ダンサー・イン・ザ・ダーク:作品を観た感想(5)
【ダンサー・イン・ザ・ダーク】悲しみと怒り
とてもコメントしづらい映画でした。1人で観に行く事をお薦めします。この映画は、おすすめではない。だからって別に駄作ではない。感動なんか、しない。でも、涙は出る。それは別に感動の涙ではなく、主人公と同化したあげく勝手に出てくる涙である。そして、その涙が乾く衝撃のラストが待っている。彼女に同化できるのは、ラストわずか一時間弱の中の事である。
映画@見取り八段
2012年8月10日
ダンサー・イン・ザ・ダーク (2000)
★★★★ その人にとって何が幸せで、何が不幸か? やはりその人になってみないと解らない話です。世界の絶望が描かれていて その中に生きる個人が自分なりの希望を見出そうとする様を主題にしている気がします 世界vs私なので他から見れば非常に偏った行動に見える主人公ですが 実は強い意志を持って自分の道を貫いただけ…そんな気がします。到底すべてを受け入れる事など出来ない作品なので絶賛はしませんが ビヨークの歌声がいつまでも心に残る珠玉の一品です。
肩ログ
2012年6月6日
ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000)
★★★★★ 同監督の最近作「アンチクライスト」 にも似たようなシーンがあった。また内容的にも、今月公開された「メランコリア」と共通する素材が使われているようだ。目の不自由なセルマが鉄道のレールを頼りに帰宅するシーンは「スタンド・バイ・ミー」を思わせ、“I've seen it all↓”を歌うシーンは最高。
佐藤秀の徒然幻視録
2012年2月24日
【ダンサー・イン・ザ・ダーク】
感動なんかしない。でも涙は出る。それは別に感動の涙ではなく、主人公と同化したあげく勝手に出てくる涙である。そして、その涙が乾く衝撃のラストが待っている。主人公セルマは、ちっとも美しくない。生活感丸出しで、スッピンで髪も乱れまくっている。物語にロマンはなく、あるのは現実と空想だけ。ドキュメントのようだ。セルマの身に降りかかる出来事の種は全て彼女自身がまいている物なのだ。彼女に同化している観客なら、ラストシーンの後まで泣いていることはできないはずである。
映画@見取り八段
2009年8月27日
ダンサー・イン・ザ・ダーク
★★★★★ 猛烈に心に植えつけさせる映画。ぜったいに忘れられない一本になります。 人種というのは単なる設定で、「人間」の醜悪で汚い部分を徹底的に描いたのかもしれない。 とにかくこういう作品を見ると、ホラーやらサスペンスやらのいわゆる「怖い」映画がコメディに思えてくる。一番恐ろしいことは、実は日常のすぐ側にこそあるんだと感じた。
映画まみれ(R指定)
2005年11月6日
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