親愛なるきみへ:作品を観た感想(15)

親愛なるきみへ
ジョンの父にリチャード・ジェンキンス。多分アスペルガー症候群だという設定でしたが、流石に上手いです。この映画では主演二人の悲恋にではなく、むしろ父と息子の関係に泣けました。ラッセ監督の作品として観ると、ちょっと物足りなかったという印象でした。
シネマ・クチュール
2013年2月4日

親愛なるきみへ
共感しづらい展開になっちゃって。でも「またすぐ会おうね」を合言葉に(なんか可愛い)、メールや携帯電話の時代でも手紙を心待ちにして繋がる二人ってのはなんだかアナログだけれどドキドキしちゃいますね。サヴァナ側の気持ちの描かれ方があっさりしてるのは、観客の女性陣をジョンにときめかせようという策略!?とも思ってしまうくらいなんですよね。父と息子のコインの物語はなかなか良くできていて良かったです。主人公らの恋愛話のラストはちょっと遠回りしすぎの感があったけれど…。
いやいやえん
2013年2月3日

「親愛なるきみへ」 批評  ( ̄Д ̄;;そんなラストでいいんすか?
★★★★ 男は任務で1年外国へ、二人は手紙でやりとりするように…この手紙でのやりとりはいい感じでしたこんなラストでいいんすか?って感じでしたどーにも腑に落ちない映画でした…でもけっこうおもろかったです
ジョニー・タピア・Cinemas
2012年3月20日

映画「親愛なるきみへ」 感想と採点 ※ネタバレあります
★★ 純愛ラブストーリーに、普遍的な父と息子の関係や、戦争に同時多発テロ、自閉症問題などを絡ませて、単なる大甘の号泣路線でなく、ヒューマンドラマの雰囲気を漂わせたとも言えます。でも、やはり好き嫌いの分かれる作品であるのは間違いありません。
ディレクターの目線blog
2011年10月24日

「親愛なるきみへ」
"必ず君の元に戻る" と約束した恋人が戻らなくなった。おまけに期限なし。寂しさから身近にいた男ティムと結婚してしまったサヴァナが理解出来なくもない。ジョンに"待てなかったの!"と訴える。それもとても理解出来る。ジョンは任務と恋人サヴァナを秤にかけただろうが、この究極の選択はとても辛かったに違いない。やはり男なら任務を優先するであろうことも理解出来る。男と女の考え方は根本的に違う。9.11同時多発テロで運命が変わってしまった二人の切なくも甘いLOVE STORY。原タイトル…サヴァナがジョンに宛てて書く手紙の冒頭文"Dear John"が素敵だ。
ヨーロッパ映画を観よう!
2011年10月23日

親愛なるきみへ
演じるふたりの演技がよく、出会ってから恋に落ちるまでの平々凡々な展開を、じっくり丹念に演出していくハルストレムの欧州的演出技法が暖かい。それゆえ、破局が訪れる際の不穏な空気感や、破局に直面した男の深い絶望感なども、無理なく共感できる作り。だけど、それだけだった間が持たなかっただろうと思ってしまう。そこでリチャード・ジェンキンスです!この父親が息子を思う心情の描写が、ね、もう、ね。不安、寂寥、孤独、あるいはもしかしたら秘められた怒りすら、あのキッチンの描写ひとつでわからせてしまったハルストレム監督の演出力は恐るべしです。
キノ2
2011年10月20日

『親愛なるきみへ』  今年最高のラブストーリー。
誰もがジョン・タイリーに好感を持つでしょう。誰もがサヴァナ・カーティスを好きになっているでしょう。本作が大ヒットしているという話は聞きませんが、時の風化に耐えて、残っていく傑作だと思います。劇中歌がまたいいんですよ。サヴァナ自身もギターの弾き語りを披露していて、こちらも、とても味がありました。自分がいかに相手を愛しているかを声高に主張するのではなく、相手の、声にならない声に耳を澄ますこと。そしてそれを尊重し、行動に表すこと。それができる二人だからこそ、観る者の心までも惹きつけてやまないのでしょう。
23:30の雑記帳
2011年10月14日

親愛なるきみへ
★★★ 映画は、様々な現代的要素を背景に織り交ぜつつも、主に手紙でお互いの気持ちをやり取りするという昔ながらの手法をふんだんに取り入れながら、米国の若い軍人と資産家の娘との恋物語を正統的に展開させていきますが、遠距離恋愛でよくみかける心変わりを上手く越えられるのかという点が見所といえるでしょう。
映画的・絵画的・音楽的
2011年10月8日

