TAKAMINE ｱﾒﾘｶに桜を咲かせた男:作品を観た感想(1)

TAKAMINE ｱﾒﾘｶに桜を咲かせた男
★★★ 派手さは全くないけれど､実力あるﾍﾞﾃﾗﾝ俳優がｷｯﾁﾘ演じた素朴な物語です｡高峰譲吉の素晴らしいところは､単純に一化学者としての業績に留まらない点｡日露戦争の戦費調達の為に戦時国債を引き受けてくれる相手を探したり､日本文化をｱﾒﾘｶに広めるための地道な活動をしたりと､その存在そのものが日本にとって非常に重要な人物だったことが解ります｡今の私たちが忘れてしまった大切なものを持っている彼らを観ていると､日本人としての誇りであったり､ｱｲﾃﾞﾝﾃｨﾃｨを改めて見せ付けられる思いがあります｡こんな素朴な作品が好きです｡
LOVE Cinemas 調布
2011年6月4日

このﾍﾟｰｼﾞは､象のﾛｹｯﾄﾊﾟｿｺﾝ版の『作品を観た感想ﾄﾗｯｸﾊﾞｯｸ』のﾍﾟｰｼﾞと連動しています｡

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