プール:作品を観た感想(22)

プールサイド、・日間の物語[映画]プール
「かもめ食堂」では働く女性の潔さを、「めがね」では肩ひじ張らない「たそがれ」方を見せてくれて、それぞれ楽しく、癒される映画でした。登場人物すべてががさりげなく、やさしい映画。
日々の書付
2016年10月1日

【映画】プール
★★★ 小林聡美が演じた母・京子の生き方にも、いまいち共感できず。娘役の伽奈は逆に演技が終始硬かったですが、しっくりいってない親娘関係を思えば(娘目線でですが)、この硬さは雰囲気的にむしろ良かったのかも。
ただただ映画を楽しんでる人のブログ
2016年9月28日

プール
チェンマイのどこかゆったりとした気質はこの世界感にあっているものの、肝心の母子の絆がどうしても感じ取れなかった。 素敵な風景や歌やゲストルームなどの映像から個々に感じ入ったものを楽しむという作品なのかもしれないなあ。
いやいやえん
2011年11月27日

mini review 10489「プール」
★★★ 大凡作なのか、あるいは「黄泉の国」の視線を繰り込んだ「傑作」なのか。凡作といえば大凡作の作品だが、一点逆説的に言えば、自分の心身を極限まで収縮させてしまったあとの、閉じこもりの果てを描いたのだとしたら、このスタッフたちは、相当したたかであるとも思える。[かもめ食堂]や[めがね]でも思ったが、半分「死者の国」に足を踏み入れたかのような寂量が、この世界を覆っているのではないか。これはほとんど「彼岸」の世界の暗示のようなもの。スタッフがそのことを意識したかどうか、それとも深読みなのか、そのことだけが引っかかっていることである。
サーカスな日々
2010年9月25日

『プール』
この空気すごく好みでした♪言葉少なくて、語られるそれぞれの背景も少なく、何がなにやら…のまま終わってしまった感はありますが、多分こんな感じだろうと予想していたとおりだったので驚きやガッカリはなく楽しんで見れました。全部アドリブ?っていう位自然体で普通に生活しているような雰囲気が伝わってきました。ただ…タイトルのプールはそんなにストーリーの中心にあるわけじゃなかったですね。[かもめ食堂]ほどにははまれませんでしたけど、割と好みの作品ですー!
日々のつぶやき
2010年5月17日

「プール」 サチエへの共感、京子への反発
[かもめ食堂]でサチエに感じた共感性を、本作で同じく小林さんが演じる京子にも感じたかというと、それほど強いものは感じません。やはり二人の違いで大きいのは、独り身でいるか、家族、子供を持っているかということ。やりたいように自由に生きる、そうできるのが望ましい。でも娘のさよからすれば、それはやはり身勝手に見えてしまう。本作は基本的にさよの視点で描かれているので、京子の自由な生き方への共感というより反発の方を強く感じてしまう。家族を持つというのは、重いものを背負うということを表しているのでしょうか。
はらやんの映画徒然草
2010年4月24日

『プール』
心を開かないさよに、ビーは野原で花を摘み、部屋の戸口にそっと置く。こんなことができる子供は文明国にはいないよね。不幸な身の上であるはずのビーが、いつも笑顔で優しい子であることが返ってちょっぴり、切なくて…。さよの帰国の朝。いつものようにプールサイドで寝そべる菊子。さよが空港に向かう車窓からみかけた菊子の姿…。夜空に放つ鐘楼に祈ったみんなの願いごと。ゆっくりでいい、いつの日かきっと叶いますように。暮らしに癒しを、生活に花を、自然に敬意を。映画には、いつでも愛を、ひとつだけ。
シネマな時間に考察を。
2010年4月22日

プール
★★★ タイの古都、チェンマイを舞台にしたそれぞれの事情を抱えた、人間模様を描かれておりますわ。まあ今回もあいかわらずの独特の空気感だったね〜。この空気感が大好きなんだけど、んー今回はもうちょっとほしかったな〜って思ったわ。なんなんだろうね。ダラダラじゃないけど、ゆるすぎっていうか…もうちっと話に深みがほしかったな。何のために子供をおいてこの地にきたのか! 9年ぶりのわが子との再会、子供との微妙な距離感..。そんなにサラーっとしてていいんか〜って思ってしまうところもあったな〜(汗)
C'est joli〜ここちいい毎日を〜
2009年11月20日

