愛する人:作品を観た感想(19)
愛する人
★★★★★ 原題は「Mother and Child」らしいです。「母娘」ですね。何人ものシングルマザーが出てきます。子どもを里子に出した母。一人で子どもを産み、育てている母。子どもに恵まれず、養子をもらった母。母は強い。強くなるんだ。。。守るべきものがあるから。娘エリザベスの生き様に、何度も何度も涙しました。愛に飢え、愛を拒絶し、それでも宿った命に全身全霊をささげ、愛した。久しぶりに涙が止まらなかった作品です。
食はすべての源なり。
2011年9月16日
愛する人
★★★ カレン夫婦とエリザベスとポール、子供が出来ず養子縁組をしようとする3つのカップルがそれぞれが並行して、それぞれ家族や子供への愛が描かれていました。これは女性向けの作品ですね。登場する女性たちの心の変化や成長が丁寧に描かれてましたし、アメリカの赤ちゃんの養子縁組事情も勉強になりました。大きな感動というよりじわじわくる感じですかね。全く接点がなかった女性が不思議な巡り合わせでお話の中にすーっと入ってくる所はなかなか。もしかして男性には退屈に思えてしまいそうですが、とても素敵な作品。だけど…エリザベスが切ないね。
新・映画鑑賞☆日記・・・
2011年9月7日
映画『愛する人』を観て
このストーリーは、アメリカならではの社会的そして宗教的な背景もある。そもそも産んだ女性は不倫の子だったり、14歳で彼氏の子を身籠ったりと、そうして子供を養子として育ててくれる寛容な土壌がある。その反面、一度養子に出すと二度と会えないのが原則で、探すのは困難を極める。今回のストーリーでもそうした要素が全て反映されていたのだが、脚本が良いので、ジメジメとした暗さは感じないし、むしろ最後は希望を感じさせるエンディングだった。ワッツは難しい役柄だったと思うが、それぞれ異なる状況を巧みに演じ分けていた。
KINTYRE’SDIARY
2011年3月3日
「愛する人」
ナオミ・ワッツの役所は気の毒なくらい不運な女性。ラストもそうだし…まぁロドリゴ・ガルシアが描く世界なのでハッピー・エンディングは期待してなかったけど。原題の"Mother and Child"は素晴らしいタイトル!エリザベスとカレン、カレンとその母親。そしてルーシーと養子、ルーシーとその母親。もう一カップル、ソフィア母子もいた。これらの"Mother and Child"が織りなす人間ドラマは見応えがあった。でもラスト、泣けるってほどではなかったが、流れるエンディングはなんとも印象的で耳に残る。
ヨーロッパ映画を観よう!
2011年2月18日
映画「愛する人 」人はきっと繋がっている。
★★★★ 「後悔して生きる」それがテーマといえるかもしれない。起きてしまったことは仕方ない。その後をどう生きるか、そこにしか救いはないのだ。エリザベスも自力で人に見下されないように懸命に鎧を付けるような生き方をしている。彼女は孤独だったが最後に「君が一番大事だから」と言われて、それは決して幸せな結末じゃなかったが救われたことは確かだ。この張りつめたような緊張感、非常に練られたセリフ、地味ながら傑作と言っていい作品。でもこの映画を見て幸せな気分になれるとか、生きる希望が見えたとかそんなことはないのだけれど。
soramove
2011年2月13日
*愛する人*
