月に囚われた男:作品を観た感想(33)
映画『月に囚われた男』月での単身赴任がなにかとキツイ件
3年仕事して、帰るだけでしょ?と思いそうですが仕事は、大変です。ましてや、月の裏側!ロボットが世話をやいてくれますが所詮、ロボットだし。基地内と作業機械の中だけで3年は、キツイよ。人間関係で、メンタルやられる場合もありますが誰もいなくても、キツイ。月の裏側で、ケガや急病になったらどうするんだろ。地球から離れるなんて、恐ろしくて、ムリ。サム、地球のエネルギーのためにお仕事とはいえ、ホント、ご苦労さま。
yutake☆イヴの《映画☆一期一会》
2020年5月31日
月に囚われた男 (2009)
★★★★ なんとも地味なSF作品です。ボロボロになっていくサム・ロックウェルの切ない演技が良かったですね。地味でも世界観がはっきりしていて独特な味わいがあるので見応え十分。地味面白い!
肩ログ
2013年4月4日
月に囚われた男
いい意味で展開が予想外で面白かった作品でした。調査隊が来たら自分のメモリーが調べられる。だから消してくれと言ったガーティの姿はただのロボなんだけど、切なく映りました。登場人物もほとんどおらず、限定された区間だけの撮影ですが、とても面白い作品だと思う。それにしてもミッションでもあんな状態になっても酷使させられるとか、この作品のクローンだから無茶苦茶働かせればいいやーとか、監督は昔、ブラック企業に勤めていた過去でもあるのか……。
映画感想メモ
2012年3月7日
月に囚われた男
3年の任期とはいえ、たった一人の生活…辛い。話し相手はいるものの、コンピューターだしなぁ…でもいないよりマシか。この手の話ではもちろん人工知能の「彼」が果たして味方なのかというのも気になるところでした。なんだかんだ2人のサムがどちらが本物のサムかどうかを言い争っている間「空腹じゃないか」というガーティにはちょっと笑ってしまった。誰があの街のミニチュアを作っていたのか。この辺の展開なんか結構ドキドキしちゃった。オチもなかなか良かったです、納得してしまった。「うちに帰りたい」 ここのシーンが凄くよかった。
いやいやえん
2011年2月14日
【映画】月に囚われた男
★★★★★ 宇宙に一人だけでいる…という怖さと、自分の正体が分からない怖さ…サム・ロックウェルは、ほぼたった一人でこの雰囲気を演じていて上手いですねぇ。監督のダンカン・・ジョーンズ。ナカナカに面白い映画を作ったものです。…この監督の今後の作品もチョイ期待ですかね。CGにあまり頼らないアナログ風味映像も良い感じ。将来はCGでも同じ雰囲気を出せるようになるのかもしれませんが、現在ではこういうアナログ寄りな撮影に利点は多いようです。・・ということで私としては珍しく褒め倒しのオススメ作品です。
ピロEK脱オタ宣言!…ただし長期計画
2010年12月15日
月に囚われた男
★★★★ 全編、ほぼサム・ロックウェルの一人芝居。ほぼ宇宙船内だけでのストーリー。そんな超低予算な映画ですけど、お話が展開してからは超面白い。今まで、宇宙船内での日常的な生活ぶりを見させられていただけに、その意外な展開に「あれ…?」って思います。その感じが本作の面白いところなので、なかなか説明しづら(笑) 一体どーいうことなの!?って。ラストにはかわかるようにはなってるんですけど、言えない…!それでこその「あれ…?」なので。低予算でもこれだけ面白い作品が出来るなんて素晴らしい!SFモノだからってCG使えば良いって訳でもないしね。
☆☆むらの映画鑑賞メモ☆☆
2010年9月15日
【映画】月に囚われた男
基地での話し相手は、身の回りの世話や地球との交信の手伝いをしてくれるロボット、ガーティ。この声をケビン・スペイシーが演じている!機械的だけど、サムの事を第一に気遣っているような行動が愛らしい…。可愛さも感じちゃいます。サムの手伝いをするのが自分の仕事だから…。終盤で言うガーティの台詞になんかジーンとしちゃいます。エンドロールで一人余韻に浸れる映画です。最後の台詞は無かったほうが深い余韻を楽しめたかもしれませんが、意味わかんない人も出てきちゃうのを考慮したような気がしないでもないです。切ない余韻のSFはいいですよね。
☆紅茶屋ロンド☆
2010年9月7日
月に囚われた男
★★★ なんとまぁ、直球な‥。というのが率直な感想です。監督は真面目なのですね。なんかどこかで観たようなSF映画のネタが満載って感じでした。ケヴィン・スペイシーが声を担当しているガーティは怪しさ満点でしたが、特にひねりもなかったです。いろいろな作品が頭をよぎりました。でも嫌な感じはしません。世界観とテーマがちゃんとあるからだと思います。その男が誰かということよりも、自分とは何か?というのがテーマだった気がします。低予算の映画でもクォリティーの高い作品ができるということを証明してます。よい作品だと思いました。
映画、言いたい放題!
