カメリア 時にあらがう三つの物語:作品を観た感想(3)
カメリア
3人の監督が集まって愛をテーマに創り上げたオムニバスです。全く違う三者三様の釜山の風景がスクリーンに映し出されていました。やっぱり行定勲監督の作品が一番好きでした^^ゞこの物語は美しかったです〜。主演二人の魅力がスクリーンからあふれ出るような作品でした。そして、釜山の街の色々な顔も映し出されていて楽しかったです。3つの国の監督さんが集まっていて舞台は同じなのに、こんなに違う顔を見せる釜山は面白い街だなと感じました。こういう企画の映画もたまには観ると面白いかもとちょっと思った1本です。
とりあえず、コメントです
2011年11月3日
カメリア
★★★ 共通するのは男のピュアな愛情だ。「IRON PUSSY」は、女装するスパイが若くも美しくもないのに、レトロシックな装いでキメキメなのが妙に可笑しい。「Kamome」が、とても綺麗にまとまっているのがいかにも真面目で"日本的"だ。この物語のオチは予想できるが、それでもピュアな切なさが残る好編だ。面白いのは「LOVE FOR SALE」 イケメン俳優カン・ドンウォンが愛に翻弄される姿は、ファンにはたまらないだろう。釜山らしさはあまり感じないが、愛の記憶を売り買いするというアイデアは、ハリウッドが買いそうなプロットで冴えている。
映画通信シネマッシモ☆ライター渡まち子
2011年10月27日
カメリア
★★★ 1979年、鮮魚店で働くハゲの中年男は電話の音を聞く。目の前のタコから派生してスパイの世界へ、さらにタイムトラベル風ファンタジーへと舞い上がり、2010年に行きつく。その過程で、まるでイタリアのパゾリーニのような雰囲気に代わり、釜山港を見下ろす展望台がナポリなのかと錯覚させられる。現代は想像がつくシンプルなストーリーで、"KAMOME"は暗闇に消えてしまう。未来、脳内から愛や恋愛の記憶を取り出してカプセルに保存して売り買いするビジネス。中年のおばさんたちが夢中になっているところが何ともはやだ。
佐藤秀の徒然幻視録
2011年10月26日
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