パラノイドパーク:作品を観た感想(5)
パラノイドパーク
はい、テーマはダークですよ。殺人、罪悪、秘密、閉塞、鬱屈が混在してます。でも、映像と音楽が重なってめちゃめちゃ繊細で、キレイな感じの仕上がり。そのふたつのコントラストが独特の雰囲気を、醸し出しているんですね。焦点を加害者に当てている。焦点を絞ったことで作品の純度が増してます。ストーリーよりも主人公アレックスの心情の起伏を観る映画。ガス・ヴァン・サント監督の十八番です。
シネマと書店とライブハウス
2010年7月4日
映画「パラノイドパーク」
半ば放心状態の彼の気持ちを現実世界へと引き戻すのが可愛くていい感じのメイシーなんだよね、それはそれでいいのだろうけど、手紙に懺悔しても彼の罪は一体どうなるのだろう、彼はこれからどうするのだろう…印象的なサウンドトラックが、それは物語の外の世界だと教えてくれる。細切れに過去と現在が入れ替わるけど、違和感はあまり感じないなかなかな映画です。
茸茶の想い ∞ 祇園精舎の鐘の声
2009年3月7日
パラノイドパーク
少年の心の葛藤は表面からは見えません。これじゃ警察だって気づかない。でも、少年の心が血を流していることは、繰り返しアップで捉えられるその静かな表情を観ているだけで、観客には伝わってくる。警察には出頭せず、だれにも告白しない道を選んだアレックスですが、かれの「つぐない」は、これからの物語です。
キノ2
2009年3月2日
「パラノイドパーク」伝えたい何かを感じられない失敗作
ストーリーを追うというよりカメラが切り取る、様々なシーンのスケッチの断片的な中から、監督の伝えたいであろう「何か」を見つけるのにやっきになるがホント気の抜けるような事実を知る、そうだここには「何も」無いのだ。印象的なシーンに色々な意味を見出せないこともないけど、これは失敗じゃないかな。
soramove
2008年4月27日
パラノイドパーク (2007)
主人公を演じるのは、美少年 ゲイブ・ネヴァンス。ブレイク・ネルソンの同名小説を基に、ある秘密を抱えた少年の脅え、不安、さらには精神的な逃避を紡ぎ出す。カンヌ国際映画祭60周年記念特別賞を受賞したガス・ヴァン・サント監督作品。
MOVIEクラブ
2008年4月19日
このページは、象のロケットパソコン版の『作品を観た感想トラックバック』のページと連動しています。
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