2010年8月28日
月に囚われた男
★★★★ 結構淡々としたお話なんですが、なかなか引き込まれる内容で面白かったです。でも切ないお話。3年間もたった一人で宇宙暮らし…。考えただけでも気が狂いそうですな。しかももう一人の自分が出てきたりして、夢なのか現実なのか。今までは話相手が機械だったから良かったねーとも言ってられない。何かおかしいぞ!と調べて見るととんでもない現実を見てしまう。3年契約とはそういうことだったのか。これはこれで切ない。2人のサムを演じ分けたサム・ロックウェルが素晴らしいですね。ほぼ一人芝居状態でしたがお見事でした。
映画鑑賞☆日記・・・
2010年8月27日
月に囚われた男
★★★★ 予備知識なしにみたほうが良いと思う。幻覚なのか?基地にはある秘密があった‥観てる方も、どうなってんの?とワケがわからなくなる。静かな映画ですが、ミステリー的な要素があってひきつけられる。低予算とは思えない程、丁寧につくってあるし、SFのおもしろさが伝わってくる。CGもほとんど使ってないそうで、アイデアと想像力でここまでつくれちゃうのが凄い。ロボットはてっきり悪者だと思ったら、優しいヤツだった。ケヴィン・スペイシー、クールな声が似合ってる。主人公演じるサム・ロックウェルの一人芝居でもあって、うまく演じ分けてますね。
小部屋日記
2010年8月19日
月に囚われた男 (Moon)
★★★★ ダンカン・ジョーンズ自身のアイディアによる物語が面白い。例に挙げるまでもない多くの作品の影響が垣間見えるが、それらを下手に捻る事をせず、素直に消化し、きちんと絞ったテーマと共に物語の面白みとして形成させた手腕は立派。難役を見事に表現したサム・ロックウェル。茉奈佳奈を一人で演じ、その微妙な違いを完全に再現するかのような表現力には、まさに"役者"という言葉がぴったり。機械的なガーティがサムに対し見せる"友情"。ケヴィン・スペイシーが持つ"役者"の力があったからこそ、ガーティの最高の笑顔が生まれたんだろうなぁ。
Subterranean サブタレイニアン
2010年8月19日
《 月に囚われた男 》
★★★★ 月を舞台に繰り広げられる一連の出来事は、まさにサム・ロックウェルの一人舞台。嫌でも演技力の問われるシチュエーションを、迫真の演技でこなしていました。月が舞台というだけで、古き良き映画を連想させるのは、スタンリー・キューブリック監督作品[2001年宇宙の旅]のおかげでしょうか。SF作品の素晴らしさをシンプルにまとめ上げています。何だか途方もない感覚に陥るとともに、やがて訪れる未来へ警鐘を鳴らしているかような作品だと感じました。"SF"好きには堪りません。
映画 - K'z films -
2010年8月12日
月に囚われた男
低予算ながら、ストーリー、映像、音楽の融合が素晴らしく、完成度の高い作品になっている。スタイリッシュでいて無機質な映像は[2001年宇宙の旅]を彷彿とさせるが、現在のSF映画のようなCGには頼らない演出が懐かしくもあり、気持ちよい気分にさせてくれ、音楽もセンス良い。サスペンスフルなストーリー展開ではあるが、オチは想像できる。しかしストーリー自体が興味深く、展開に釘付けになった。人工知能との新しいアイデアや時事ネタを含めた資本主義の批判もあり、この先人類はどうなっていくのか?という事を考えさせられた。とてもオススメの作品だ。
元レンタルビデオ屋店長の映画感想
2010年7月26日
月に囚われた男
物凄い作品を作っちゃいましたね〜(驚!)すこぶる上機嫌です!大がかりな事はどこにもなくて、既存のSF作品で見かけたようなシーンなのだけど…。登場人物も殆ど1人。なのにどんどん引き込まれていっちゃう!!こんな作品今まで見たことなかった!! サム・ロックウェルの演技はいい!ストーリーもいい!多くのアワードで絶賛されたSFスリラー。この絶賛は納得ですよ。契約満了を待つサムの苦悩と悲しみが、物語が進むにつれて切なくなっていきます。事故後から起きるサスペンス部分でどんどん引き込まれラストまで一気に見れる秀作。お勧めの1作です!!
