チェ 39歳 別れの手紙:作品を観た感想(31)
チェ 39歳 別れの手紙(Guerrilla)
チェについては名前と革命家と言うこと以外はほとんど知らなかったのですが、ものすごい人ですね・・。最初、家族はいないのかと思ってましたが、妻と子供がいて、家族をおいてまで他国の人を助けようというのはびっくりしてしまいました。まあ、それだからこそ、非常に尊敬されているんでしょうが。よい映画でしたので、未見の方は、「チェ 28歳の革命」からご覧ください。
シネマクマヤコン
2014年5月26日
39歳 別れの手紙(感想150作目)
★★★ ゲバラの誤算はキューバより国民の支持が無かった事で、ボリビア軍はアメリカと色々と協力あり余裕の勝利だった。ゲバラの出番&ゲリラ戦が前作より少なかった思うが、全体的には悪くなかったが前作と比べれば微妙だ。基本的にドキュメント系は鑑賞しない事が多いけども、珍しく世間のブームに飲まれ興味が湧き鑑賞したが、
別館ヒガシ日記
2010年3月14日
チェ 39歳 別れの手紙
後編(39歳別れの手紙)は「ゲバラ日記」の追体験のような感覚だった。革命のためボリビアへ移りゲリラ戦をしていくが士気の低下、革命よりも今ある平和を望むもの、農民の烏合の衆、政府軍の流言飛語、…徐々に勝てない戦の転落を止められなくなる。ゲバラはなぜ危険なゲリラ戦へと身を投じたのか?キューバにいたら、裕福な暮らしが出来たのに。と、誰もが思う。ゲバラの革命への強い意欲がそうさせたんだと口では軽く言えるけど、真似できる人なんてそうはいない。「革命においては、勝利か、さもなければ死しかない」..。
元レンタルビデオ屋店長の映画感想
2010年2月28日
自分に喝を入れたい時に 「チェ 39歳 別れの手紙」
★★★★ この映画はソダーバーグ監督がコマンダンテ・チェ・ゲバラに贈った墓碑である。チェがどのように生き、時代と格闘し、志半ばで最期を迎えたのかを克明に記した墓碑を、デル・トロ氏がまるで本物のゲバラ自身が肉声の如く朗読しているかのような、そんな映画だった。ゲバラたちの涙ぐましい革命闘争の日々が、下手な演出を徹底排除して違和感なく記されている事は正解だったと思っているし、ゲバラへの敬意なのだろう。鑑賞者はチェ・ゲバラという1人の人間が闘った様を観てほしい。
ミカエル晴雨堂の晴耕雨読な映画処方箋
2009年10月22日
ちぇっ.. 「チェ part 1/part 2」
キューバとボリビア、 成功と失敗を並列に置く構成は、 ある意味 秀逸かもしれない。 しかしなぜキューバは成功し、 ボリビアの革命は失敗に終わったのか。 そのヒントでも描かれていたら後編のほうが面白くなっていたかもしれない。 しかしソダーバーグの頭には"倒れるとき"をいかにポエティックに表現するかしかなかったようで、 やはり失敗を描いた後編もまた失敗作。 それでも前編だけを見たときよりも評価は高くなった。
シネマ走り書き
2009年6月13日
映画[ チェ 28歳の革命 ]&[ チェ 39歳別れの手紙 ]チェ、君は狂ってるな!
[チェ 28歳の革命]の闘争心にあふれた彼とは対照的に、焦燥感、喪失感、絶望感に覆われたチェが、そこにはいた。すべてが淡々と描かれており、ケレンミやカタルシスというエンターテイメントに不可欠なものが皆無に近い。これはゲバラのストイックさを、ソダーバーグ監督も作品に追求した証なのだろう。ドキュメンタリー映画よりも演出のない記録映画といったところだろうか。ベニチオ・デル・トロの演技は見ごたえあり。
アロハ坊主の日がな一日
2009年3月12日
『チェ 39歳 別れの手紙』
[チェ 28歳の革命]と同様に結構淡々とした作りは確かだけれど、あちらほどドキュメンタリー感はなく、こっちの方が映画としては見やすかったかなっていう印象。ベニチオ・デル・トロの放つ存在感は本当に強烈。あの眼力には役を役以上に魅せる力を持っているような気になってきます。音のないエンドロールを眺めながらどんな思いで死を迎えたのかがすごく気になってしまった。そしてキューバはゲバラの死をどのようにとらえたのか…。
cinema!cinema!ミーハー映画・DVD
2009年2月22日
【映画】チェ 39歳 別れの手紙
★★★ 味方に足をひっぱられ続けたゲバラには少々同情する。ドライに切り捨ててしまえば、と何度も思うシーンはあった。ただそれこそがゲバラなんだろう。彼は革命家であり、軍人ではなかった。きっとそういうことだ。今回、この映画(前後編)を見たことで、チェ・ゲバラという人物に興味を持つことができた。機会があれば、今以上の知識を得たいという欲が出てきた。やっぱり「映画が素晴らしかった」という事なんだろうか?