お母さんの方にはパコという救世主が現れましたが、娘、エリザベスはむずかしいです。きっと恋愛関係が深くなってくると今までも逃げ出してきていたのでしょう。人と深く関わることを恐れているのだと思います。また他に一組の母と小さな娘、養子を迎えたいと思っている若い夫婦のそれぞれの悩みやパートナーとの思いの違いなども丁寧に描かれていて、誰にも共感できます。そしてそれらが最後に…ほんとこういう展開ってうまいですよね〜。そして人と交わることを知らないエリザベスの心の痛みが後々まで突き刺さるように心に残りました。
Cartouche
2011年2月8日
愛する人
まるで祈りにも似た命の繋がりへの想いを感じられる物語でした。それにしても、心を揺さぶられる物語でした。淡々と描かれてはいますけど、その分、主演の二人の演技が際立っていました。特にアネット・ベニングの気難しいカレンを演じた表情やその後の幸せそうな笑顔には、彼女が幸せを感じられるようになって本当に良かったと思うと共に、運命の辛さを感じました。観終わった時、いろいろな想いが頭を過ぎりました。小さな命がカレンに与えた救いに静かな感動を覚えた1本です。
とりあえず、コメントです
2011年2月6日
愛する人
★★★ 冒頭が出産シーンであり、ラスト近くでも幼い子供と大人たちが一緒に戯れるシーンがあって、全体として養子と真の母親との関係を巡る物語。父親の存在は意図的に排除しつつ、三人の女性を中心的に描き出しており、特にナオミ・ワッツが演じる女性弁護士の意志の強い行動は、観客に鮮烈な印象を残します。
映画的・絵画的・音楽的
2011年2月5日
愛する人
ナオミ・ワッツがカッコイイです。男前です!弁護士としての華やかな貌とは裏腹な、辛らつに隣人に向ける目線や男を誘う口元に、キリキリと疼く孤独や痛みや渇きが内包されていて‥目頭が熱くなります。37年前の悲劇を胸に、すっかり気難しい内向的な人生を生きてきたカレンが、トシをとった娘の立場から、母の死をきっかけに娘を思う母の立場になる―アネット・ベニングが愛しいです。結婚は脇に置いておいて、出産、子育て、母性に焦点を当てて展開していくストーリーは、やはり世代を問わず、女性に観て欲しい作品でした。
to Heart
2011年1月27日
☆愛する人(2009)☆
★★★★ 様々な生き方や悩みを抱えた女性たちの順風満帆とは行かないそれぞれの人生が、予想もしないところでつながっていきました。エリザベスは幸せだったのだろうか…。ラストに登場する「小さな奇跡」に救われて鑑賞後の後味の悪さはありませんでした。娘に手紙を書くカレン、そのナレーション<字幕>に涙が止まらず、カレンの気持ちを思うと嗚咽でした。女性なら、そして子どもを産んだ母親なら、なおさら感じるところも多く、心に響く作品なのではないでしょうか…。母がいるから自分がいるわけで、そして、自分も母になるんですよね。
CinemaCollection
2011年1月24日
『愛する人』(2009)/アメリカ・スペイン
★★★★★ 思いもよらない妊娠という事実を突き付けられ、エリザベスの心境はいかばかりだっただろう。あんなに嫌悪していた「母」に自分がなるなんて。でも、命を胎内に宿したこと、それが彼女を変えていく。エリザベス、カレン、ルーシーが結びついていく過程も、考えようによっては出来過ぎと思わなくもないけど、1つの命が、3組の母娘たちをつなぎとめたと考えると、1人の人間ができることって大きいと思います。少女から大人の女性、妻、母と、それぞれのステージで立ち止まって考える女性たちの姿は、感慨深いものがあります。非常によかったです。
NiceOne!!
