ゆずりは:作品を観た感想(2)
ゆずりは
コロッケが持ち味の表情も動きも止めて、シリアスな演技派に転向するなんてと、心配になったが、感情をあらわに出来ない抑圧が役柄と相まっていて好演。過剰に挿話を盛り込もうとせず、主人公自身の抱える問題と上手く対比させながら、型破りな新人社員との因縁も絡ませる作劇も、無駄がなく好感がもてましたね。新入社員の飼っていた「おかめインコ」の話が面白かった。新入社員の柾木玲弥くんの涙、涙のお別れのスピーチに誘い涙が出てしょうがなかった。
映画に夢中
2018年6月29日
映画「ゆずりは」 感想と採点
★★★★ 茶髪のイマドキ社員の成長物語として観ると自然に感動出来る。本作の見所は、時々顔を覗かせる五木ロボット風の主人公でなく、幾つか登場する死と葬儀のエピソードだ。中でも、新入社員の幼き頃の思い出が導き出す数々のエピソードが泣かせる。若干 “ご都合主義” と “盛り込み過ぎ” は減点ですが、「遺族の気持ち」と「人と人の繋がり」を真正面から描いた良質な人間ドラマです。夫婦やご家族で見るのをお勧めします。
ディレクターの目線blog@FC2
2018年6月17日
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