太陽と月に背いて:作品を観た感想(2)

太陽と月に背いて
デヴィッド・シューリスの演じるヴェルレーヌは、気持ち悪いくらいに狂気に溢れていた。ランボーが家族に見せる顔と、ヴェルレーヌに見せる顔は全然違ったような気がする。家族に見せる顔は普通の少年のようなのに、ヴェルレーヌのに見せる顔はわがままで傲慢だ。それでいて時折、天使のような美しさをみせる。初めて海を見たシーンの幻想的な美しさには息をのんだ。彼は37歳の若さで亡くなっているのだが、傲慢で破滅的な行動の向こうに終末を感じる。ランボーに「儚げ」という言葉は繊細すぎるけれど、突然壊れて目の前から消えてしまいそうな不安。
映画備忘録 by Movie-Goer.net
2010年11月14日

太陽と月に背いて
私はこの時のディカプリオが一番好きですね、なんていうかもう…確かに美しかった。しなやかで美しく天才的なランボー、でも彼はその才のせいか傲慢で不遜。しかしヴェルレーヌは妻を愛しつつも彼の才気と魂を深く愛してしまう。ランボーのディカプリオは雨に濡れた姿もつややかで美しい。…ランボーはヴェルレーヌの手のひらをナイフで刺す。そしてヴェルレーヌも自分から去ろうとしたランボーの手のひらを…。絶対逃れられない運命かのように。絶対に忘れられない愛の証のように。ランボーは相手を傷つけることでしか愛を残せなかったのかもしれない。
いやいやえん
2010年8月31日

このページは、象のロケットパソコン版の『作品を観た感想トラックバック』のページと連動しています。

1.作品ページ

2.観たい作品リスト
3.追加

4.近日公開
5.公開中
6.DVD新作近日
7.DVD新作(2カ月間)
8.DVD旧作
9.超人気作品
0.トップ
アマゾン最安値購入
キーワード: