生きる:作品を観た感想(2)
ゴンドラの唄
生きることに奮闘する姿の美しさを、老いさらばえた人物に託し描いた、堂々たる人間讃歌だ。主人公が作中前半に歌う「ゴンドラの唄」と、ラストでブランコに腰掛けて口ずさむ「ゴンドラの唄」との、響きの明らかな違いに耳を澄ましてみてほしい。掛け値なしに傑作だと思う。主演を務めた志村喬が本当に素晴らしい。
MESCALINE DRIVE
2012年11月14日
「生きる」 (1952)
この映画で一番印象に残ったのは“目”なんですよ。 課長役の志村喬さんの目がもともとギョロっとしてるのもあるんですが、目で演技して、目で語ってるんですよね。 だから、彼が無口で、“つまり”、“だがしかし”しか言えなくてもその心情が十二分に伝わってくるんです。 “天国と地獄”もそうですが、この映画も後半から調子がガラッと変わります。前半は課長の目線から死ぬことへの葛藤を描いてますが、後半からは周りの人の回想に変わっていきます。 すごく特徴的ですね。
とりあえず生態学
2006年1月16日
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