スラムドッグ$ミリオネア:作品を観た感想(64)

スラムドッグ$ミリオネア
いいのは判るんだけど、良さも判るつもりなんだけどなんか・・って作品だったのよ〜。テンポは抜群だし、内容は盛りだくさん。出てくる子供はリアルでイキイキとしてて、ほんっと目を離せなかったりするんだけど・・・運命的な愛よりも過酷な状況の方がすんげー「リアル」で、そこで「愛」を持ち出すのならば、その過酷な状況を超える、「ファンタジー」っていうか醗酵指数を主人公が抱えているっていうんじゃなくちゃ!でもねーその説得が、わたくしには届いてこなかったの〜。
映画に耽溺
2014年9月5日

【映画】スラムドッグ$ミリオネア…マダオドックで知っていた
★★★★★ 面白かったです。普通に娯楽作品と言う感じ。ラストのインド映画みたいなダンスも楽しげで好感。
ピロEK脱オタ宣言!…ただし長期計画
2013年1月15日

スラムドッグ$ミリオネア
出来すぎは出来すぎなんだけど、演出のおかげかあくどさを感じないのが良かった。とにかくエネルギッシュでエンタメ性いっぱいの躍動感に溢れる映画でした。クイズ番組は過酷な人生を浮かび上がらせるための媒体で、実際にはインドの目を背けたくなるような影の部分を乗り越えていく強さを感じさせます。面白かったのは子供時代かな。ここは映像も良かった。絶賛される内容かなー?とは思いますが、巧みな演出と魅力的な音楽、生命力溢れる子供たちに、やられたかなとは思います。
いやいやえん
2012年11月30日

スラムドッグ$ミリオネア〜Slumdog Millionaire
本作はダニー・ボイル映画らしい、地に足のついたハッピーエンドとインド映画の賑やかさ、華やかさが絶妙にブレンドしている作品です。物語は定石どおりです。にもかかわらず鑑賞後には、"こんな映画今まで観たことがない"と言いたくなる不思議な余韻を醸し出します。
【ジャンル別映画・時々深夜アニメ】
2012年1月25日

スラムドッグ$ミリオネア
この映画はことほど左様に「上から目線」が目に付く。インドかぶれ初心者が最初に興味を示しそうなのはスラム街とか雑踏で混雑する鉄道の駅。「貧しくても、酷くても明るく逞しく活力あふれる子供たち」っていうステレオタイプは同じ貧民窟を描いた[シティ・オブ・メン]とは明らかに違う。ジャマールが正解するクイズは「無学」だから答えられないようなものはなかった。質問のどれもがジャマールのわずかな人生体験でたまたま知っていた類のものばかり。ジャマールはインチキしていないが、映画の作り手はインチキしている。
佐藤秀の徒然幻視録
2009年12月14日

スラムドッグ$ミリオネア(SLUMDOG MILLIONAIRE)
★★★★ カメラワークといい、音楽といい躍動感が素晴らしく、エネルギーに満ちている。本作はメキシコのスラム街の少年らを描いた[シティ・オブ・ゴッド]と共通する部分はあるが、スラム街からIT社会、ビジネス街へと変貌を遂げるインドの希望の光を表した点が決定的に異なる。世界経済の低迷が、アメリカ金融危機を起点に発生したが、そんな中、人々はインドに希望を見出したのが、この映画の支持された理由であろう。インドでも「アメリカン・ドリーム」が具現化し、同国にある「生のパワー」に魅了されたのだ。
シネマ・ワンダーランド
2009年11月17日

「スラムドッグ$ミリオネア」 文句なしの構成力
やられた!この作品の完璧とも言えるほどの構成力に舌を巻きました。ジャマールが正しい答えを得られたのは、そう、やはり運命だったのです。彼が必死に生きてきた人生の中に、クエスチョンのヒントがありました。本作で描かれるインド、そしてそのスラム街というのは、幼い少年が暮らしていくにはあまりに過酷な環境でした。彼が欲しいのは富ではなく、自分の想う人ともう一度会いたい、いっしょにいたいということだけ。その純粋な気持ちを神様が観ていてくれて、奇跡を起こしてくれたように思えました。彼の真摯な生き方が、希望をくれるような気がしました。
はらやんの映画徒然草
2009年11月15日

スラムドッグ$ミリオネア
基本的にボリウッド映画を、より欧米人に見やすく感情移入もしやすくしたものとして良いのだろう。インドのスラムの悲惨も宗教の対立も真剣に描かれるというより物語として見せる部分で活かしていたというべきだし、欧米人に一見良い映画のように見せるのは、取調べ室−過去の出来事−賞金クイズ番組の散らせ方の部分。最後のダンスがぎこちなくとも、ストーリーテリングは途中の展開も含め、さくさく見れることは間違いない。
しぇんて的風来坊ブログ
2009年6月23日