2011年1月21日
「愛する人」母になるという事
心を閉ざしていた時のカレンと、愛を受け入れて遅咲きの結婚をした後の表情がまるで別人。笑顔で生きるって本当に大事な事だと実感。亡くなった母が家政婦に話していたことを聞く時のシーンは、涙無しには見られない。閉ざした心の扉が開いて、感情があふれ出す瞬間。‥大抵の登場人物に感情移入できると自負していた私だけど、どうしてもエリザベスにだけは共感できるところが見つけられなかった。‥カレンは子供を生んだ時は母親になれなかったけど…たとえそれが人の子供であっても、「子供に愛情を注ぐ人」 これこそが、母親なんじゃないかな。
ノルウェー暮らし・イン・London
2011年1月16日
愛する人 こりゃ男にはちと難しい・・・
母親になり損ねた人、母なのに母らしく生きれなかった人、母を知らない人、母になりたい人、母になりたくない人、母になりたかった人、母になったら怖くなった人、自分が母だったと思い出した人、母として母を伝えたい人、娘に母になって欲しい人、娘に無理に母になって欲しくない人、母が嫌いな人、母を壊す人…この映画は男には無理だわ。「涙あふれる希望の物語をお届けします」もっと優しいラストにして欲しかったのだが、それは男の感覚のようだ。女性には、このラストでいいのだ。
労組書記長社労士のブログ
2011年1月14日
映画『愛する人』
どの母も、子どものことを大事に考えていることには違いがありません。子どものことと自分のことを考え、いろいろな運命を選択する。子どもの人生に幸せが訪れたと感じた時に、母親は初めて自分の人生を幸せと感じるのかもしれません。本作は、男性と女性、子どもを産んだことのある女性とない女性、子どもを手放した女性と自分で育てている女性など、生きて来た道程により感想が大きく違ってくるような気がします。女性にとっては自分が何を得て、何を手放して生きて来たのか、大きな視点から問われているような映画だと思います。
Viva La Vida!<ライターCheese>
2011年1月8日
愛する人
★★★★ ちょっと駆け足な展開もあったけれど、母親の娘に対する愛情が溢れる素晴らしい作品でした。やはり本作のテーマは原題通り母と子供、特に"娘"への愛情にほかなりません。本作には実に多くのお母さんが登場し、様々な形の娘への愛情を見せてくれます。妊娠したエリザベスのお腹は、実際に撮影当時妊娠中だったナオミ・ワッツの素の姿だそうで、正に彼女の動きは演技でありながら現実でもあります。彼女が母親を捜そうと決めた頃、カレンもまた娘を捜そうと決めるのでした。悲劇的な結末ですが、後の展開に大きな救いがありました。
LOVE Cinemas 調布
2011年1月8日
【映画】愛する人
一見繋がらなさそうな3人の女性。一人一人が全く単純ではない生き方をし、「母親」として、「母親」になるためにそれぞれ決意をする。母親ってすごいです。強いです。子供のためだったら何でも出来ちゃう。ああ、尊敬するに値するなぁ…と。それまでの、それぞれの人生が、悩み、迷い、決断し、それでも上手く行かず、また迷い…だからこそ、たどり着いた先は言いようのない感動が待っていました。女性向けの作品ですが、カップル(夫婦)で観るのもお勧めですね。照れちゃいそうだけど、素直になれそうな気がします。
☆紅茶屋ロンド☆
2010年12月23日
愛する人
★★★★★ 娘を想い続ける母、一方、自分が一歩前進するごとに母の気持ちに寄り添っていく娘…。カレンとエリザベスを中心に数人の女性が登場し、皆それぞれに途中で大きな転機があります。そんな彼女たちの変化が、ほんの一瞬、1シーンでわかるんですね。その描き方が本当に素晴らしくて、監督、女性をよくわかっているなと思いました。皆、立場が違うし、考えも同じではないですが、目の前の問題と向かい合う姿が描かれていて、どのエピソードも心に響きますし、希望を感じました。内容的にも女性中心のイメージですが全ての人に観てほしい映画。
☆試写会中毒☆
2010年12月23日
愛する人 / MOTHER AND CHILD
★★★ 沢山の母と娘の関係が、ひとつのタペストリーのように織られて出来た、それぞれの想いの詰まった映画☆ 全ては順調にいくかと思いきや、の悲劇が。ハッピーエンドかと思ったらそうじゃないところが本作の素晴らしいところ。そしてエリザベスの相手が黒人だったことも色々な伏線。いくつかの偶然が重なり、それぞれの運命は交差して…カレンの言葉に涙が出た。知らずにいれば、ずっと幸せでいられた。それでもそれを乗り越えるひとつのいのちとメッセージがあるから。悲しみを希望へと繋げるあたたかいシーン、ラストは素敵だった。
我想一個人映画美的女人blog
2010年12月21日
歳月を飛び越えるものは? 「愛する人」
ロドリゴ・ガルシア監督の新作はまたしても原題とかけ離れた、おまけに先の出世作とお揃いの邦題となったが、母と娘という部分にはしっかりすぎるほどフォーカスされたいいドラマ。会ったことのない母子が外見だけなく、激しい気性を秘めた感じがどことなく似ているのもよけいに痛々しい。母になったばかりの人、近々母になる人が見たら、一生ものの作品となるかもしれない。
シネマ走り書き
2010年11月17日
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