花の生涯 梅蘭芳:作品を観た感想(5)

花の生涯〜梅蘭芳〜
序盤、一気にこの作品に引き込まれ、ずっと彼の舞台を観ていたい、と思ったのが梅蘭芳の青年期を演じる余少群(ユイ・シャオチュン)の美しさ、可愛さ、純粋そうな表情、綺麗な所作…それらの1つ1つに目が釘付けになってしまった。で、レオン・ライ。いつも孤独を感じ、男役として大スターである女優との恋に苦悩したり、時代が変わり、京劇の上演が許されなくなった際に舞台を去る決断をする、成人期の梅蘭芳の姿。舞台を降りれば1人の男である畹華として、淡々と静かに見つめて描かれているこのお話。それがまた彼の長身や表情によく似合うのである。
悠雅的生活
2010年4月20日

『花の生涯 〜梅蘭芳(メイ ランファン)〜』 ('10初鑑賞47・WOWOW)
★★★ 初めて京劇の深い部分を観ることができました。やはり、伝統に縛られるだけではなくて、改革していこうとする人物が登場してるんですね。先頭を突き進むと、風当たりがきつくなり、様々な困難・迫害にぶち当たりいかに克服していくかが問題になってくる。作品ではその部分を描いているわけではなく、大きな時代の流れやうねりのなかで梅蘭芳の人生を遠くから俯瞰で観たような感じ。チャン・ツィイーが男形で登場。男が女形で、女が男形。この二人が恋に落ちます。すべて実話だそうです。形あるもの・芸術・精神・全てを破壊してしまう戦争はやはり悲惨。
みはいる・BのB
2010年4月2日

mini review 09420「花の生涯〜梅蘭芳(メイ ラン ファン)〜」
★★★★ 梅蘭芳の生涯を追った大河ドラマといってしまえばそれまでだが、僕たちは芸人の矜持に、尊敬の念を抱くことになる。そうかといって、梅蘭芳も完全無欠ではなく、大事な舞台の前では、怖ろしくて、隠れてしまうようなエピソードも挿入している。すべては、冒頭の、伯父の手紙の呪縛と、闘った人生でもあったのだ。京劇の真髄は「圓」ということにあるといわれる。これは、まるい、まろやか、たおやか、という意である。この作品で梅蘭芳の妖艶な「圓」をよく演じたユィ・シャオチュン、レオン・ライに対して、最高の賛辞を贈りたいと思う。
サーカスな日々
2009年11月22日

花の生涯 〜梅蘭芳〜
名門の家に生まれ子供時代から京劇を学び10代ですでに女形のスターになりつつあった蘭芳、師である十三燕との演技対決では蘭芳は観客に受け入れられるが哀しい結末も待っていて切なくなりました。女形と聞くとちょっと女性っぽい所作を普段からしているようなイメージがありましたが、梅 蘭芳は舞台を降りれば一人の男性として男らしくびっくりしました。実は結婚されてたとは知らなくて、、きっと[覇王別姫]のレスリーが演じていたイメージが強かったきあらかもしれません。青年期の蘭芳を演じているユィ・シャオチュンがとっても妖艶で素晴らしかったです。
Diarydiary!
2009年6月20日

花の生涯 〜梅蘭芳〜
これはなかなかに素晴らしく、京劇の持つ魅力に引き込まれてしまいました。特にメイ・ランファンの少年時代を演じた子の京劇の演技が素晴らしくずっと京劇のシーンが続けばいいなぁと思ってしまったほどです。レオン・ライの京劇シーンも良かったですが、この少年の方が華やかでした。個人的にはスン・ホンレイが意外でした。いつも彼をスクリーンで観るときは、坊主頭が多いので、今回のルーパイ役はほんとにイメージと違って驚きでした。あいかわらず渋いですが。
だらだら無気力ブログ
2009年4月16日

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