月のひつじ:作品を観た感想(1)

『月のひつじ』
巨大なパラボラ・アンテナが、クリフとアルを乗せてぐるーっとゆっくり月に向かって上昇していくシーンは最高だった。ミッチが自ら犯したひとつのミスをきっかけに、アルとの折り合いを見出していくあたりの描写も心地よい感動を与えてくれた。そしてクリフ、彼は本当にいい上司。パークスの町長ボブ。彼は人々から夢想家だと嘲笑されながらも、人類の月面着陸を信じてこの田舎町に巨大アンテナを誘致した。ひとつのことを成し遂げるには、いろんな側面や道のりがあって、それぞれ頑張っている人間のパワーが寄り集まれば、大きな歴史を動かす原動力になる。
シネマな時間に考察を。
2010年4月19日

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