチを食べていると、ばーちゃんが降りてきて、黙って餃子を焼いて差し出すシーンは何ともいえずにグッとくる。孫達もそれぞれの立場からばーちゃんとの交流を通じて、それぞれの殻を破って変化していく様は観ていて心地よかった。
だらだら無気力ブログ
2010年8月29日
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