スラムドッグ(119作目)&疾風伝&探偵
★★★★ クイズ終わったら金額が上昇も1ルピーが何円か知らないし、全問正解2000万ルピーが最後まで何円か分からん状態で鑑賞中はイライラも。俺もトイレで答え教えたのは完全に嘘としか思えず、逆を言うけど問題ごとに現在と過去が往復し、正解も多過ぎた感じするよ(汗) エンドロールがダンスで満足。
別館ヒガシ日記
2009年6月13日

スラムドッグ$ミリオネア
すごい映画。悲惨すぎる子供時代…何が哀しいって、生きていく為ならなんでもするという状況が普通ってこと。目を背けたいくらい酷い状況なのに、生き抜く為のある種の「貪欲さ」に逆に目が離せませんでした。決して諦めることをしないジャマールだけど、1人では生きていくことすら無理だったでしょう。ジャマールが綺麗な「夢」を追えたのは、サリームが汚い「現実」をすべて被ってくれたから。ものすごく立派なお兄ちゃん…。
Peaceナ、ワタシ!
2009年6月5日

[映画]スラムドッグ$ミリオネア
★★★★★ ストーリーのあちこちに散りばめられている「もの」に、映画の訴えたいところがあったのだと思います。この映画が日の目を見ることで、世界中の人たちに「あること」に気づいてもらうための「チャンス」が与えられたのだと思います。映画は私たちに何を伝えたかったのか。それは映画を見てから徐々に気づいていくことなのかもしれません。正解の瞬間、ジャマールを取り巻く環境があっという間に変化していきます。
オレメデア
2009年5月28日

スラムドッグ$ミリオネア
★★★★ とにかくこの低予算映画には、いろいろな味わいがある。インドのスラム街の貧困を描いた社会派タッチ。クイズをクリア出来るか否かのエンターティンメント風味。切っても切れない血の繋がりを感じる兄弟愛。そして何よりもジャマールとラティカの運命的な恋愛。これら全てをひっくるめて、楽しく、面白く、切なく、激しく、そしてドキドキさせてくれるのだ。まさに映画の王道である。
ケントのたそがれ劇場
2009年5月26日

スラムドッグ$ミリオネア
★★★★★ 俺達なんて生きてたってしょうがねー、とか、そんなことは後ろ向きなことは考えない。このがむしゃらさは、日本の子供にはない。アタシにだってないよ。ただただ、ヌクヌクと生きてる自分を恥じるばかりだった。
映画初日鑑賞妻
2009年5月22日

[映画]スラムドッグ・ミリオネラ〜沸騰都市の光と影が照らし出す愛の形とは
兄貴がいいんだよ、常に。クイズ番組にはリンクしない、正解のないどうしようもない人生の問題が弟に突きつけられたとき、手を汚しながらクリアしていく。最後に番組ではライフラインのテレフォンが残っている。この時に、もうこれは2000万ルピーとかはどうでもいい話で、本当の賞品はこの再会なんだ。すべてはここにつながってるんだと気付いた。そこからあとは運命というものの存在を確認する時間。光と闇を効かせた映像の美しさが印象的だった。
NOW HERE
2009年5月22日

『スラムドッグ$ミリオネア』
クイズの答えを知るに至った波乱万丈な子ども時代を追いかけていくような回想シーンで、主人公をどんどんと観客側が理解させられていくっていう展開がとても好き。クイズの緊張感、追手から逃げる緊張感、生きていくためなら出来ることは何でもするというようなところから生まれる緊張感、映画の中に存在する色々な緊張感の要素がスリリングに感じさせてくれてよかったなーと。
cinema!cinema! ミーハー映画・DVD
2009年5月19日

スラムドッグ$ミリオネア
★★★★ 格差社会とか宗教とか裏社会とか、スゴイ悲惨な状況を必死に駆け抜けて身につけてきたものが今になって役に立ってるって言うこの設定に惚れ惚れ♪ この見せ方が1番のお気に入り♪ スラム街に生きる子供たちが生き生きと描かれていて感心!! お兄ちゃんのサリームも悪いやつではあるけど、いざという時にはちゃんと弟を守って、最後もあぁいうオチで一安心♪ 歌が上手かったあの子! 本間かわいそうやった。
Addict allcinema 映画レビュー
2009年5月12日