映画 【プール】
★★★ 京子はやっぱり自分勝手だと思うんだな〜。放って置かれた子供はやっぱり不憫です。京子はいわゆる普通の母親とは違うってことを、さやは再確認したでしょう。お互いに愛情はあっても深入りはしない。プールに足を浸すシーンが何度かありましたが、決して中まで入らずに浅いところだけで繋がる母娘関係もあるのかな〜と思いました。けれどテイストも同じ、出演者もほぼ同じ作品をこんなに続けて作る必要はあったのでしょうか。なーんかリアリティのない世界なんですよね。
ミチの雑記帳
2009年10月20日

【映画】プール
★★ なんて事ない話を、なんて事ない手法で、なんて事なく撮った、なんて事ない映画。それぞれがそれぞれの都合でそれぞれの事しか語らず、お互いに何も得ない。大人が大人の目線で何を偉そうな事を語ろうが、子供にとってそれは単純にネグレクトでしかない。自信はあったというが、それだってただの結果論でしかない。そんな人物に感情移入のしようがない。で、その人の素晴らしさを色々と語ろうとしても、「それってどうなん?」っと思ってしまう。
新!やさぐれ日記
2009年10月7日

無口もたまにはいいかな
★★★★ この映画は言葉ではなく、説明でも言い訳でもなく、そこにいること、そこに存在する事、そこで生きている事、それ自体が答えだと言っているように思える。薄っぺらい単語を使うと「感じる映画」なのだ。作品の中盤、伽奈のアップからカメラが引いて、次第にゲストハウスのプールが映し出されてゆく数十秒のシーンに流れていた効果音。きっと伽奈も母を理解できた瞬間だったのだろう。観終わってみれば、なんとも雄弁で力強い、したたかな作品なのだと感じた。
よーじっくのここちいい空間
2009年9月28日

『プール』
★★★ 脚本家としての大森美香が自ら脚本・監督しているのだが「一体、何狙いなのか?」って感じ。[めがね][かもめ食堂] とは別の斬新さが映画の良し悪しを左右することくらい、想定できたものではないのか。キーワードである"癒し" それはむしろ"気だるさ"のような感覚すら感じてしまう。新人の伽奈は冒頭から緊張気味だったが、それが母との過去の仲違いを表現するにはかえって効果的だったと言える。ぼちぼち柳の下は使う方も出る方もリセットしてみてはどうだろうか。
京の昼寝〜♪
2009年9月28日

プール
★★★ この手の日常を淡々と描いた映画は好きなんですが、これはちょっと何もなさ過ぎて少々退屈でした。親子は結局仲直りしたのかも良く分かりませんし、タイの子供の親も結局見つかりませんでしたし、本当なーんもない。卒業旅行なら、もう少し観光シーンがあっても良いと思うのですが…。何より気になったのは、鍋での京子の発言。どう聞いても自己中発言としか思えないんですが…。普通に母親失格ですよ。どの辺に愛があったのかよく分かりませんでした。
メルブロ
2009年9月28日

『プール』(2009)/日本
どうしてまた同じ人を集める??それがまず疑問。飯島奈美さんのフードスタイリングつながり、そのせっかくのスタイリングが生きていません。これは本当に残念。そしてこの物語の設定がよくわからなかった。母と娘の葛藤というところに焦点を当てているのは前2作と違って、人のしがらみが初めて観れたような気がしたのだけど、どうもそれも掘り下げが浅くて、何となく納得したのかしないのかわからないまま、うやむやに映画は終わっている。
NiceOne!!
2009年9月18日

プール
映画そのものが睡眠薬のようで、眠気を誘い、登場人物も、風景も皆嘘っぽく、嘘の自然の中で嘘の睡眠で憩っているような風情。意識的に演出していたとしたら悪夢だ。みんな嘘っぽいから母娘の真剣そうな口論まで嘘っぽい。そもそも母だって好きでこの地にやってきた風にはとても見えない。本当の主人公はタイトル通りのプールなのだ。漣一つ立てず、誰にも入られることのない用のないプール。水面に映るのはただ空々しい空だけだ。
佐藤秀の徒然幻視録
2009年9月17日

