冬冬の夏休み:作品を観た感想(2)
映画・冬冬(トントン)の夏休み
台湾の物語ですが、人々の暮らしぶりや風景は、日本のそれと似通っており、自分の子ども時代を懐かしく思い出しました。ラストに日本の童謡が流れるのですが、使われた意味がよくわかりませんでした。祖父の暮らす村を離れ台北の家に戻る冬冬の気持ちを表すのに合ったメロディラインかとは思いましたが夏の昼下がりの映像とはそぐわないような気もしました。
読書と映画とガーデニング
2016年6月5日
冬冬の夏休み(’84)
冬冬らがちょっとした事件に巻き込まれそうになったり、寒子を巡る悲哀、叔父と恋人との騒動、等大人の世界の一コマが織り交ぜられたり、病気の母の様態悪化の知らせなど、そう一筋縄に牧歌的のどかさという訳でもない日々。舞台風景はノスタルジックなアジアの田舎の夏。ある種の作品群よりは、余程子供向けOKとは思うのですが、のどかな子供の夏休みというイメージよりは、大人の事情も少し絡んだ子供目線でのひと夏の経験という後味という所でした。
Something Impressive(KYOKOV)
2011年7月24日
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