スラムドッグ$ミリオネア パワフルムービーですよ!
インドのいわゆる"貧民層"と呼ばれる人たちの、貧しくても逞しく生きている"リアルなパワフルさ"が、スクリーンを通してびんびんと伝わってきました。世界的な大不況で先の見えないこの時代に、ダニー・ボイル監督は"人間の底力"をこの映画を通して、世界の人たちに見せ付けたかったんじゃないかなあ…と思います。決して完成度の高い作品だったとは言い難いと思います。敢えて荒削りなままの映画に仕上げたんじゃないでしょうか。
シネマ親父の“日々是妄言”
2009年5月7日

スラムドッグ$ミリオネア
これは「純愛映画」でしたね。スラムドッグ(野良犬)のジャマールが、お金なんかより欲しかった「彼女の愛情」をただひたすらに魅せただけ。まいった。こんな「まっすぐ」な純愛なんて見せられても、こっちがドキドキしちゃうわな。アカデミー賞を獲ったのは、考えるに。アメリカ人が「純愛に飢えていた」のでは?と。よくわかるような気がした。先進国の人間が一番病んだ愛情表現しかできないってことね。
SUPER BLOG.JP
2009年5月5日

スラムドッグ$ミリオネア
★★★★ 私はジャマールの兄であるサリームこそが、この映画の真(裏?)の主人公だと思っています。計り知れない逆境に果敢に戦いを挑み、時には悪に染まり、手を汚しながらも弟ジャマールを守り続けた。時には冷酷な行動もいとわないサリームこそが、あの時代のインドのスラムを生き抜く事の出来た真(裏?)の主人公。ジャマールは兄に守られ、生き抜けて、ミリオネアの舞台に立ちます。そう、あくまで運がいいだけ。
よーじっくのここちいい場所
2009年5月4日

『スラムドッグ$ミリオネア』
観た人の半分が満足する作品だとは保証できます。恐らく感想は様々でしょうけど、観たことに対しての後悔はほぼ起きないでしょう。でも自分はダニー・ボイル監督の最高傑作は[トレインスポッティング]に変わりなかったです。
クマの巣
2009年5月2日

『スラムドッグ$ミリオネア』 混沌とした生のインドを駆け抜ける、運命の純愛物語
これはまぎれもなく、混沌とした生のインドを駆け抜ける、ひとりの少年の成長物語であり、とびきりピュアな純愛物語。必ず見つけ出す、これは運命だから…。デーヴ・パテルをはじめ、主役陣がいい!幼少時代からの3人それぞれが素晴らしく、つながりに違和感を全く感じさせないのもさすがだ。最後のシーン…インド映画をちょっとでも知っているのなら、思わずニヤリです!
ketchup 36oz. on the table 新作映画
2009年5月2日

スラムドッグ$ミリオネア
テンポもよく、笑えるところもあるのだけれど私はこの兄弟たちや、スラムに住む人たちの過酷な運命に心が痛みました。怖かった。つらかったです。お兄ちゃんや、目をつぶされた少年のことを思えば、ラストシーンはちっともすっきりしませんでした。ラストはインド映画を意識してか、お決まりのダンス。良い映画ですが、アカデミー賞の作品としては物足りない印象があります。
映画、言いたい放題!
2009年5月2日

【映画】スラムドッグ$ミリオネア
★★★★★ 入れる場所はないなと思っていたインド映画恒例ダンスシーンがちゃんと入っていた事に大変感動し、この映画の製作スタッフはインドという文化に対して畏敬の念を抱いていたんだなという事が感じ取れ、とても感動した。これは、きっと誰にも起こりえることかもしれない。今ある事柄に興味を広げて行き、見聞を高め、少しづつ知識を吸収していく。それがいつか大きな幸福へと繋がっていくのかもしれない。
新!やさぐれ日記
2009年5月1日

『スラムドッグ$ミリオネァ・@シネセゾン渋谷
★★★★ スラム街の孤児が生きる道は果てしなく厳しい。その逆境の中で、どんな厳しい現実の中でも捨てることなく見続けた夢と希望、そして貫いた純粋な愛。だけどジャマールがそんなピュアな心を持ち続けられたのは兄・サリームのおかげなんですよね。この映画の根底にあるのは「愛」。ジャマールのラティカへの変わらぬ愛。兄サリームの弟・ジャマールへの愛。すべては「運ではなくて運命だった」んですよね。
映画な日々。読書な日々。
2009年5月1日