新!やさぐれ日記
2009年2月20日
☆チェ 39歳別れの手紙(2008)☆
★★★★ 密告した農民を恨むことなく、最後まで人間を恨むことなく革命家として戦って、死んでいったゲバラ。なぜに険しい道を選んだのか…なぜに革命に身を投じたのか…そんな思いがめぐりました。無音のエンドクレジット…まるでゲバラに黙祷を捧げているようでした。。。明と暗の2作を通して、いまだに英雄としてみんなに愛されているチェ・ゲバラの魅力は十分に伝わってきた作品でした。
CinemaCollection
2009年2月19日
チェ 39歳別れの手紙
アルゼンチン出身でキューバ革命を戦い、ずっと外国人だったゲバラとキューバから連れてきた兵たちとの感覚の差が現れています。政府軍もキューバで辛酸をなめ、アメリカの協力を得て、ゲリラを追い詰めてゆきます。八方ふさがりになってゆくゲバラ。そんな中でも前に進もうとします。そして、延々と無音のエンドロール。ある種、滅びの美学を感じる映画でした。主演のベニチオ・デル・トロがとても良かったです。
がらくた別館 映画・漫画いろいろ日記
2009年2月16日
チェ 39歳 別れの手紙
★★★★ 今回は、多少地味な印象は拭えません。しかしゲバラの伝説的な最期を描くことで、哲学的な面をより多く感じることができました。キューバにとどまれば、優雅な生涯を送ることができたゲバラ。彼は理想主義者であり、革命後のキューバに失望していたのかもしれません。現実的な政府とは噛み合わなかったのでしょう。
玄米遊女夢映画
2009年2月15日
「チェ 39歳 別れの手紙」革命の旅に生きる
★★★ 誰かの為に何かを成し遂げるなんて夢のまた夢だ。誰かの為に何かをするには自分は少なくとも満たされていなければいけない。そんなふうに思っている。でもこの主人公は自分のことよりもマジメに地道に生きてる人々の為に国が変わらなければいけないという信念から、銃を手に報われない戦いの中に身を投じる。だからだろうな、今も多くの人に支持されているのは、自分は持たず、奪わず、ただただ持たざる者の為。
soramove
2009年2月11日
『チェ 39歳別れの手紙』
最後まで自分の信ずるところを枉げずに生きるゲバラの姿が印象的。ゲバラの凄さは、全てを捨てて、再び革命へと旅立ったことではないか、と何かに書いてあったけど、その通り。権力を握る側になったのに、それを捨てるなんて誰にもまねできない。多くの革命家たちは権力を握った途端、それを守ることに気をとられ、醜い姿を見せて人々を失望させました。それと全く逆の位置を占めるチェ・ゲバラ、本当にかっこ良いなぁ…。
自由の森学園図書館の本棚
2009年2月11日
映画「チェ 39歳 別れの手紙」
ボリビアでの戦いはいかにも人生の終焉に向かって辛く悲しい、カストロとの友情は健在で鉱山労働者の支持もあったが、ボリビア共産党は武装闘争を拒否して支援が断たれ、農民の連帯は得られず逆に密告される、ゲリラ部隊の統制も乱れ、山から山へと迷走を続け、遂には追い詰められる。物語の終盤に向かっては徐々に緊迫感が増してきて、政府軍に包囲され死が迫るその緊張感、チェ・ゲバラという大きな星が落ちる喪失感が、空しく終わるその戦いが、物語のクライマックスであるとともにとても切なく感じる。
茸茶の想い ∞ 祇園精舎の鐘の声
2009年2月11日
映画「チェ39歳別れの手紙」
変装して家族に会い、ボリビアに潜入し、キューバと同様にボリビアの武装革命の準備を進める。チェはあくまでも武装革命にこだわるが、外国人であるキューバの同士らが中心のため、農民らの協力が得られず、次第にアメリカの支援を得たボリビア軍に追い込まれていく。彼が命を懸けて目指した"武力革命"は今度は完敗に終わってしまった。前編・後編を通して、彼の生き様がとてもよくわかると同時にいろいろと考えさせられた。
Serendipity !
2009年2月11日
チェ39歳別れの手紙 何故、革命は起きなかったのか?
