ノーカントリー:作品を観た感想(12)
ノーカントリー
面白かったッ!いやあ、久しぶりに堪能したぞッ!の1本だったわよ。じわじわと来る怖さ、あたしたちの現実と地続きの怖さを感じる。
映画に耽溺
2014年9月11日
ノーカントリー
この追走劇には「おっさん」だけが出演してるのだ!追いかけてくる生きてるターミネーターはもう完璧な殺戮マシーン。手当たり次第に人を殺す。「本当の殺人」というのはこういうものなんだろうと感じさせる。なぜなら台詞も音楽も脚色もない。本物の足音、布が擦れる音、倒れる音、撃たれる方も撃つ方も、ほとんど無表情なままだ。「完璧な悪」の存在に気づき、恐れたエドは警察官の引退を決意し。小さな幸せの中で夢の話を、夫人に話す。
SUPER BLOG.JP
2009年5月6日
ノーカントリー
★★★ ハビエル演じる殺し屋アントン・シガーが持っていたあのボンベ型の銃みたいなの…あれって家畜を安楽死させるための空気銃だったんだね。無表情、怖ぁ〜い!一方、麻薬密売の大金を手にしたルウェリン・モス。このルウェリンを追うアントン。アカデミー作品賞をはじめ多くの賞を受賞して話題になった作品でしたね。何年経ってもこの作品で思い出すのはきっとハビエルのおかっぱ、そこだけは忘れないでしょうね。
UkiUkiれいんぼーデイ
2009年4月9日
「ノーカントリー」
★★★ 殺人鬼シガーのキャラクターは上手に設定されている。特に前半で雑貨屋を訪れた際にコインで賭けを強要するのは、ラスト近くの伏線にもなっているのだが、緊迫感があり異常性をかもし出している。整合性をもったシガーの論理性、感情を一切出さないキャラクターなどシナリオでうまく表現できているのだろう。映画ではこのようなキャラを生み出していることが社会の特質だと言いたいのだろう。
シネマ・ワンダーランド
2008年11月20日
ノーカントリー
★★★★ 私的には逃げる方の人を応援してました(彼が主人公かな)。決してパニックになったりしないし賢いし、淡々としていますが勇猛果敢。誰でも人生に一度くらいは、大きな賭けに出ることがあるのではないでしょうか?主人公も大きな賭けに出ます。最後に勝つ事が出来るのでしょうか?大きな賭けに出るのですが、それは失うものを大して持ってないからです。それが、とても悲しいのです。。。
極私的、格付け!映画ガイド
2008年11月2日
映画「ノーカントリー」
怖い映画だった。殺し方が尋常でない。いつ殺されるのかと緊張感が続いた。普通に見ただけでは、大金をめぐる奪い合いとして流してしまいそうな気がするけれど、アカデミーを受賞したということで、その意味を考えてみるとき、保安官の存在が浮かび上がる。保安官こそが主役のように思う。この土地をずっと守り続け、誇りをもってしてきた仕事。しかし、彼の無縁さを思うとが憂愁をさそう。
<花>の本と映画の感想
2008年9月13日
『ノー・カントリー』 DVD
バンバン人が死ぬんですが、映画自体は非常に淡々と進行していきます。その淡々の仕方が単なる薄味ではなく、極めて味わいのある淡泊さで、好きです。音楽もなく、台詞の抑揚も無く、原作の雰囲気がよく出ていると思いますね。これはプロセスを楽しむ映画なのですが、無理に要約しろと言われたら「お前はお前の決めたルールの所為でこうなった。だとすれば、そのルールは必要か?」を採用。
チャーリー式
2008年8月18日
ノーカントリー NO COUNTRY FOR OLD MEN
BGM無しで突然銃や衝突音が鳴って超スリリングでした。逃げる側と追う側、ラスト手前まで緊張感あって面白かったです。コーエン兄弟、恐るべし!感情のないおかっぱの殺し屋、イイキャラクター。大きなサイレンサー付きのショットガンと、家畜用の高圧ガスを使ったエアガンを武器にドアノブのシリンダーごと吹き飛ばしちゃうのは結構斬新でした。
うさのみみ−映画レビュー
2008年4月13日
『ノーカントリー』
小気味よく観る者を裏切っていくその展開は、ド派手でこねくり回したハナシの展開で2時間を引っ張る最近の映画とは格の違いすら感じさせ、観終わった時の余韻は、「さすがコーエン兄弟…」と唸ってしまうほど。乾いた緊張感とほのぼのとした幸せの混在のさせ方が、かなりブラックユーモア的というか、隅々まで練り上げられた脚本はお見事デス。
trashnote
2008年3月23日
ノーカントリー
感情を持たない殺し屋が、すばらしい存在感を持っている。普通の人間が簡単に殺人を犯す、全くおかしな世の中になったものだ。そのなかで、唯一秩序を持っているのが殺し屋とは、なんという不条理だろう。
とらちゃんのゴロゴロ日記-Hamazo
2008年3月18日
ノーカントリー
なんかこう独特の色合いがあるような気がします。本来はこういう観客を突き放すようなタイプの映画好きではないのですがこれは良くも悪くも印象に残ってしまい忘れられない映画になってしまいました。ハッ!術中にはまってる??
日本サッカーホールディングス
2008年3月16日
☆☆ 『ノー・カントリー』
最後の夢についての会話が、映画では奇妙な印象を与えるものになっている。現代風の犯罪アクション映画を装った西部劇として見ると、出演者の好演もあって、面白いものになってはいた。『羊たちの沈黙』のレクター博士以来の、もっとも恐ろしい殺人鬼と評されているらしい、シガーのキャラクター造形には、さえた演出が見られた。
映画の感想文日記
2008年3月15日
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