スラムドッグ$ミリオネア
兄さんは弟を守ろうとする責任感も強いから、そのため善悪の判断がつかなくなっていくのですが、スラムに暮らす子供たちは、いい子たちなのにこうして生活のために小さな悪いことせざるをえなくなって、悪の道へと入っていってしまうことも多いのでしょう。彼の人生をたどるうち、インド社会のもつ階級差別や宗教対立の悲惨さなどの社会的メッセージが浮かび上がってくる…。クイズは進み、ラストの難問へ…最後はハラハラ・ドキドキでした。
Cartouche
2009年4月30日

[映画『スラムドッグ$ミリオネア』を観た]
ジャマールは、ミリオネア出演によって、「俺はここにいるよ」とラティカに伝えたいだけなのだ。ダニー・ボイルは凄まじい監督だ。これらを圧倒的な絵と、スタイリッシュかつスピーディーな演出で見せてくれ、魅せてくれる。勝負としてのミリオネアも忘れておらず、3つのライフラインの使い方も、その、一癖も二癖もある司会者との駆け引きとともに、実に面白い。カーテンコールのダンスが能天気で素晴らしい。
『甘噛み^^ 天才バカ板!』
2009年4月29日

映画『スラムドッグ$ミリオネア』劇場鑑賞
★★★★ ジャマールがどうして問題に答えられたのかを説明すると同時に、彼の過酷な人生がテンポ良くプレイバックされていって、どんどん作品の世界に惹き込まれていきました。気が付いたらかなりドキドキしながら観ている自分がいて、最後は爽快な感動を覚えてしまったから不思議。何気にエンドロールの"インド映画らしさ"が個人的にツボでした。色々と考えさせられましたし、観ておいて良かったと思います。
続・蛇足帖〜blogばん〜
2009年4月29日

スラムドッグ$ミリオネア
悲しくてしょうがなかったのは、なぜ奇跡は、サリームの上には降りてくれなかったのかということです。奇跡が訪れず、取り残され、泥にまみれて死んでいく…スラムでジャマールと共に遊び、走った子どもたちの、多くは恐らくそんな末路を迎えたのでしょう。大人になれなかった子ども。監督は、明るいトーンで力強く奇跡の物語を紡ぎながらも、スラムの湿った片隅で暮らす子どもたちの存在を、奇麗事だけでは描いていない。
キノ2
2009年4月26日

スラムドッグ$ミリオネア
★★★★ 世界中が知っているクイズ$ミリオネア。この番組と解答者の生き様、そして警察の尋問(拷問)の3方向からインド・スラム街の現実が映し出されています。その切り替えが絶妙で、どの登場人物の人間像もわかりやすかったです。そして実際にムンバイの街頭で撮影された場面からは力強さを感じました。成長ごとに俳優を変えていますが、特に幼少期の彼等はエネルギッシュです。最後のライフラインの使われ方も良かった!
☆試写会中毒☆
2009年4月26日

映画「スラムドッグ$ミリオネア」
ストーリーから興味を惹かれるのはスラムドッグな彼がなぜ奇跡の全問正解を果たすことができるのか、ということだけど、その答えの殆どが実は彼の血の滲むような苦難の人生そのものから得たものだったという仕掛けは、出来すぎの感も否めないけど、彼の人生における機知に富む優しさとひとつひとつの努力のたまものと思えば、神様はどこかで見ていて決して見捨てることはなかったという素晴らしい物語です。
茸茶の想い ∞ 祇園精舎の鐘の声
2009年4月25日

「スラムドッグ$ミリオネア」SLUMDOG MILLIONAIRE)」映画感想
★★★★ 多くの人が書いてるようにこれは純愛物語です。けれどどうでしょう? 確かにジャマールは純粋な好青年ですが、兄サリームがいなければ生き抜けたか? ここにこの物語のツボが有った様に思えます。兄は生きる為には手段を選べない事を知っている。弟の純粋な思いを知っているけど、そんな事では生き残れないとも思っています。一方でその純真な思考を羨ましくも思っていたと想像できます。それは最後の決断が語っている、と受け止めました。
Wilderlandwandar
2009年4月24日

[スラムドッグ$ミリオネア]見逃したくない映画
★★★★★ ひとつのシーンが様々なことを語る印象的なシーンで映画は始まる。過酷と一言では言い切れない、想像も追いつかない現実、旅行者の視線は現実の僅かな部分しか見ることはない。映画は主人公がいかに難問の答えを経験の中から知り得たかを教えてくれるが、分かったのはクイズの答えが重要なのではなく、そんな経験の中で主人公がいかに生きたかということ。様々な仕掛けを用意し、実はとても個人的な映画ともいえるラスト、もう一度見たい久々の映画。
soramove
2009年4月24日

