顔のないヒトラーたち:作品を観た感想(4)

『顔のないヒトラーたち』 映画@見取り八段
上手く絡むもんだなぁ〜と感心しつつも思いがけず勉強になる作品。「私は貝になりたい」や「愛を読むひと」を思い起こさせられた。演出的には少しメロドラマっぽいところもあるけれども見応えはあった。ホロコーストを学ぶ上ではお薦めの1本。
映画@見取り八段
2016年5月20日

「顔のないヒトラーたち」:「13分」より上出来ですよ
「臭いものに蓋」というか「無かったことにする」というか、怖いけどありがちなことだと思います。日本人が我が身を振り返るのに好適な題材です。ラスト・シーンのみならず、正義派青年のまっすぐな熱意の勝利(少々の挫折を含む)みたいな展開は、あたかもハリウッド映画のようでありました。
大江戸時夫の東京温度
2015年11月6日

ヒトラー暗殺、13分の誤算 / Elser
ヨハン・フォン・ビューローが、この作品では逆に、ゲシュタポを演じていたのが、わたし個人的には印象的でした。こちらは史実ですが、エルザーを追求した刑事警察長官のアルトゥール・ネーベが、後年、シュタウフェンベルク大佐が画策したヒトラー暗殺計画のヴァルキューレ作戦に連座して処刑されているのも、興味深いです。エルザーはなぞの多い人物と言われていますが、ネーベ自身も十分になぞの多い人物だと思います。
勝手に映画評
2015年10月23日

映画「顔のないヒトラーたち」を観ました。
★★★★★ 本作に描かれているのは、ドイツにおけるユダヤ人迫害の事実を掘り起こすことにとどまらない。当時の世論や国民の意識がどのように変わってきたのか、なぜドイツの国民が過去の歴史を直視しなければならないと考えるに至ったのかを解き明かそうとしている。ゲルト・フォスは、経験を積んだ老練な検事として、野心に燃えるヨハンの手綱さばきに見せる手腕とともに、作品全体をきっちりと締める重厚な存在感も、イチオシの見どころだ。
みなと横浜みなみ区3丁目
2015年10月21日

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