引き出しの中のラブレター:作品を観た感想(14)

引き出しの中のラブレター
リスナーたちの気持ちを番組で伝えていくラジオのパーソナリティーを中心に、いろいろな"伝えられない想い"のエピソードを綴った物語。とても優しい視線で描かれた作品でした。それにしても仲代達矢さんの存在感は凄いですね〜。彼が画面に出ているだけで、怒りと哀しみが伝わってくるようでした。正直、中心の二つのエピソードをもっと観たかったのでこんなにエピソードを多くしなくてもと思ったのですけど、それぞれが心温まる結末だったので、それはそれで良かったです^^ 優しい物語に触れて自分の心も少しは優しくなれたかなあと想った1本です。
とりあえず、コメントです
2010年6月5日

mini review 10456「引き出しの中のラブレター」
★★ 誰も悪人も登場しないし、誰だって「伝えられずにいたこと」はあるし、「引き出しの中にしまわれた」手紙のひとつやふたつはあるだろう。自分の思いをなにかの契機で吐露したい、もしかしたら相手に伝わってほしい、という気持ちは誰にも存在している。そういうなかで今さらのように、こういう映画を観て心優しくなって、思いを持った人に思い切って手紙を書いて、繋がる気分を確かめて…別に皮肉ではなく、それが娯楽映画、ヒューマニズム映画の効能だと思えばいいのかもしれない。そこで自分なりの感情域を刺激して、モトをとればいいのかもしれない。
サーカスな日々
2010年5月15日

引き出しの中のラブレター
離れている為に言い出せない、ありがとう。近くにいるのに言い出せない、ごめんなさい、、。そんな心の橋渡しを決意したラジオ局。ベタだけど、想像すると嬉しい話です。子供じみて行き過ぎた感のある真生の行動も、結果オーライ。40年の時を経て、ラジオから届けられるラブレターが胸を打ちます。ちゃんとリクエストも添えていたじゃん・・Plattersの「煙が目にしみる」だなんて…ほんとに沁みたわ☆ それに、吉俣良さんの音楽は優しくて心地よい。やっぱり好きだわ♪ ・・子供の幸せを願わない親は居ないと、全ての子供に信じて欲しいと思った作品でした。
to Heart
2010年5月12日

引き出しの中のラブレター
番組を聴くリスナーの日常も切り取って描かれ、かかわりのない人々がちょっとづつつながっていく、、。真生自らの伝えられなかった出来事をきっかけに、ラジオのようにリスナーたちもナビゲートしていく感じです。単純なストーリーだけど自分のまわりにありそうな話。だからきっと、それぞれの物語に感銘してしまうんだろうなぁ、、。言葉に出来なかった想いはきっと誰にもあるはずだから。笑わないおじいちゃんの見せた笑顔にやられました〜(泣) 夜中にこっそりラジオを聴いているような…淡々としていて、一人でじっくり見られる作品です。
ひばなのシネマの天地
2010年3月30日

引き出しの中のラブレター
★★★ やられた、引き出しはたくさんあって、それが背後で繋がっていた。秀逸なのが、あえて、もと夫のラブレターの返事を書いた晶子が真生に是非また特番があれば届けられた文章の中身が映画では明かされない。ただ、もと夫のもとに届けられるだけなんやねえ。ええい、もどかしい、なんて書いてあるんだい。そう思わせるところが非常によい。なんか 「あなたなら、どんな返事を書きますか」 って、鑑賞者に問いかけているようで、素晴らしいじゃないか。
空想俳人日記
2009年11月4日

『引き出しの中のラブレター』
★★★★ 本当に伝えたかったこと。伝える人が居なくなってからでは遅い。だけど、面と向かって、或いは電話で…そう思ってもついつい言葉が逆方向に進んでしまい、埋まらない小さい穴がどんどん大きくなり、詰まらない距離がどんどん遠くなってしまう。誰しもそんなことってあるんではないでしょうか。この映画はそんな誰もが持つ心の隙間を埋めて修復してくれるかもしれない心のサプリメントになるかもしれません。久々、いい脚本に出会えた感じでした。僕もあの人に手紙を書いてみたくなりました。
京の昼寝〜♪
2009年11月2日

「引き出しの中のラブレター」本当の気持ちはなかなかうまく伝わ...
★★★ 仕事は自分の時間の多くを使うことを考えたら本当に大切なものだ、自分も含め常に今の自分でいいのかときっと時々は考えながら毎日を過ごしている、だから主人公が「今の自分」でいいのかと悩む部分には共感できる。何かを成し遂げたいと思いつつもそれが「何」なのか分からないのが現実だからだ。この映画はラスト近くに意外な「落ち」が用意されていて、それが映画を観終わったと爽やかな気分にさせてくれる、このシーンを見るだけでもこの映画を見る価値があった。派手さはないけれどしみじみ良い映画だった。
soramove
2009年10月28日