ひばなのシネマの天地
2010年7月4日
月に囚われた男
彼が地球帰還間近になって起こした事故後から主題でした。なんとかカーディーを説得して外にでたサムが自分の事故現場で見つけたのは自分にそっくりの怪我をした男性。そこからが面白い。最初は分かり合えなかった2人のサムも、最後は協力しあって、特に最初は乱暴な感じだった最初に目覚めたサムが最後には怪我をして見つかったサムを地球に還してあげようと奮闘している姿に感動してしまいました。何だかラストは切なくなりました。サム・ロックウェル、今回は優しいお父さんの面とちょっと乱暴者の面と見せてくれました。
Diarydiary!
2010年6月11日
月に囚われた男
★★★★ SF好きなら思わずニヤリとしてしまうアイデアが光る作品です。ヘリウム3の採掘現場にスポットを当て、そこに[2001年宇宙の旅]的な閉鎖空間でのサスペンスを融合させたのは、今までになかった視点でなかなか面白いアイデア。人類が到達しているにも関わらず、未だに手の届かない場所という幻想的なイメージを持つ月の雰囲気もよく出ていた。月世界に存在するもう一人の自分。この謎は中盤で明かされます。3年間の任期。月世界に一人だけ。これらの要素をしっかり盛り込んだこの真相もアイデアが面白かった。真相が明かされてからの展開も好きです。
5125年映画の旅
2010年6月5日
月に囚われた男
主人公のサム(サム・ロックウェル)の独り芝居が殆どです。500万ドル以下の低予算作品。派手なCGとかもナイデス。一応、SF映画ですけど宇宙人とか出てきません。監督のダンカン・ジョーンズの渋い才能が光ってます。・・何かがおかしい、このミッション、、その隠された全貌が明らかになり驚愕するサム。普通なら自暴自棄になるんだけど…「自分に残された契約期間はあと2週間、これが終わったらボクは地球に帰る」と言い続ける。帰ってどうなる?と思って観てたけど。作品はそこまでは描いていない。はっきりとエンディングを書かない方が良かったかもね。
SUPER BLOG.JP
2010年5月20日
双子の一人っ子 「月に囚われた男」
HALのようなコンピュータ、孤独に植物に水をやるシーン、自分しかいないはずのステーションに人影…現れたもう一人の自分と二人の間に不思議な交流が生まれる。 ところがよく考えてれば…。自分は果たして人間なのだろうか。 短い寿命を労働者として全うするだけの、 月の裏側の「蟹工船」。・・見終わってみれば、 期待のわりにイマイチぐっと来なかったかな。 監督のSFオタクさが裏目に出たかもしれない。楽しみにしてたが小品にまとまっている感じ。しかし英国アカデミー新人賞をもらって一応の評価は得たわけだから、次回作に期待しよう。
シネマ走り書き
2010年5月17日
月に囚われた男
★★★★ 貴重な資源を月で採掘して地球に送るという業務を会社から一人で任された主人公が、あるとき自分とそっくりの人間と月面基地内で出会うというところから、俄然ミステリアスな様相を呈し、面白くなってきます。至極簡単なセットで、登場人物はほとんど一人という一風変わったSF映画ながら、最後まで大変面白く見続けることができた映画です。制作費はわずかに500万ドルながら、超大作[アバター]よりも内容的には優れているSF映画だと思いました。
映画的・絵画的・音楽的
2010年5月16日
『月に囚われた男』 ラストをぶち壊した理由
本作が描くのは、組織による不合理への糾弾、サムの自由への戦いである。しかし、ラストシーンにアナウンサーの声を被せ、映画では描かなかったその後が判る仕組みになっている。おかげで、せっかくの余韻が台無し。観客から、美しい映像を楽しむ自由と、登場人物たちがたどる運命を想像する自由を奪うとは、ずいぶん無粋だ。興味深いのは、不合理な労働を強制するのが韓国企業である点。月面基地の名称が韓国語、鉱物チューブに韓国語が書かれていたり、挨拶も韓国語。モニター越しに現れる管理者が東洋人である。
映画のブログ
2010年5月2日
「月に囚われた男」
