幸福なラザロ:作品を観た感想(4)

幸福なラザロ Lazzaro felice
★★★★ なんとも不思議な雰囲気を持つ、いかにもイタリアンテイストの作品だった。まるで神様(イエス・キリスト)の姿をこの世の青年の姿を借りて描いたかのような宗教的というか「聖書」的な作品だと思った。全体として観たことのないタイプの映画だったのでそれなりに面白く観たが、何せ127分は長すぎ。ラザロを取り囲む人々との寓意に満ちた挿話がいくつかあるのだが、単なる羅列のような気がして、ストーリーを追うのに疲れてしまった時間帯があった。
映画!That' s Entertainment
2021年6月4日

『幸福なラザロ』をギンレイホールで観て、
★★泣ける聖人の映画かと思ったら、聖人が時を越えて受難に会い続けるみたいな話だった。よう分からん。
ふじき78の死屍累々映画日記・第二章
2020年6月3日

「幸福なラザロ」
不可思議なニュアンスを持つ本作であるが、寓話的要素を通して真の幸福を問うという点では筋が通った作品であると言える。
ここなつ映画レビュー
2019年8月21日

『幸福なラザロ』 ラザロ! ラザロ! ラザロ!
本作のラザロは当然ながらムイシュキン公爵とは違うけれど、演じたアドリアーノ・タルディオーロの無垢な瞳とずんぐりむっくりした身体が、“聖なる愚者”を見事に体現していた。ともすれば非現実的な存在になってしまいそうな“聖なる愚者”を、違和感なく観客に受け入れさせることに成功していたんじゃないだろうか。  
映画批評的妄想覚え書き/日々是口実
2019年4月30日

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