ピアニスト:作品を観た感想(3)

『ピアニスト』 
どうしても私はエリカに同情する気にはなれなかった。むしろワルターに同情する。それはナイ、あんまりだ。彼は被害者だ。エリカはもっと人に優しくすることを覚えなくてはいけない。確かにエリカは母親の犠牲者だったかもしれないが、人を愛したのであれば、人から愛されたいのであれば、自分の中の何かを変えていくこともひとつの愛の姿というものではないだろうか。けれどエリカのような女性は実際に居るだろうし、自分があるとき突然そうなったら、と考えるとぞっとするけれど、歪んだ愛の形は確かに悲しい。悲しすぎる
シネマな時間に考察を。
2010年3月22日

ピアニスト (2001)
★★★★ これは痛々しい、、、エリカの表情はそりゃ〜もう恐ろしくてサブイボ全開!! トラウマになりそうです・・・序盤にシューマンの事で語っているシーンがあるんですが、"自らの狂気を悟り、最後の一瞬正気にしがみつく、完全な狂気に至る直前の自己喪失を意味する" この言葉がラストシーンにすべて掛かっているんでしょう。エリカの狂気もそうですがワルターくんの無邪気なのか計算なのかわからない行動の方が狂気だと思えますな。あんな仕打ちってあるかよ…もう、ドンヨリです。
カタヤマ 無断でブログ
2009年6月1日

映画「ピアニスト」
★★★★★ まぎれもない愛の物語はせつなく、そしてグロテスク。 心も、体も「痛い」。 何がすごいって、リアリティがすごい。 エリカの性癖に対する異常性を取り上げる感想も多いようですが、私は誰しもが抑圧されている現代社会において、エリカは決して特異な存在では無いと思います。 もちろん映画ですから、誇張されていると割り引いても、女ならきっと、エリカを見て、自分を見ることもあるのでは?
榛蕪庵
2006年6月9日

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