★★★★ なんとも冷酷な企業論理だと言えよう。テーマは、利潤追求を最優先する巨大企業のエゴへの批判がメインとなる。…哲学テーマを期待したのに、えらく分かり易い話になってちょいと拍子抜けではある。しかし、それでもこの映画は面白い。一時的にせよ、いろいろと知的好奇心をくすぐられ、人間という存在について考えされてくれたからである。また文明批判、人間のエゴ批判という、いかにもイギリス的な辛辣な風刺が効いている。本作も、まぎれもなく、低予算・知的SF映画の1本として記憶に残る作品だと言えよう。
お楽しみはココからだ
2010年4月30日
『月に囚われた男』
インディーズ映画にはワンセットのハコモノという設定は必然的に多くなる。でもこの作品がひと味違うのは、ハコモノでありながらそのジャンルが"SF"であるという点。古き良き時代のSF映画への回顧主義的な手法による、素直なSF。インディーズのクセしてスターを起用している。ものものしさを一切排除し、シュールな様相すら静かの海に押し込めて、無彩色で無機質な閉塞空間だけをぽっかりと創り出し、そこに人間臭い自尊心とアイデンティティを渦巻かせる。無重力であるはずのそこに何かしらの重力を感じさせる不思議な魅力。思考を与える良作。
シネマな時間に考察を。
2010年4月28日
『月に囚われた男』
エイリアンが出てくるのか、夢オチになるのか、あれこれ考えながら見てみたのですが、まさか「愛の映画」としてあんな感動的なラストを迎えるとは完全に予想外でした。サム・ベルが2人いる謎はあっさりと解明されるのですが、実はこの映画の素晴らしさをより実感できるのはここから。ここで見せるサム・ロックウェルの見事に一人二役を演じ分けた巧さ、雰囲気をナイスアシストするケビン・スペイシーの声だけの演技がいい! そしてサム・ベル同士の友情。これが切ないですが、凄く愛に溢れているんですよね。ちょっと涙腺が緩みそうでしたよ。
めでぃあみっくす
2010年4月26日
「月に囚われた男」鑑賞
機械の部品である事しか求められない人間。機械(ガーティ)が見せる情のある行動。これが斬新と言われるのは、ライノベ全盛の昨今では、かつてのSFの名作を読む人がいなくなっしまったからだろう。それをあえて今、作った所が斬新なのかも知れない。SF好きな人間なら、彼の正体に途中で見当がついてしまうだろう。あの衰弱には理由があるのか、技術の限界があるのかは定かでないが。"彼"には特殊な能力はなく、あくまでも平凡な人間でしかないのだ。これは古き良き時代を、忠実に現代によみがえらせた佳作。七光りではない。
帰ってきた二次元に愛をこめて☆
2010年4月23日
月に囚われた男
古き良き時代のかほりがするノスタルジックな正統派SFです。職人の手作りみたいな感触がなんとも心地よい。久しぶりにセンス・オブ・ワンダーなんて言葉を思い出しちゃったりして、とっても楽しませていただきました。ダンカン・ジョーンズ監督、ありがとうv。…戸惑い、受容、怒り、絶望、反発、などなどの感情を、ひとりふた役で演じたサム・ロックウェルは、ほんとにうまい。同じであってちがうところを、実に巧みに演じわけていて、観客の感情移入を誘うのです。面白い映画だった。わたしはとっても好きでした☆
キノ2
2010年4月23日
月に囚われた男・・・・・評価額1450円
★★★★ 自分以外誰も存在しないはずの月面で、いるはずの無いもう一人の自分に出会うという超シュールなシチュエーションに直面したサムが、一見全然動じない様に見えるのは、演じるサム・ロックウェルの好演もあり、なかなかに説得力があった。一体自分が見ているのは何なのか、これは現実なのか幻覚なのか、そもそも自分は何者なのかという不安に苛まれる。そして彼らの心理は、同じ様に情報を欠いたまま見守るしかない観客の心理とも、そのままシンクロする。面白いのは人間性を獲得しつつあるコンピューターのガーティが、積極的にサムの支援をする事。
ノラネコの呑んで観るシネマ
2010年4月18日
月に囚われた男
愛する家族の元を離れて単身赴任の宇宙飛行士…。トイレのニコちゃんマークとか、観葉植物のそれぞれの名前にキュンときますし、その静寂の中のふたりぼっち。問答無用でサムとガーティの会話にキュンキュンしてしまいます。勘のいい方なら結構早い段階で、この"秘密"に気付かれるかも知れません。あまり情報を入れないでストーリーに身を任せてみた方がいいと思います。記憶―、生きてきた証。それが意味するもの…。ガーティの心遣いが泣けます。ハートを感じる囁きにも聞こえたり、、ケヴィン・スペイシーの声が素晴らしい。サムの「…帰りたい」に涙。