「プール」:豊島区役所前バス停付近の会話
小林聡美がプールの脇に座り、ゆっくり弾いてたギター。思いっきり心が癒された。物語らしい物語は何もなく、ただただ、やさしい時間が流れていくだけ。自分勝手な母親と取り残された娘の確執っていうとドラマチックな展開を期待させるんだけど、タイの穏やかな風景の中で、そんな緊張感も雲散霧消していく。ここまで内容がないと、もう時間の移り変わりに身をまかせるしかなくなってしまう。でも、最近よくある、テレビドラマのような映画にはならなくてよかった。
【映画がはねたら、都バスに乗って】
2009年9月17日

プール
タイという環境がそうしてるのか、それとも何かの境地に達したのか?余命宣告された菊子も母親とはぐれたビーも悲観してないその姿がなんか見ててほほ笑んでしまう。京子さんも、なんだかイキイキと働いてる姿が素敵。しかもタイへ来たのは来たかったからとキッパリ言えるところも潔い。さよがゲストハウスの面々と過ごすことで気持ちも代わり、母親とちゃんと向き合う事でわだかまりも消えて、ラストの表情がとっても明るくなっている姿が良かったです。
Diarydiary!
2009年9月17日

プール
鑑賞後は腹立たしさしか残らなかった…。実に残念な作品でした。原因は簡単、物語終盤の京子(小林聡美)があり得ないことを言うから。子供置き去りでその言葉は論外です…。どんな理由をつけようが、自分のためだけに子供と離れて暮らす道を選んだ人間が自分勝手じゃなくてなんだというのでしょうか。自由を履き違えていることを肯定するかのようなストーリーは到底認めがたいです。ひたすら淡々と4人の交流を描いている様子はちと退屈ですらあります。
LOVE Cinemas 調布
2009年9月15日

*プール*
う〜ん…[めがね]と南の島という共通点があるからかサプライズはないし、ストーリーも平たんすぎて全体にぼやけてしまったように思いました。この擬似家族には"さよ"にとって代わるような存在がありました。さよは母の行動を受け容れて日本に帰っていったかのような描かれ方をしてますが、私は決して彼女はナットクしてないと思います。作品の舞台はゲストハウスですが、ただみんなでたゆとうようにゆらゆらと生きてるだけ。生命感が感じられなかったのです。
Cartouche
2009年9月14日

プール
★★★ この似て非なる違和感、スポンサー主導で3匹目のドジョウを狙って作ったかのような感覚。でもね、悪い映画ではないんですよ。お国柄の独特なゆるーい空気と、少年ビー君の優し過ぎる台詞回しにやられる。母娘関係の謎についてはどうでもいいやとか、菊子さんの体調の事なんて気にしなくても大丈夫なんじゃないかとか。オリジナルからパクってきた作風と、タイ時間のミックスを感じてるだけでもう結構癒されて満足なんですこれが。母娘で鍋を囲む長回しの場面がイイ。
そーれりぽーと
2009年9月13日

プール
監督は違えど[かもめ食堂]や[めがね]とおなじような癒し系ドラマで、特に大きな出来事もなく、まったりとした時間が流れる良作です。だけど、この手の映画って眠たくなるんですよね。さよが日本に帰るために市尾と京子と一緒に車にのって、途中にあるカフェに菊子が座っているのをさよが見つけて、京子がさよのセリフに答えたあたりまでは何とか頑張ってきましたが、次の瞬間、スクリーンを見たらエンドロール。肝心のラストシーンを見逃した。
だらだら無気力ブログ
2009年9月12日

プール
わだかまり一杯のまま、何とか馴染もうとする、娘ゆえのぎこちなさが巧く表されている。最初はどうにも巧く回らなさそうに見える母娘の関係だが、1人1人が少しずつ何かを教えてくれ、さよも新しい経験をして、来た時よりも、心の触れ合う部分が多くなってゆく。プールの水際で、少しずつ言葉や心を通わせながら、ゆ〜ったりと進む時間の中、何かを探しに来て、それが見つかったかどうかわからないが、少なくとも、来た時よりもいい関係が生まれているだろう。
悠雅的生活
2009年9月12日


1.作品ページ

2.観たい作品リスト
3.追加

4.近日公開
5.公開中
6.DVD新作近日
7.DVD新作(2カ月間)
8.DVD旧作
9.超人気作品
0.トップ
アマゾン最安値購入
キーワード: