ミスティック・リバー/Mystic River
誰にも何にも要らん制御をされる事無く。誰にも何にも迷惑を掛ける事無く。誰を傷付ける事も何を毀す事も無く。ただ生きて死ぬ事だけを望むにも複雑過ぎるのだなぁ社会と、そして自分自身ってヤツぁ。と、思いました、と。
Death to Mary Pumpkinhead
2012年7月16日
ミスティック・リバー/Mystic River(映画/DVD)
★★★★ 一生自分の犯した罪を背負い苦しみ続けねばならないという、アメリカ警察の腐敗や、その他堕落を表現した、アメリカを痛烈に皮肉った映画なんじゃないかと思うわけです。この映画は、不快感を覚えてこそ正解な映画だと思います。それを知ってか知らずか、イーストウッドの意図したこととは逆を行くようなアカデミーの動きは、やはり危険でならないような気がする。必ずしも全ての人にオススメという映画ではございません。後味が物凄く悪いです。いずれにしろ、映画を観た上で考えるということに関しては、激しくオススメします。
映画を感じて考える
2010年2月8日
【ミスティック・リバー】心を殺された少年達の行方
愛する娘が殺された。犯人は一体、誰なのか?始まりはここから。いや、始まりはもっと前からかも知れない。仲良く遊んでいた11歳の3人の少年が、ある日、性的虐待を目論む悪魔に出会い、そして少年の1人だけが連れ攫われた。重くて苦しくて悲しい作品。ストーリーは、見ている者をミスリードに誘い、クライマックスには思いもしなかった結末が待っている。ミステリーとして、人間ドラマとして、素晴らしい名作だと思う。クリント・イーストウッドって凄い人。虐待を受けた人間の心は殺される。罪は全て過去からやって来た物。
映画@見取り八段
2009年11月7日
ミスティック・リバー / Mystic River
サスペンスだから重苦しい感じはしたけど、飽きはしなかった。ティム・ロビンスなんだか可哀想。。ショーン・ペンの奥さん役のローラ・リニーが「あなたは何しても許される」って言った場面が印象的。おお、この女できる…と思った。ラブ・ストーリーのように、すれ違い、すれ違いで最後は最悪な結末になっちゃうけど人生なんてのは実際こんなものなのかも。深い人間ドラマを見たい時におすすめ。
洋画まにあ Ver.2
2009年3月17日
残酷な光を放つ未曾有の傑作
映画はこれまでたくさんの悲惨な朝を描いてきた。夜の終わりと一日の始まりを意味する朝は、映画においてしばしば人物たちの絶望をあからさまに照らし出し、人間存在の寄る辺のなさを浮き彫りにする残酷な装置として意地悪な光を放ち続けてきたのである。
+ I N T R O +
2004年4月20日
悲劇の彼岸へ
人生に於いて悲劇はいかにして生成されるのか。この問いに対する真摯な回答たり得ているものとしては、本作に比肩する作品は近年見当たらない。本作は、過去に起こった悲劇が思いもよらぬ所で再び口を開き、それがまた新たな悲劇へと発展、波及していくという重層化された「悲劇」なのである。
+ I N T R O +
2004年4月20日
俺が映画
因縁の出来事から25年後、ある事件をきっかけに、デイブが事件の容疑者、ジミーが被害者の父、ショーンが事件を捜査する刑事として再会する。こんな話の展開を聞けばまずは誰でもドキドキワクワクハラハラの映画が観れると思うはず。筆者もそう思ってこの映画に臨んだところこれがとんでもない大間違いなのである。
+ I N T R O +
2004年4月20日