不完全燃焼の恋の行方。『親愛なるきみへ』
★★★★ 一緒に過ごせたのは2週間という限られた時間。その後は各々が過ごすべき本来の生活の場所に戻らなければならず、離れ離れになって過ごす時間は年単位。相手を嫌いになったわけではないのに、時間と距離に引き裂かれた恋ほど不完全燃焼の恋として心に残り続けちゃうんですよねー。この映画に描かれていた恋愛の結末はおそらくハッピーエンドです。でも、そこに辿り着くまでのエピソードの数々が、何とも痛々しく感じてしまったので、私は心温まる気持ちにはなれませんでした。どちらかと言えば心が痛む恋愛映画。
水曜日のシネマ日記
2011年10月4日

親愛なるきみへ
2週間の休暇で故郷に戻ったジョンは女子大生のサヴァナと恋に落ちるが、すぐに兵役についたジョンとは手紙のやり取りで愛を確かめ合う。でも2001年9月11日の事件で二人の関係にすれ違いが生じてしまう。涙がボロボロでるほどではないが、政治の都合で翻弄される若者の運命が切ない。ジョンの父が自閉症で、サヴァナの知り合いの息子も自閉症だ。サヴァナはそのような弱者にも気配りができる優しい女性であるけど、それが運命のいたずらを呼んでしまう。
とらちゃんのゴロゴロ日記-Blog.ver
2011年9月30日

親愛なるきみへ
恋人が戦地に行って待ち続ける彼女との手紙で綴るラブ・ストーリーというと、一番に思い浮かぶのは[コールド マウンテン]。次に[つぐない]。キーラとマカボィの描写がこの作品を観ながらも過ぎりましたが、時代背景とかもあってそういう胸を刺す痛みのようなものもないし、作品としては平凡な印象ですが、過剰に期待してみなければ、或いは「きみ読む」や「ラッセ作品」と意識しなければ普通にいいラブストーリーで、父と子の物語です。本作で唯一心に響いたのは、父親にジョンが「手紙」を読むシーンでした。これは案外男性も楽しめるかも知れません。
to Heart
2011年9月25日

親愛なるきみへ
★★★ そもそもジョンとサヴァナがわずか二週間で決定的な仲になったのは自閉症の父親の存在だろう。実は9.11も2人の恋愛すら背景に過ぎず、本当のテーマは人間の絆だろう。自閉症に象徴される社会のアウトサイダーを包み込む人間の優しさ。サヴァナは優しさゆえにDear John letterを書いたことが分かる。裏返せばジョンは強い人間だから大丈夫と信じていたということだろうし、実際、冒頭の休暇のシーンでジョンは圧倒的に強い人間だった。正確に言えば優しさを秘めた強い男と強さを秘めた優しい女の物語だ。
佐藤秀の徒然幻視録
2011年9月24日

【映画】親愛なるきみへ
正直アマンダ演じるサヴァナは離れて寂しい想いをしているジョンに対して酷い事を言うわけです。おいおいおい、ジョンは命をかけて毎日必死に戦っているんだぞ!なので、恋愛パートは結構深入りしないで観た方がいいのかも。それよりも、ジョンとお父さんの関係にジーンと来ちゃいました。父親と息子という関係はとても微妙です。ぎこちなくて素直になれなくて、上手く言葉に出来ないもどかしさ…。どっちも不器用だから…。女性向けの調子よく合わせた流れで最後は終りますが、まぁ好きな人は好きでしょう。
☆紅茶屋ロンド☆
2011年9月3日

親愛なるきみへ
★★★ 遠距離で2人が手紙をやり取りしているシークエンスでは、お互いを恋焦がれる気持ちがとても強く伝わってきた。恋愛には結ばれるタイミングがある。そしてそれは何時だって後からしか解らないのだ。ジョンは負傷し、故郷に帰って彼女と再会するのだが、本作で惜しいのはここから先だ。この構成のお陰で、サヴァナがどれほど苦しい決断をしたのか、彼女の重要な心情が描写不足となってしまった。散々ジョンの視点で見ていた人間には到底納得できない。ラストシーンは賛否ありそうだが、自然な成り行きと言える。ただ個人的にはどうかと思うが。
LOVE Cinemas 調布
2011年8月26日

親愛なるきみへ
この作者のラブストーリーは男性が耐えるというか、とても厳しい状況に置かれますよね。愛を実らせるには男性が苦労しなければという感じです。今作のジョンもとても辛い思いをします。だからこそ、彼の愛の強さと心の優しさが静かにスクリーンから伝わって来ました。アマンダ・サイフリッドはやっぱり可愛くてキュートでした。途中、横恋慕してきた男には仕方ないけどずるい〜と思ったりもしましたけど、男性だったらこんな素敵な人を諦めたくはないよねとちょっと納得かも。静かにラブストーリーに浸りたいなと思う時にはぴったりの1本です。
とりあえず、コメントです
2011年8月24日


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