真夜中のカーボーイ:作品を観た感想(2)
映画評「真夜中のカーボーイ」
★★★★★ 何回観ても凄い映画と思う。“フラッシュ・バック”という映画用語を僕の頭にインプットした映画なのである。カウボーイという謂わばアメリカの理想像を、売春する似非カウボーイにアメリカを横断させることで、木っ端みじんにぶち壊す。最後に若者がカウボーイの服を脱ぐのはもはやアメリカにそんな理想像などないという意味であろう。メタファー的意味とは別に、彼が現実的に生きることを決心したことがよく解る行動になっている。
プロフェッサー・オカピーの部屋[別館]
2019年4月6日
真夜中のカーボーイ
特筆すべきは、ボイト若かりし頃のイモっぽさが演技上手なのではまっているのでしょうが、ほんとそのままなのが楽しい。また、ホフマンも66年の「卒業」デビュー以降、「小さな巨人」「パピヨン」「レニー・ブルース」など演技派としての名声を確立してゆきますね。 それと、この映画、音楽がとても素晴らしいのですよ。
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2004年9月27日
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