to Heart
2010年4月15日
月に囚われた男/ MOON
★★★ 巧い役者だからこそ成り立つ、ほとんど一人芝居。しかも、ほぼ密室。会話するのも従順な機械のガーティくんのみ。自分そっくりな人間が現れる展開は映画として慣れてしまったのか、驚きもなかったので、二人がどういう行動に出るのかを見守っていた。企業に操られた一人の男、残された家族に会いたい一心で帰りたいと願うけど簡単にはいかないもどかしさ。サムに課せられた残酷な運命...切なくて、、、。美しい月にたったひとり。孤独感と閉塞感も感じられたのに加えて、名優サム・ロックウェルだったからこそまた良かったんじゃないかな。
我想一個人映画美的女人blog
2010年4月14日
月に囚われた男
★★★★ 3年間たった1人で月で働くことになったツキに見放された男サム(サム・ロックウェル)はロボットのガーティに同情される。恐らく月面で長期に人間が働くのは耐え難いことで、かといって入れ替わり立ち替わり人員を配置転換していれば地球と月の間では輸送費に膨大なコストがかかる。水や食料は月面でもある程度採集できる可能性があるようだが、それにしても経済的負担がかかる。…という収益性重視の企業ルナー産業の戦略なのだろう。反面、人間よりもロボットの方が素朴に親切で人間的なのが皮肉。
佐藤秀の徒然幻視録
2010年4月13日
月に囚われた男
とてもいい映画でした。監督のダンカン・ジョーンズはデビッド・ボウイの息子だそうですが、デビュー作で低予算、短期間でこれだけのものが撮れたとは、今後が楽しみな監督です。からくりはすぐわかりましたが、だからといって面白さを損なうことはありませんでした。ガーディのデザインもロボットというよりも工場のラインの組み立て用ロボットに人工知能が乗ったもののような感じです。登場人物はほぼ1人。2人でもあるけど。サム・ロックウエルの演技が良かったです。3年の月日の差がうまく表されていました。良質で薦めの映画です。
がらくた別館 映画・漫画いろいろ日記
2010年4月12日
「月に囚われた男」究極の低予算SF映画が描く、究極の単身赴任。
本作(原題は[MOON])は、その背景からして、古き良き時代の正統派SF映画を彷彿とさせる仕上がりとなっています。映像、脚本、演技、コスト…、色んな面から見て、非常に素晴らしい1本だと思います。サム・ロックウェルは見事です! 1時間37分の上映時間、ほとんど1人芝居で演じきっています。そして"オスカー俳優"ケヴィン・スペイシーの"声の演技"が、サムの演技を盛り立て、更には非常にいいアクセントになって、この映画を良質なエンタテインメント作品に仕上げています。素晴らしき低予算SF映画を、あなたも是非!
シネマ親父の“日々是妄言”
2010年4月12日
月に囚(とら)われた男
★★★ 何だか不思議な感じがする作品でした。それは即ち時間軸が20世紀に巻き戻されているかのようだからかもしれません。1980年代、私が少年時代に想像した"未来"がそこに展開されているとでもいいますか…。地球との交信はできません。相方となる人工知能のガーティと話すだけの毎日。これは一目見ただけで気持ちが萎えるほどに孤独。とてもシンプルでストーリーに波といえるほどのものはありませんが、妙に古臭くて妙にリアルな作品だけに真っ直ぐな訴求力がある作品だと思います。結局月に一番囚われていたのは、地上の人間だったんでしょう。
LOVE Cinemas 調布
2010年4月12日
月に囚われた男
これは良質なSF。ほんとに良かった。面白くてたっぷり堪能しました。500万の予算で、撮影期間は33日にもかかわらず、ここまで良質なSFを作りあえた監督の手腕はすごい。これが単館上映なんてもったいない。一人しかいないはずの月で人が見つかるということで、なんかサスペンス的な、エイリアンが出てくる系のものを期待していたんですが、そういうものではなかったです。出てくる人物はサム・ロックウェルだけなので、ほぼ彼の一人芝居。彼の好演が光ります。微妙に性格や口調が違ったりしていて良かったです。
だらだら無気力ブログ
2010年4月11日
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