最後に彼が手にしたモノは・・・。『スラムドッグ$ミリオネア』
★★★★ どんな貧しくて過酷な環境の中でも生きる事に貪欲なエネルギーと魂の叫びが込められた作品に感じました。ジャマールは幼少時代から自分の中の価値観を大切にしていました。自分に降りかかる負担や災難、逆境にめげず、自分にとって大切なモノを守り通そうとします。ジャマールとラティカが夢みたモノは一攫千金や贅沢な生活ではありませんでした。非凡な経験と人生の教訓。最後に手にしたモノは…。
水曜日のシネマ日記
2009年4月23日

映画「スラムドッグ$ミリオネア」を採点
★★★★ 何と言っても“読後感が良い”。自分が置かれた過酷な現実を正面から受け止め、少年少女たちが生き生きと成長していく様がドキュメンタリー映画のような作風で綴れられていく。登場人物すべての“生きるエネルギー”にクレジットタイトルが終わっても、自分の魂が高揚され続けるような、元気になれる読後感。特に脚本。伏線の張り方が上手い。久し振りに面白い映画でした。
ディレクターの目線blog
2009年4月21日

スラムドッグ$ミリオネア
スラムの雑然として生活臭ただよう暮らしの中で、既に運命の問いかけは始まっていて、愛と笑いの中に確かにあった幸せが奪われるときにも、肩寄せ合って兄弟で生き抜いてきたその時間の中にも、運命のキーワードは潜んでいた。経済の急成長を遂げたムンバイの、格差を見せ付けながら、たくましく生きてきたからこそのその運命の時までを、疾走感あるカメラワークで引き付けてあっという間の2時間。
to Heart
2009年4月21日

スラムドッグ$ミリオネア
★★★★ 「力」に向かう兄サリーム,機転が利く知恵者の弟ジャマール,背景を描かずとも環境から伝わる小女ラティカ。彼ら三銃士を軸としたドラマが起伏にあふれ,感情豊かであるから物語を素直に応援できた。ファイナルクエスチョンのテレフォンにハラハラ。喜びを爆発させるダンスが素晴らしい〜!!兄弟の成長とともにインドの町並み変化を映し,過酷な環境のスラムを興味本位に写さず,生活としてとらえた目線が好印象。
Akira's VOICE
2009年4月21日

スラムドッグ$ミリオネア(2回目)
★★★★★ 試写会のときよりもスッキリした気分で観賞できましたね!クイズに正解すると分かっているのに、ハラハラドキドキしながら見入ってしまいました。初恋のラティカを追い続けるジャマールの姿は、いつ見ても輝いて見えました。やはり良いなと思った映画は何度見ても飽きないものですね![クイズ$ミリオネア]は世界80ヶ国でインドが一番難しいそうです。
必見!ミスターシネマの最新映画
2009年4月21日

【スラムドッグ$ミリオネア】
インドのパワー溢れる素晴らしい映画でした!子供達の目がキラキラしていて、生き生きしていて、インドのスラム街に生きる彼らの姿は本当に良かった〜何と言ってもジャマールがとってもいい子なんです。子供には過酷過ぎる現実の中にいても信じる心や希望、優しさを失わずに真っすぐ真実を見抜く目を持ち生きている。圧倒されます。インドの子供達の姿だけでも一見の価値アリです♪
日々のつぶやき
2009年4月21日

スラムドッグ$ミリオネア これぞハリウッド映画!
大いに楽しむことが出来る大娯楽映画。アカデミー賞を8部門受賞したということは驚くべきことのように扱われていたが、異色であるのは有名スターが出演していないことだけで、内容は兄弟愛・初恋・アクション・笑と涙など娯楽映画の要素をすべて取り入れている。ストーリーの骨子は「途方もない困難からのサクセス・ストーリー」。これは従来のハリウッド映画のパターンを見事に踏襲している。
映画と出会う・世界が変わる
2009年4月20日

スラムドッグ$ミリオネア (2008)
★★★★ ジャマールはすごしてきた壮絶なスラム生活を話す。観てる側はそれを追体験していく流れです。この見せ方が非常に上手い!サリームの行動力が凄いんです。"ギラギラ"な瞳で常に明るく生きていく姿がとても印象的。2時間まったく飽きることなく見せてくれて満足して見終わったんでこれといった不満はないんですが、"運命だった"というにはこじつけが…。そうは言っても見所十分な良作には間違いない。
カタヤマ 無断でブログ
2009年4月20日

