イエロー・ハンカチーフ:作品を観た感想(7)

イエロー・ハンカチーフ
ウィリアム・ハートさんの哀愁たたえた演技が映える。黄色は幸せの象徴なんですよね。じんわりと感動しちゃいました。ウィリアム・ハートさんの微笑んだ姿にじんわり。ただ離婚届を一方的とはいえ突きつけた相手に対し、まだ待っているという意思表示は「出来すぎ」だったかもしれない。でもそれだけ愛しているということ。人生に失敗した孤独だった男が手に入れた幸せ。それはあたたかな黄色いハンカチに彩られたものでした。
いやいやえん
2012年2月29日

mini review 11516「イエロー・ハンカチーフ」
★★★ 翻る満杯の黄色の布の乱舞に、僕たちはまたわかっていても泣かされることになる。たぶんずっと信じて待っていて、ある日男からのハガキを受けて、もう嬉しくて嬉しくて、黄色い布をあの人のために一杯たなびかせよう!と心躍らせる瞬間。観客には、その作業を一心不乱に続けている光江やメイの姿が、まざまざと想像できるのである。たぶんその構図だけがあればよかった。そこでは、アメリカ人も日本人も、南部の海辺の町も夕張の貧しげな町も、そして33年前の若かった自分ももう老境に入っている自分も、同じように「感傷」の世界のスイッチが入ることになるのだ。
サーカスな日々
2011年2月14日

イエロー・ハンカチーフ
★★★ 高倉健さん程じゃないですけど、ウィリアム・ハートが同乗する少年、少女に自身のこれまでのムショに入るまでの経緯を話ながら、人生のノウハウを叩きこむ、見た目は怖面だが内面ウブな良きおっさんを熱演。オリジナルが名作だけに、リメイクも必然と切ない作品へと生まれ変わっており、泣き映画としては好作だとは思いますが、流石に作中に温かみを感じとれなかったかな。とは言え、ラストは分かっていても、ちょっとウルッとしちゃいましたけどね。オリジナルのファンはまた違った3人のロードムービーを楽しみつつ、あの感動をふと思い出すのも良いかもです。
銀幕大帝α
2011年1月29日

不朽の名作邦画の米版リメイク
オリジナルを観たのは、随分前のことなので、詳細は覚えていないが、こんなにジメジメした話だったかなぁというのが率直な印象。連れの年齢を10代に下げたことで、不自然なトリオになったように思う。原作はアメリカ人作家ピート・ハミルの小説ということはつい最近知ったが、原作に忠実なのだろうか。
Movies 1-800
2010年7月9日

『イエロー・ハンカチーフ』 試写会鑑賞
★★ ともかくつまらなかったです。これはリメイク失敗ではないか。登場人物が全く魅力的でないのがダメだったのかも。ブレッドが未熟な感じたっぷりの二人に自分の過去をべらべら話す姿も好きになれなかったし、メイとの回想シーンもイマイチだった。「メイと出会う前までは死んだような暮らしだったのが、メイと出会って変わった」というのがそのシーンを観ても全然ピンとこなかったんですよね。何よりブレッドが自分勝手すぎて、全然同情できないというかなんというか。不朽の名作のリメイクでしたが、全然感動も何もありませんでした。
映画な日々。読書な日々。
2010年7月7日

『イエロー・ハンカチーフ』 (Yellow Handkerchief)
★★ 内容はだいたい一緒だった。しかし山田監督の作品の良さがキャストも含めたいへんな名作だったと感じるほど演出の難しい作品だとわかった。特に倍賞さんが演じた役は高倉健さんの役とともにやはり素晴らしい雰囲気を作る。ウィリアムハートとマリアベロも悪くないのですがオリジナルの良さを痛感しました。評価Cですね。オリジナルがAAなだけにちょっと予想した通りでした。残念です。
Mooovingな日々
2010年6月29日

イエロー・ハンカチーフ
個人的には嫌いじゃないです。クリステン・スチュワートが可愛かったし。でもラストのハンカチがはためくシーンを観てもジーンとはこなかったし、涙がちょちょ切れることもなかった。それは、ブレットとメイの関係にイマイチ入り込めなかったというか、ブレットが事件起こすまであんな態度取っていたのにもかかわらず、出所してから会いに行こうとする動機がイマイチ理解できなかったからかな。とは言えウィリアム・ハートの演技は渋くて味があって良かった。桃井かおりがモーテルの女主人という役で出ていて、存在感ある良い演技してました。
だらだら無気力ブログ
2010年6月29日


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