暁に祈れ:作品を観た感想(3)

『暁に祈れ』ﾀｲ監獄体験記
正直､自分はﾎﾞｸｼﾝｸﾞが苦手で､格闘技にも興味がないのでこの映画も迷っていたのだけれども､そもそもｽﾎﾟｺﾝﾄﾞﾗﾏでは無かった｡ﾎﾞｸｼﾝｸﾞは､彼の唯一の才能で､唯一の生きる希望で､唯一の夢で｡そういう物があれば､人は生き残るのだと｡そういう希望を与えてくれる映画だった｡
映画@見取り八段
2018年12月30日

｢暁に祈れ｣
凄まじいまでのﾀｲの刑務所の恐怖の描写｡ﾘﾝｸﾞの上で半殺しの目に遭う方がまだﾏｼと思える位だ｡だが､全身に入れ墨を入れたﾀｲ人の受刑者たちが､恐らく少数民族なのではないかということに思いを馳せると､彼らが受刑者の多くを占めている所に､ﾀｲ社会の闇を垣間見ることができるような気がする｡
ここなつ映画ﾚﾋﾞｭｰ
2018年12月27日

ｼｮｰﾄﾚﾋﾞｭｰ｢暁に祈れ･････1650円｣
この映画の魅力は､やはり圧巻の臨場感だ｡“実話の映画化”にありがちな盛った描写は皆無で､物語をﾄﾞﾗﾏﾁｯｸに盛り上げようという意図も感じられない｡細かな事件はたくさん起こるが､普通の映画のように有機的に結合していかず､それが逆にﾘｱﾘﾃｨを高めているのだ｡この世の地獄から這い上がろうと足掻き続ける人間の､静かに熱く燃えたぎる情念の物語だ｡
ﾉﾗﾈｺの呑んで観るｼﾈﾏ
2018年12月13日

このﾍﾟｰｼﾞは､象のﾛｹｯﾄﾊﾟｿｺﾝ版の『作品を観た感想ﾄﾗｯｸﾊﾞｯｸ』のﾍﾟｰｼﾞと連動しています｡

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