「スラムドッグ$ミリオネア」文句なしのアカデミー賞
幼少時と少年時と青年時が、一人の人間がそのまま育っていったかのように、似ている子を使っていてすごい。苛酷な環境の中、盗みを働いたり、偽ガイドをやったり、観光客の履物を売ったりして金を稼ぐところは逞しい。大人にボコボコにされても彼らはメゲナイ…。力を合わせてきた兄と初めて別れてたった一人生きていくジャマール。何度もフラッシュバックする彼の過去。思い出すたび泣けてくるシーンだ。
ノルウェー暮らし・イン・London
2009年4月20日

スラムドッグ$ミリオネア
良い映画でした。期待してた以上に素晴らしかったです。これは正規の値段以上の価値があったと思います。クイズ$ミリオネアで問題に答える場面と今までの生い立ちの場面の見せ方がうまくて、ストーリーに引き込まれてしまいあっという間の2時間。スラム出身でストリートを生活の場にして、数々の辛い目にあっていながら一切すさんでいないジャマールに好感を覚える。
だらだら無気力ブログ
2009年4月19日

「スラムドッグ$ミリオネア」そら、これはアかデミー賞獲りますわね
★★★★★ ていねいに描かれた前半。必要以上に感情移入せず、ときに冷淡なまでに冷静に少年ジャマールとその兄の幼少時からじっくりと積み上げるように彼らの厳しく過酷な成長のエピソードを綴ってゆく手法は見事。なまのインドを下から見上げる形で描いてゆきます。後半は言ってしまえば救出劇なんですが、それさえも前半がしっかりと前置きとして大きなウエイトを占めているおかげで見え方が異なってきます。
よろ川長TOMのオススメ座CINEMA
2009年4月19日

[スラムドッグ$ミリオネア] 映画
★★★★ クイズの答えと生い立ちをうまく合わせた演出は見せ方としてうまいですね。番組の緊張感とミステリーさが出て良かったです。アカデミーを受賞したわけですが、アメリカを感じさせない作品だったのは意外でした。良質なインドの映画を観た感じ。エンドロールでのみんなで踊るシーンは楽しくなっちゃいますね。インド作品あまり観ないからちょっとあせりましたけど。。よい作品でした。
映画鑑賞☆日記・・・
2009年4月19日

スラムドッグ$ミリオネア・Slumdog Millionaire
ぜひ皆さんに見ることをお勧めしたい映画です。変に小理屈を捻るでもなし、ムンバイを舞台に、そこにある人生を力強く生きていくジャマールやラティカたちの、日本には絶対にない青春を味わってほしい。ストーリーの核をなすのが日本でもおなじみの「クイズ・ミリオネア」なので理解しやすい。テンポ、映像、音楽、演技、そして暑さを感じさせるムンバイの景色。オスカーの名に恥じない、見事な出来だと思う。
映画!That' s Entertainment
2009年4月19日

スラムドッグ&ミリオネア
★★★★ とても見せ方が上手い作品でした!!さすがにオスカー作品!クイズの答えとジャマールのこれまでの人生がシンクロしていて、とても上手い構成だった。答えが正解して会場の人たちと一緒に喜びたいんだけど、答えにまつわるジャマールのエピソードがなんだか切なくてね〜。クイズに出演した理由がとてもすがすがしかったです。最後、携帯が鳴ったときはウルっときちゃったよー。
Lovely Cinema
2009年4月19日

映画「スラムドッグ$ミリオネア」@GAGA試写室
これは凄い!スクリーンから発せられる凄まじいエモーショナルに圧倒されっぱなし。クイズ番組を通して一人の青年の歩んだ過酷な人生を炙り出す構成が上手い。それもクイズの問題とジャマールの人生がリンクしていて、物語の所々に後にクイズの問題に出てくる事柄が組み込まれている。出来すぎと言えば出来すぎであるが、バラバラに散らばったパズルのパーツが一つ一つが収まるべき所に埋っていく構成は見事だ。
masalaの辛口映画館
2009年4月19日

「スラムドッグ$ミリオネア」 (2008)/イギリス・インド
★★★ ミリオネアの司会者がジャマールに対して仕掛けた複数の「罠」などを見ても分かるように、貧困からのし上がった人間が、同じように貧困から抜け出そうとしている人間に対して、やっかみや妨害したくなる醜い想いを持つのもまた人間ならでは。終始ジャマールを嘲笑っていた番組の雰囲気が嫌でした。だけどお金じゃない、愛を求めて・・・っていうジャマールの想いは観客にも十分伝わったと思います。
NiceOne!!
2009年4月19日

