譜めくりの女:作品を観た感想(4)

映画『譜めくりの女』を観て
★★★ 音楽を断念した少女が成長して美貌を武器に?その時の人気ピアニストに復讐するのだが、女と男ではその執念深さや復讐の手段はやはり違うようだ。彼女の描いた復讐劇はじわじわと外堀を固めていく。さらに、彼女の美貌に興味津々のチェリストに大怪我を負わせ、益々彼女の存在が大きくなっていく。そして、息子のトリスタンまで彼女の味方に引き込み、誰も彼女が大胆な計画を遂行しているとは思えないような雰囲気を作る。最後は、静かに屋敷を去って行った彼女。この先の彼女の人生はどうなるのだろうかと思った。
KINTYRE’SDIARY
2010年4月4日

『譜めくりの女』
夢を絶たれて敗者になり復讐を秘めた者と、成功して名声を得たが精神的に脆弱な者。どちらが強いか、どちらが弱いかは火を見るより明らか。でもメラニーの胸のうちを埋めていたのは本当に恨みだけだったのだろうか。黒いニワトリは魔女の化身だと話すメラニー。その鶏に付けられた名前は"jalousie(嫉妬)" メラニーの中にアリアーヌに対する嫉妬が見え隠れして仕方ない。アリアーヌを誘惑するメラニーの本意を、ラストでみせる彼女の不適な笑みから図るすべは…もはや無いのだけれど。
シネマな時間に考察を。
2010年3月19日

解体ピアノ
かつてコンセルヴァトワールの試験会場に闖入者が現れた。この闖入者は受験生に対する悪意を持っていなかっただろう。彼女はそもそも受験生を見ていなかったかもしれない。高名なピアニストだけが彼女の視界に入っていたのかも。今、フシェクール家に侵入者がある。侵入当初の彼女の標的は、かつての闖入者と同じピアニストだ。この侵入者の明確な悪意はやがて一家を崩壊に導く。1葉のポートレートと、そこに書かれたサインによって。
MESCALINE DRIVE
2009年2月21日

譜めくりの女
静かぁ〜な復讐劇です!いやぁ〜これさ、このメラニーがどこまで計算して仕掛けた罠なんだろぉ?このメラニーを演じたデボラ・フランソワの淡々とした演技が怖さを倍増させた! でね、最終的にはアリアーヌにどんな復讐をするのかが見ものなわけです! 冷ややかな笑みを浮かべながら駅へと歩くメラニーが映って物語りは終わります。復讐劇なのにドロドロした感じを受けないのですが、それなのにインパクトの強い作品でした。81分という短さも良かった!オススメの作品です♪
UkiUkiれいんぼーデイ
2008年11月26日

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