孫文 100年先を見た男:作品を観た感想(3)

mini review 10477「孫文-100年先を見た男-」
★★★ 映画としてみれば、革命前夜の孫文をめぐる状況を、少しミステリアスに芸術風に凝って撮っているところがいただけない。ストーリーも史実には基づいているのだろうが、なんだかわざとらしい。・・孫文の時代の「革命」は、帝国主義時代における民族による「(民主)国家」をどう成立させるかであった。繁栄を誇る中華人民共和国と一方では幻の「版図」を原則的には保持し続ける中華民国(台湾)を含めて、アジアにもしまだ「革命」という概念が残るとすれば、その行く末をいったい誰が見通せることが出来るだろうか。やはり「革命いまだ成らず」なのかもしれない。
サーカスな日々
2010年8月16日

孫文100年先を見た男 革命の影の部分の物語
ここで描かれるのは、革命のバックヤード、あるいは影の部分である。それを長年孫文の世話をして、革命が成就してからは孫文の前に現れることなく隠遁していった粋芬と、孫文に憧れを抱きながら自らの恋が翻弄されることになる丹蓉の生き方によって表現されている。彼女らのエピソードについては革命とはいえ、男性上位の中で結局、女性が犠牲になったことへの批判的な見方もできるかもしれないが、ここはあえて「革命の影の部分」を描いたという肯定的な見方をしておきたい。
映画と出会う・世界が変わる
2009年12月31日

孫文 100年先を見た男
★★★ 孫文の伝記的な色合いは少なく、孫文を支えた人々を含めて彼のカリスマ性を表現した作品といったほうが良いかもしれません。不遇を囲っている孫文を常に励まし続けたのがチェン・ツイフェン。孫文は彼女の前でだけは自分をさらけ出しています。格好悪い、カリスマ革命家でもなんでもない1人の人間・孫文を。総統夫人に学の無い自分は相応しくない、孫文に恥をかかせたくない、だから本当は革命は失敗してほしい…。孫文の成功の影に隠れた彼女の決断が切ないのでした。
LOVE Cinemas 調布
2009年9月8日

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