「スラムドッグ$ミリオネア」を観たぞ〜!
過酷な状況下で天真爛漫な子供たちが創意工夫を凝らして生き抜こうとする姿は、目を覆いたくなるようなシーンもあり、発展していこうとする将来の希望に溢れたインドという国が抱える闇と希望の部分も描かれていて見応えがありました。いろんな要素が盛り込まれ、生きるという事と希望を魅せてくれたパワーが漲る映画でした。インド映画風な雰囲気の演出も光っていて、映画館を出る足取りが久々に軽かったです。
おきらく楽天 映画生活
2009年4月19日

☆スラムドッグ$ミリオネア(2008)☆
★★★★ 自分の大好きな実に見事なエンタメ作品でした!エネルギッシュでパワフルで、観終ったあと元気になりました。躍動感あふれるカメラワーク、カラフルな映像、スリリングな展開、インドの雰囲気漂うパワフルな音楽も心地良かった!あんなに酷い生活をしているのに、ジャマールたち子供は、なんて生き生きと輝いて、なんて素敵な笑顔をするんだろうって思いました。キャストの子役たちが、ほんと素晴らしいです。
CinemaCollection
2009年4月19日

スラムドッグ$ミリオネア
★★★ 「作曲賞」「主題歌賞」だけあって、インド風のアップテンポな音楽にのせた冒頭のシーンには問答無用で引き込まれました。少し荒い感じのする映像はこの後もジャマールの回想シーンに共通しているんですが、スラム街を警官から逃げ回る幼い頃のジャマールたちを見事な躍動感で描きだしています。斬新な映像構成というかカット割りというか…。ただの逃げているだけのシーンなのに"もっと観ていたい!"そんな気にさせられます。
LOVE Cinemas 調布
2009年4月19日

「スラムドッグ$ミリオネア」
無学な彼が正解するわけないってわけです。で、「どうして答えられたのか」を語る…という形で彼の半生が明らかになる・・すごい過酷な人生でした〜。壮絶!!そんな生い立ちだからこそ知識を得た皮肉さ。司会者とのやりとりはどきどきしました〜。兄がいたからこそ、弟のジャマールはああも純粋でいられたんだろうし…「生き延びる」バイタリティとパワフルさが痛快の夢物語。全体的にコツブだしご都合なのもあるけど、それを吹き飛ばすパワフルさに単純に乗って楽しめました★
かいコ。の気ままに生活
2009年4月19日

スラムドッグ$ミリオネア
★★★★★ 疾走感あふれる映像と高揚感に満ちた音楽、そして1問1問正解を出していくジャマールが、なぜその答えを知ったのかを描く構成。観る者を引き付けるパワーとエネルギッシュな躍動感を終始放ち続けることに成功していたんじゃないでしょうか。まぁそれは原作と同じらしいのですが…。これまでのオスカー作品とはかなり傾向を異にしながら、どんなに過酷な状況にあっても希望を抱き続けた青年のサクセス・ストーリー。
☆彡映画鑑賞日記☆彡
2009年4月19日

スラムドッグ$ミリオネア
★★★★ 「虐げられてきた少年が、大逆転する物語」に表面上は見えますし、おそらくそう「見せたかった」んでしょう。しかし飽くまでもジャマール少年が幸せをつかんだのは、「ひたむきに信じることと、奇跡的な運の良さ」であって、むしろそのことが、貧困層に生まれた者が豊かになることの難しさを逆に強調しているように思えました。むしろ運の部分を強調することによって「多くの人は救われない」ことにスポットライトを当ててしまう作品かと感じた。
Men @ Work
2009年4月19日

スラムドッグ$ミリオネア
ジャマールが不正容疑で警察に尋問されるところから始まるこの物語。まず何といってもジャマールがこれまでクイズに答えてきた様子と彼の過酷な人生を巧く重ね合わせながら見せているところが巧いです。特にジャマールの過酷な人生での緊張感と、彼が番組内で正解発表を待つまでのあの緊張感を、まるで「吊り橋理論」かのようにリンクさせる演出はお見事。「狂おしいほどの愛」を感じさせてくれる素晴らしい映画でした。
めでぃあみっくす
2009年4月18日

【スラムドッグ$ミリオネア 】つき落とされても生き抜く力と愛
見に行って良かったと思う。アカデミー賞にありがとう。インドの街中を駆け回る子ども達がエネルギッシュ。明るく強く、そして逞しい。無学のジャマールはどうやってここまで勝ち抜いたのか。物語は過去へと遡っていく。観ているのが辛い部分も多かった。切ない部分も多かった。憤る気持ちにもなった。でも、それ以上に胸を打つ、逆境の中で生き抜いていく人間のエネルギーの強さ!彼がなぜ[クイズ$ミリオネア]に出場する事になったのか。そこには、ただ純粋な愛の軌跡があった。
映画@見取り八段
2009年4月18日

