スノープリンス 禁じられた恋のメロディ:作品を観た感想(9)

スノープリンス 禁じられた恋のメロディ
可愛い純粋無垢な少年役の森本慎太郎君を堪能するような映画なので、ちょっと見ていて恥ずかしい(笑) 映画の雰囲気と全然あっていない今の現代っ子で変だ。世界名作劇場+日本昔話のような話で、どこかで見たような話でありきたりだが、良い意味で平凡で映画的。小学生・中学生の女の子には良いんじゃないだろうか? 貧乏なのに服が全然ボロじゃなく、その辺突っ込まない人ならOKかも。犬は賢いわけではなく、特に話に必要もない役。嫌な事する人物も出てくるがソフトで、基本みんな良い人達しか出てこない。これが不満な人もいるだろう。
元レンタルビデオ屋店長の映画感想
2010年2月15日

スノープリンス 禁じられた恋のメロディ
案の定、いろいろと残念な映画でした。これで泣けと言われても無理です。最初からこの少年は死ぬんだなって前提で見てしまってるので、いざ死んじゃっても何らかの気持ちが出てこない。禁じられた恋のメロディってタイトルも、タイトルほど禁じられてない。なんかいろいろと中途半端。草太が死ぬ理由も良くわかんないです。周りの大人達はたいがい草太に優しい声かけたりしてて、冷たくしてないし、祖父を亡くした草太が頼れば助けてくれる人が多いなか、草太が衰弱死する必然性が感じられなかった。
だらだら無気力ブログ
2010年1月3日

「スノープリンス 禁じられた恋のメロディ」
脚本が酷い!これが[おくりびと]で多くの人を感動させた小山薫堂の脚本とは信じられない。日本版「フランダースの犬」とコピーにあるのだが、これではラストが観る前から分かってしまい興醒めである。では、そこを無理なく観客に納得させ、素直な涙を流させるよう持って行かないといけないのだが、その辺りにまったく説得力がない。少年の心の変遷も画面からは見えて来ない。一番問題なのは"なぜ現代から過去を回想する必要があるのか"、及び"昭和11〜12年を舞台とする意味はどこにあるのか"という2点に尽きる。
お楽しみはココからだ
2009年12月27日

スノープリンス 禁じられた恋のメロディ
設定は昭和11年、そこに平成の美少年という雰囲気の森本慎太郎をぶつけたから、馴染まなくてたいへんな違和感。物語は現在の東京に住む年老いた早代の回想という設定なので、現在と過去を行ったり来たり、それが気持ちの継続性をブツブツとカット、そこも残念だった。しかし美しい風景と、よく作り込まれたセットが素敵で映像としてはなかなか見応えがある。浅野忠信の存在がお話を理不尽でイラッもさせられ、むちゃくちゃにしてしまう。人間同士の直接的なふれあいの大切さやそこに存在する温もりを描きたかったことだけは伝わった。
労組書記長社労士のブログ
2009年12月19日

スノープリンス 禁じられた恋のメロディ
内容は、「まんまフランダースの犬」だけど、あそこまで周りの人たちの態度はひどくなかったし、お父さんだってそんなに偏屈じゃなかった。主役の森本君は非常に完成されていて、貧乏臭くないのがマイナス。貧乏なはずなのに犬はいつも綺麗だし昭和初期に家の上に犬を上がらせる事からおかしい。まあ突っ込みどころはたくさんあるけれど、最後は不覚にもホロッとしてしまった。この映画は周りの強力な主役級の俳優陣を脇役に押しとどめた事で、重みのある良い映画風になったと思う。
映画君の毎日
2009年12月16日

スノープリンス 禁じられた恋のメロディ
★★★ 転機が訪れたのは村にサーカス団がやってきてから。ところがいま一つこの設定は活かされない…。結局、池に"夜空色"の絵の具の元となる土を取りに行っただけなのでした。祖父・正吉が死に、草太は一人ぼっちに。それは話の流れ上「フランダースの犬」と同じなので仕方ないのですが、何故草太が死ななければならない程追い詰められなくてはならなかったのか、それが伝わってこないんです。何だか名作をモチーフにしたは良いけれど、どうも中途半端というか…、上っ面だけなぞっている気がして仕方ありません。
LOVE Cinemas 調布
2009年12月15日

スノープリンス 禁じられた恋のメロディ
★★★ クリスマスイブに政光がプレゼントの絵を持って来た草太を見送った後、唐突に政光の倉庫が炎上する。草太のいるすぐ傍で。政光が仕事の効率化を図るために倉庫内の電灯を増設して漏電に結び付いたということになっているが、情況的にまるで草太が怒りから放火したのではという思いも一瞬よぎる。…現代。その日も雪が降っているが、早代は「あの時の雪はもっと激しかった」とポツリと言う。あの時代に比べれば今の時代はずっといいと諭しているかのようだ。
佐藤秀の徒然幻視録
2009年12月12日

スノープリンス 禁じられた恋のメロディ
結末は分かっていても、やっぱり哀しかったです。一番救われたのは嫌な人がほとんど出てこなかったことです。みんな少年や年老いたお祖父さんを気にかけてくれます。少年と少女の仲を裂こうとした少女の父親さえ、少年を憎く思っている訳ではありません。それにしても役者が揃っていました〜。お祖父さん役の中村嘉葎雄さんや少女のお父さん役の香川照之さん。お母さん役の檀れいさんも印象的でした。いろいろ疑問や突込みどころはありましたけど、でも、絵本のような美しい物語に懐かしい気持ちになった1本です。
とりあえず、コメントです
2009年12月3日

『スノープリンス 禁じられた恋のメロディ』 試写会鑑賞
映像は綺麗です。だけど、昭和初期の設定のはずなのに森本君がおもいっきり平成の子の感じなので、違和感ありすぎで、その草太の"貧乏"という設定が浮いてしまっている感じがしたんですよね。ストーリーは至ってシンプル。設定もフランダースの犬と一緒。全体的にかなりスローテンポで進んでいたはずの物語も、最後だけがかなり唐突です。また、犬(チビ)の存在意義が感じられず。ネロのように本当に心から同情してしまうようなかわいそうな感じが伝わってこない。悪くはない、けど心に残らない。
映画な日々。読書な日々。
2009年11月26日


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