引き出しの中のラブレター
★★★★ この映画を見て思ったこと…。それはラジオって良いなぁ〜!手紙って良いなぁ〜!ですね! 縁もゆかりもなさそうな登場人物が、終盤に差し掛かるにつれて、人間関係が明らかになっていき、最後は「そういう繋がりか」と納得できる構成になっています。ただ、岩尾のエピソードは正直必要なかったのではないでしょうか。好きな人に告白をしたいと思っていたり、友達に「ごめん」の一言がいえずに悩んでいる人はこの映画を見れば、勇気が出てくるのではないでしょうか。
必見!ミスターシネマの最新映画!
2009年10月21日

引き出しの中のラブレター
いい話を頑張って寄せ集めたような群像劇。何だかすごく物足りない。泣けなかったし。非常に大小入り乱れてのビックリする位の豪華キャスト。だけど役どころさえ薄い状態で終わった人も多く、結局話は一応つながるんだけど一応なだけ。事あるごとに東京のお洒落スポットめぐりのようなシーンと、忙しいはずの常盤貴子さんが小まめに函館に通えるのも不思議だし、なぜあの親子に執着したのかもわからず。いろいろ盛りだくさんにしてすべてを輪にして繋ごうとし過ぎたのではと思う。
映画君の毎日
2009年10月20日

【引き出しの中のラブレター】
近くにいるからこそ言葉にしない想い。そんな思いを抱えている人たちからのラブレター。いいお話です。でも…ちょっとありきたりな感じが拭えません。何か物足りなかったような。話の中心になっている真生にもどうも共感できなくて・・魅力ある主人公じゃなかったのが痛い。周りのキャラも何だかどれも中途半端…。と、あまりピンとはこなかったのですが、それでも何度も泣いちゃいました。ベタなのに、こういうの泣かされてしまいますー。
日々のつぶやき
2009年10月16日

引き出しの中のラブレター
恭三(仲代達矢)は偏屈そうな"笑わん殿下"。その恭三の顔に初めて虫眼鏡で見て何とか分かるほどの微笑が湛えられる。それを振り返って確認したラジオ・パーソナリティの真生(常盤貴子)は微笑み返しする。しかし、笑い方が中途半端。もっと溢れんばかりの驚きと喜びを湛えた笑顔で応えてあげなきゃ。あの程度じゃ響かない。ここがこの映画の一番の見せ所のはずなのに。仲代の弥勒菩薩のような見事な微笑と対等な笑顔を返すには顔だけで笑っていては駄目だ。
佐藤秀の徒然幻視録
2009年10月15日

引出しの中のラブレター
★★★ ★この作品が面白くなるのはここからの後半であり、前半は少し分かり難く、退屈なシーンが続くのが残念であった。主演は常盤貴子であるが、主役は頑固な老漁師を演じた仲代達也だと思った。人間は、本当に大切な人には、自分の心をきちっと伝えておかなくてはならないのだ。恥ずかしさやプライドを打ち捨てて、大切だと思う人に自分の本心を伝えるとき、そこに大きなパワーと感動が生まれるものである。まさにこの映画での仲代達也の決意こそが、大切な人々に与えた光のエネルギーだったのであろうか。
ケントのたそがれ劇場
2009年10月15日

「引き出しの中のラブレター」無茶ブリだけど、イイ話。
この映画では、ラジオの存在が非常に重要な位置を占めています。伝えられない想い、言葉を電波に乗せて届ける。ネット全盛のこの時代に、少々アナログではありますが"言葉の力"を最もダイレクトに伝えることができるメディア…それがラジオだと吾輩は思います。そしてこの映画では、その"言葉の力"が、とても優しくスクリーンに映し出されています。「みんな誰かに想われて、そして誰かを想っている…」日々忙しく生きている我々が、つい忘れがちになる"想い"をこの映画は思い出させてくれます。
シネマ親父の“日々是妄言”
2009年10月14日

引き出しの中のラブレター
★★★ ラジオ番組「引き出しの中のラブレター」が決まり始めたあたりからようやく全ての話に動きが見え始め、観ているほうもぐっと引き込まれる感じ。誰しも中々言い出せない引き出しの中にしまってしまったメッセージがあるんじゃないか…そう思い到った訳です。真生を演じた常盤貴子は良かったのですが、それに勝るとも劣らなかった仲代達矢と八千草薫のベテラン2人。体全体で表現できる俳優の演技、そして一度言葉を発すれば本物の説得力を感じるセリフ回し、流石というよりありません。
LOVE Cinemas 調布
2009年10月11日


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