[28歳の革命]に対して[39歳別れの手紙]は黄昏のムード。ボリビアへ渡った彼を待ち受けていたのは軍事政権とその下での貧しい人々。革命が起きる下地はあるが、ここでは条件が欠けていた。それは軍事政権を倒すべき政党の非協力的な態度と人々の意思の欠如であった。やがてゲバラとその一派はボリビアの人々の中で浮き、追い詰められていく。その過程が、前作と同様に硬質で乾いたタッチで語られていく。
映画と出会う・世界が変わる
2009年2月9日
チェ 39歳 別れの手紙
ボリビアで失敗した理由は何なのでしょう。軍事政権下にあったとしても、まだ民衆の我慢が沸点に達してなかったような気がしました。ましてやゲバラとしてではなく、ラモンという仮名で運動したのでうまくいかなかった気がします。国内で反政府運動をしている現地人をトップに据えることができれば展開も違ったのかもしれません。とはいえ、ゲバラは自分が信ずるものに全力を傾けて生き抜いた様が描かれていたと思います。
だらだら無気力ブログ
2009年2月8日
チェ 39歳別れの手紙
★★★★ 前編での華やな革命の戦いが、後編では一変して勢いが絶たれているのが手に取るように分かります。徐々に追い詰められていくゲバラたち革命軍の姿は観ているのが辛くなるほどです。この映画は前編・後編を通してドキュメンタリー風に描かれていたのに対して、ゲバラの最期だけはカメラの目線がそのままゲバラと重なって描かれています。民を救うために行ったボリビアで、ゲバラは死の瞬間、何を思っただろう?
UkiUkiれいんぼーデイ
2009年2月6日
『チェ39歳別れの手紙』 (2008)/スペイン・フランス・アめリカ
次第に追い詰められていく彼らの痛ましい様子は観ていて胸が痛い。あの栄光はどこに…。というくらいの対比。そのままキューバに残っていれば約束された地位が待っていたのに、敢えて革命を求めて新天地を見つけるという過程が、冒頭のたった1通の手紙でしか表されていないので、そこから追いかけていくしかない。全体的に説明不足で、さらに内容も衰退の一途をたどっているため、正直、陰鬱な印象は拭えない。
NiceOne!!
2009年2月5日
辛過ぎる後編。『チェ 39歳 別れの手紙』
★★★★ ボリビアへ向かったチェ・ゲバラの様子が淡々と描かれていました。その様子は散々で、観ているのが辛過ぎる後編でした。渦中にいる国民の共感を得られず、仲間は完全に方向性を見失ってゲバラの言いつけを守らず…善意と愛情は国民には受け入れられなかった。残念であっても彼自身は本望だったと思います。「死」を覚悟して臨んだ革命の中、自分が正しいと信じた想いを最後まで貫いたのですから…。
水曜日のシネマ日記
2009年2月5日
劇場鑑賞「チェ39歳別れの手紙」
いきなりボリビアへの潜入から始まり、サスペンスな感じの後編に仕上がっていました。さすがソダーバーグ監督のテクニシャンっぷりが見事! 飽きさせない演出です。とにかく革命成功から一転、迷走、失速、敗走と、悲壮感とも言える緊張感がみなぎっていました。[28歳の革命]と[39歳別れの手紙]はまさに明と暗。ずっと重い展開が続きます。農民たちの支援を得られないとしても、自分たちの失敗が彼らを目覚めさせてくれれば…というセリフが妙に印象的でした。
日々“是”精進!
