パチャママの贈り物:作品を観た感想(3)
パチャママの贈りもの
★★★ 父の背中を見ながら、仕事や生き様など、多くのことを学ぶ旅の物語は、圧倒的な自然が素晴らしい。加えて、ラテン・アメリカ特有の民族音楽であるフォルクローレが魅力的だ。そのメロディが流れてくれば、アンデスの風を感じることができる。この作品を作ったのが、ボリビア人ではなく日本人ということは驚きだった。松下俊文はこれが初長編監督作となるが、6年の歳月をかけて作ったこの作品は、とても丁寧に作られていて好感が持てる。青い空に映える真っ白い塩湖・キャラバン・祭り・何より確かな成長をとげるコンドリ少年の笑顔がいい。
映画通信シネマッシモ☆
2010年1月13日
パチャママの贈りもの
自然と共に生きている彼らの生活はとても印象的でした。インパクトがあったのはご先祖様の墓。コンドリと祖母がお参りするシーンがあるのですけど、何か静かに伝わってくるものがありました。笑顔と共に語られる挨拶と助け合いの精神は見ていて本当に心が洗われます。それにしても子供たちの笑顔が可愛かったです〜。元気一杯の彼らの笑顔は、やっぱり大自然や家族の愛に包まれて育っているからでしょうか^^ エンドロールに流れる美しい風景を見つめながら、この作品を劇場で観ることが出来て良かった〜と感じた1本です。
とりあえず、コメントです
2010年1月11日
パチャママの贈り物
★★★★ それにしてもどうしてこんなに郷愁を誘うのでしょうか。主人公の少年コンドリの一家は頑なに昔ながらの生活を守っています。祖母が痩せた土地に唯一育つという主食のキヌアの種を唯一人蒔き続けている姿が象徴的でした。ウユニから切り出した塩の塊をリャマの背に乗せて運ぶキャラバン、この物語のメインストーリーとなるこの旅は、彼らケチュア族の文化・風習・生き方が全て込められた旅でもありました。実に様々な経験をしていくコンドリ。そして旅の目的地では初恋までも…。村に戻ると、祖母の蒔いたキヌアが豊かに実っています。
LOVE Cinemas 調布
2009年12月25日
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