月と雷:作品を観た感想(2)

映画評「月と雷」
★★★ 青年に寅さんの悲しみはないから、観客たる我々に普遍性は終ぞ感じられない。最終的に特殊が普遍に昇華しなければならない一般ドラマとして本作に問題があるとしたらそこであろう。簡単に言えば、ピンと来ない若しくは来にくいのである。草刈民代は新境地を見せる力演。
プロフェッサー・オカピーの部屋[別館]
2018年11月1日

月と雷〜心地良い投げ遣り感
★★★★ 全編通じてカメラワークが絶妙でストーリーのたゆたいを補って余りある。特に時々挿入される初音映莉子の横顔がいい。全体的に登場人物達は場当たり的な、言い換えれば全てが自然の成り行きで進む。離れたと思えばまたくっついても互いに全然違和感も感じない。思えば、直子が縁側でぼんやり見ていた風景と重なる。投げ遣りと言えば投げ遣りなのだが、観ている側も案外、その投げ遣り感が心地良い。
佐藤秀の徒然幻視録
2017年10月11日

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