2009年2月3日
チェ 39歳 別れの手紙
★★★★ 画面の推移を見つめていくと,次第に狭まる包囲網に緊張感がじわじわ。…志半ばの処刑が悲しい。主観で映すことで無念さが際立つ。喪に服すような無音のエンドクレジットが沈痛…。ことさらに悲劇を飾り立てず,静かに展開する中で,チェ・ゲバラの人間性を浮かび上がらせる構成に好感。独裁を許さず,人間を信じ,平和な社会を目指した愛の革命家,行動家であり夢を追う信念の男,チェ・ゲバラのカリスマリーダー性が,たしかに見えた。
Akira's VOICE
2009年2月2日
*チェ 39歳 別れの手紙*
"腕時計を家族に"というセリフが出てきます。これは今まで戦死した兵士の腕時計をゲバラはきちんと家族に返してしたから。彼の律儀さがわかる場面ですね。さてそのボリビア。内部は分裂状態で、辛うじて軍事力が政権を支えていました。それもアメリカの後ろ盾によるものだったのです。常に冷静で雄弁で、現実的に物事をとらえるカストロ。思いこんだら一直線で、理想に向けて突き進むゲバラ。このふたりは最高の組み合わせだったからキューバの革命は成功したのかもしれません。
Cartouche
2009年2月2日
チェ 39歳別れの手紙
★★★ 前編のゲバラにあって後編に無いもの、それはフィデル・カストロと民衆(農民)の支持、そして時の勢い。当時キューバにいたカストロはともかく、ゲバラの想い・思想が何故農民に通じなかったのか、このあたりをもっと掘り下げて欲しかったです。「軍の嘘に騙されている。」だとか「軍に脅されている。」ではあまりに表面的な事象のみしか観ていないと思われても仕方ないです。
LOVE Cinemas 調布
2009年2月2日
チェ 39歳別れの手紙
ボリビアでは、まるで何者かの大いなる意思によって彼らの行く手を1つ1つ、塞がれているような、何の希望も見出せない日々。大いなる理想は、いくつもの小さな綻びの積み重ねで花開くことなく、潰えてしまった。そんな闘争の中にあっても、同士を思い、弱者に対する愛を忘れず、どんな結末が待っていようとも、理想の実現に向かってゆく彼の姿こそが、色褪せない敬意の理由なのだろう。終幕間近で、若い兵士と交わす言葉に、彼が愛される理由が集約されている気がする。
悠雅的生活
2009年2月2日
チェ 39歳別れの手紙
★★★★ やはり同じく淡々とした展開、そしてゲリラ戦なんですが、観て良かったです!最後がどうなるのかわかってるだけに、中盤から追い詰められていく展開は適度の緊張感。共産党や地元の人たちの協力があったらああいうラストは迎えなかったんでしょうね。最期は切ない…。なぜキューバから去らなければならなかったのかというあたりも観たかった。マット・デイモン出てました。友情出演なんですねぇ。
映画鑑賞☆日記・・・
2009年2月1日
『チェ 39歳 別れの手紙』
★★★★★ 今回のゲバラは第1作目と比較すると、薄汚く疲れ切っていて、顔色もさえない。やや情緒的な演出がされていたような印象があった。軍事独裁政権も極端なところまでいってしまうと、飢えとあきらめから民衆も協力する気力を持たず、ゲリラ部隊は孤立する。「密告者は密告する」の言葉どうりに、卑劣な密告者の役割を果たすのは貧しい農民だったところに、革命の困難さがあらわれていた。
映画の感想文日記
2009年2月1日
『チェ 39歳別れの手紙』
コンゴでの失敗は一切描かず、変装してボリビアに潜入するところから描かれるキューバ革命後のゲバラ。キューバにいた時と同じようには進まない革命運動。その原因はおそらくゲバラが自分の立ち位置を誤ったことだと思いました。ボリビアの革命軍はゲバラを英雄視するだけで彼に頼りっ放し。「英雄」というイメージが一人歩きしてしまったがために生じた誤認だと思いました。エルネスト・チェ・ゲバラの信念を冷静に描いた「チェ」2部作。見て考えるべき素晴らしき傑作だったと思います。
めでぃあみっくす
2009年1月31日
「チェ 39歳 別れの手紙」みた。
★★★★ [28歳の革命]ではチェ・ゲバラの人物描写があまりにも客観的で良く解らなかった彼自身の正義や覚悟だったが、今度は「自らに課された使命」と言うかの強烈な意思がビンビン伝わってくるように感じられ、ヒューヒューとなかなか治まらない喘息の発作に耐え続けながらも、人々の支援と発起を待ち、諦めない彼の姿に計り知れない気力と信念の強さを感じた。嘘を嫌い、最後まで己の正しさを信じ続けていた彼だった。
たいむのひとりごと
2009年1月29日
チェ 39歳 別れの手紙
ボリビアの共産党の協力はなく、アメリカの援護のもとでの政府軍相手には勝ち目のない戦い。新しい世界を夢見た、私利私欲のないゲバラ愛に満ちた澄んだ心。希求するは理想的な平等の世の中。でも武器を持った戦いによって目的を果たそうとする、武力革命のむなしさが残りました。39歳の早すぎる死。それにしてもつらすぎる終わり方でした。でもそんな凝縮された人生が、偶像化され英雄視されている一因なのでしょう。
花ごよみ
2009年1月24日
「チェ 39歳 別れの手紙」そして彼は"英雄"になった。
[28歳…]が"革命家ゲバラ"の誕生という、1人の男の"生"を描いた映画ならば、本作は"革命家ゲバラ"の生き様と、その最期という所謂"死"を描いた映画だと言える。その"死"はただの"死"ではなく、死後41年が経過した今も、世界中の人々から熱狂的な支持を受け続けるチェという"伝説"の誕生をも描いている。己の信じたモノと共鳴したならば、その為には命を懸けて戦う。ひた向きで愛に満ち溢れた"職業革命家"の生き方が我々を惹きつけてしまうのだと思います。
シネマ親父の“日々是妄言”
2009年1月20日
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