スラムドッグ$ミリオネア
疾走感溢れるスタイリッシュな映像に目を奪われる。1つ1つ疎かにできない台詞で核心に導く脚本や、エネルギッシュで猥雑な空気を表現する音楽、過酷な現実を生き抜く子供たちの目の光や、様々に魅力的な要素で1人の青年の人生と願いが綴られる。切なくて、胸を抉られて、ユーモラスで少々臭そう。兄弟の絆と愛憎と恋。必要以上に長い 「タメ」 のない司会者による、インドの[クイズミリオネア]、たくさんの物語が潜んでいた。
悠雅的生活
2009年4月18日

スラムドッグ$ミリオネア 試写会、感想。
二人の少年時代から始まる物語、生き抜く為に、兎に角お金に執拗に固執する。成長した少年、クイズ$ミリオネアに出場して、偶然が偶然を呼び、どんどん勝ち進む。しかし・・・。この映画がアカデミーで作品賞を獲った理由、ちょっと一言では言い表せない、けど、後からじわりと来る、そんな映画です。安易な感情移入を拒絶するかのような、サンドペーパーの如き演出に、観客に咀嚼を要求するような感覚に囚われました。
Beinthedepthsofdespair
2009年4月16日

スラムドッグ$ミリオネア
★★★★ なんとも爽やかなテイストの感動作。生き生きと溢れんばかりのインドらしさ。音楽と共に、テンポのいい作りでぐいぐい進んでいく物語。一問一問、クイズの答えの向こうに彼の過去がある。痛ましく胸をえぐる物語もあれば、目を背けたくなるような経験もあり…。問題に対しての"答え"が彼の過去に見つかる。この仕掛けがとっても面白いの。嘘は言わないジャマールの姿に、いつしか否が応でも応援してしまう自分自身が居る。
レザボアCATs
2009年4月16日

『スラムドッグ$ミリオネア』
ジャマールの振り返る人生の一コマ一コマが、激しく胸を打ち、切なく、悲しく、美しく輝く。出来過ぎたストーリーにも感情移入してしまえるのは、根底に流れるピュアなラブ・ストーリーのお陰? 色んな要素を持った映画なのに、芯にあるこの純愛がブレないので、とてもまとまりの良い印象を受けました。子供時代の2世代の子役たちも、皆すごく良かったです。繋がり方も自然で勢いがあって良かった。
試写会帰りに
2009年4月14日

試写会[スラムドッグ$ミリオネア]
さすが、アカデミー作品賞をはじめ、あらゆる映画賞を総なめにした映画です。これは文句なしのいい映画でしたね。超オススメですインドの貧富の差とか、宗教的な対立とか、少し前のスラム街の悲惨な実態とか、物凄く考えさせられる社会性のある映画なんだけど、最後は青春映画のような趣きまであって、けっして暗い映画じゃありません。
流れ流れて八丈島
2009年4月6日

スラムドッグ$ミリオネア / SLUMDOG MILLIONAIRE
★★★★ 見せ方がまた上手い!映画としての面白さがある、映画らしい映画!期待うらぎられず!中盤からぐいぐい引っ張られた。少々ドラマティックで、都合よくいきすぎな感じもしたけど映画ならではの展開、抑揚効いた作りで退屈する暇のない120分!釘付けで観てた☆意外な展開!ってわけではないんだけど、それでもこんなに惹き付ける。躍動感ある清々しい映像。こういう作品が受賞したのは嬉しいなー。
我想一個人映画美的女人blog
2009年4月4日

スラムドッグ$ミリオネア(試写会)
★★★★ 期待通りの素晴らしい作品でした!笑いあり、恐怖あり、感動ありと盛りだくさんの作品でした。ストーリー展開もジャマールが警察の尋問で過去を回想しつつ進進行していきます。また、ちゃんと起承転結になっており、テンポも良く、最初から最後までまったく中だるみすることなく、集中して見ることができました。アカデミー賞の最優秀作品になるのも納得です!!もう一度見たいと思える作品。
必見!ミスターシネマの最新映画
2009年4月4日

スラムドッグ$ミリオネア
クイズで出される問題が、彼の過酷な体験と重なっている不思議な運命。今は会社で働き、番組に出ているのだから、主人公が生き延びたのは分かっていても、窮地に追い込まれる回想場面は、本当にスリリングだった。貧しい階層に生まれ、さらに孤児になり、誰からも保護されずにはいつくばって生きるしかない子どもたち。すぐそばに虐待や死がある過酷な状況に胸がふさがる。
シネマ大好き
2009年3月26日


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