少年時代:作品を観た感想(1)

少年時代(’90)
少年達の不穏な成行きに、大人達は、そういう風に気付いても傍観、大方が気付かぬままで脇役的でしたが、渋味ある顔ぶれ作品だったのでした。主人公進二役の藤田哲也、武の堀岡裕司の、柔と剛のバランスがメインで、進二のナイーブさや、一本芯が、というより風見鶏的な所、邪気のない優しさ、武の不器用な感情表現、意固地さ、等、2人とも割とハマり役と思いました。何だか破綻もあってややなし崩し的な友情物語が、陽水の包み込むような「少年時代」+列車を追いかける武、窓から手を振る進二、の絵に、一瞬にして、瑞々しく浄化された、という後味でした。
Something Impressive(KYOKOV)
2009年9月10日

このページは、象のロケットパソコン版の『作品を観た感想トラックバック』のページと連動しています。

1.作品ページ

2.観たい作品リスト
3.追加

4.近日公開
5.公開中
6.DVD新作近日
7.DVD新作(2カ月間)
8.DVD旧作
9.超人気作品
0.トップ
アマゾン最安値購入
キーワード: