女の子ものがたり:作品を観た感想(21)

女の子ものがたり
物語の大半は大後寿々花がほとんどといってもいいかも。主人公のほかに仲良しの2人がいて、ほとんど不良グループって感じで描かれています。この3人と遊んだりけんかしたりして昔を思い出すストーリーかな?深津絵里のダメっぷりが以外といえば意外なのかも。
単館系
2010年1月9日

女の子ものがたり
★★★ この原作になった本がとってもみたいって思った映画の内容でしたね。アラサーになると、自分を思い、きつい言葉を言ってくれる人も貴重になってくるんだよね〜!これでいいのかって、、。だからなお思い出したんじゃないかな、きいちゃんが本当の友達だからいってくれた一言。その一言で夢にむかってがむしゃらにがんばり始めることができたときのことを、、。そして前向きな気持ちを取り戻していく姿が描かれているよね!とてもキラキラしていた時代〜。たしかにあの時代って特別っていうかさあ色あせることがないよね☆
C'est joli〜ここちいい毎日を〜
2009年12月30日

女の子ものがたり(映画)
主人公の少女時代の交友関係と現在の漫画家としての仕事ぶりとが巧みに交互に描き出されていて、不覚にも感動してしまいました。深津絵里は大層良い演技をしているな、と感心いたしました。この映画は、ある女性漫画家の"死と再生"の物語ではないでしょうか?主人公は漫画家としては死んだも同然の状態に陥ってしまいました。それが、昔の親友との真の関係を田舎に戻って見つけ出したことから生き返ることができ、新たな気持で漫画に取り組めるようになった、というお話ではないかと思います。
映画的・絵画的・音楽的
2009年11月19日

『女の子ものがたり』の反則
終盤、壁に落書きしている女の子が登場する。彼女はピンクのなっちゃんである。きいちゃんの、菜都美への想いを受け継いだ子。壁を取り巻く花はいつも黄色い。そして、ふるさとを再訪した菜都美を、一面のひまわりが出迎える。映画ファンなら、ひまわりを見たら[ひまわり]と切ないテーマ曲を思い出すだろう。大地を埋めつくすひまわりを見るだけで泣けてしまう。咲き乱れるひまわりの黄色い花に、菜都美の黄色い服がとけ込んでいく。女性客ばかりの劇場で、私は涙を禁じえなかった。
映画のブログ
2009年10月22日

『女の子ものがたり』 (2009)
★★★★ あまりにも肯定的な女の子たちが、とても悲しかった。環境が、そういう時代だったことも確かなので、さらに複雑な気持ちにもなる。甘ったるくない素敵なエピソードが、たくさんあるんだけれど、変に盛り上げようとしないで、サラっと描いているところが魅力だと思う。自堕落で自虐的。でも、それって出発点は反発だったり反抗だったりするんだよね、自分に対する。悶々とした主人公が、そのまま映画の中にもいて、映画そのものも、食い尽くしてしまったように思う。
よーじっくのここちいい空間
2009年10月15日

女の子ものがたり
★★★ 家は貧乏だし、いじめはあるし…そんな中で菜都美は掛け替えのない友人2人と出逢う、そしてその子たちともっと大変な青春時代を過ごす。ただ青春を過ごすことで、菜都美が描いた壁の絵のように、3人が一緒という状態ではなくなる。本作は回想を通して自分の人生を振り返ることで、離れた3人の絆を修復し、菜都美のスランプの終焉を迎えさせる。菜都美の「友達のこと書いていい?」というセリフがスランプの原因だった心に空いた穴を埋めるものだったのかもしれない。
Memoirs_of_dai
2009年9月21日

『女の子ものがたり』 感情移入するには重い、ある時代のある地域でのひとつのスタンドバイ
ただの貧困ではない世界を容赦なく作者は描きつつ、それでも私はそちらとは違うのよ的なスタンスが透けて見えるところが、きわめて居心地の悪い感触となっていつまでも残っている。"女の子の数だけ、シアワセの道がある" この映画につけられたコピーだ。ひとそれぞれにそれぞれの道があり人生がある。けれども、カタカナで書く"シアワセ"が、本当の幸せであるわけないじゃないか。ライトに見せかけるのはやめてくれ。人生はカタカナなんかじゃ表現できない。
ketchup 36oz. on the table
2009年9月10日

女の子ものがたり
友人のきいちゃんとなつみの大ゲンカのシーンなんて昔のほろ苦い思い出が胸によぎりました。きいちゃんのセリフ「幸せって何?不幸って何?」ってありましたが、私も思わず心の中で反芻してしまいました。なつみの小学生時代の森迫永衣ちゃん、やっぱり可愛いし上手〜。その後の高校生時代を演じた大後寿々花ちゃんなんて見ててすっかり引き込まれました。大人になったなつみ、深津 絵理さんが演じるとキュートに仕上がりますよね。
Diarydiary!
2009年9月8日

「女の子ものがたり」大人になると弱さは見せられないのだ
★★★★ 深津絵里の存在が、いいたいことがあるような無いような、自分たちが日常に感じている焦燥感や物足りなさ、でもだからといって「こうしたい」とか強く望む方向さえ見えない。そんな空気が彼女が画面に登場することで、全部語られているような気にさせてくれる。自分がどうしたいのかさえ時々分からない、他人の事なんか分かるはずはない、でも気になる、そんなことを本気で思ってるのかどうかも分からない。そんな捕らえどころのない空気感をこの映画は見事に画面から感じさせてくれる。
soramove
2009年9月6日

『女の子ものがたり』
★★★ 小学生から高校生を経て大人になるまで、3人が互いの生活の一部で関わりあってきたことでの、筋の通った何かを感じるまでにはいかなかったが、少なくとも田舎での高校時代の苦悩や機微や、ある意味、真綿で包んだ心や逆に厳しい言葉の暴力であったり、最後まで信じきれない心の隙間を、仲良しという絆創膏で一時誤魔化しているような感じも受けなかったわけではない。これは落しどころが難しいかもと心の中で思っていたけれど、ラストはしっかりやられてしまった。
京の昼寝〜♪
2009年9月4日

女の子ものがたり
成長するにつれ、徐々にわかってくる地方ならではの厳しい現実。「遠く」を夢見ているのに、この場所から出られない自分。彼女たちが抱える「不安」や「希望」には自分自身も忘れている心の中のデリケートな部分を突かれているようで、辛くなる部分も多かったです。人生最大の大喧嘩をして故郷を後にして以来、きいちゃん・みさちゃんとは会わず終いの菜都美。でも、都会に出てこられたのはきっと、あの時の喧嘩のお陰なんだよね…。
Peaceナ、ワタシ!
2009年9月1日

女の子ものがたり
★★★★ この菜都美と2人の壁は、原っぱの猫から始まった友情を思うと悲惨でさえある。菜都美と違って肉体的にも大人っぽく、着飾った2人の姿は却って哀愁を漂わせる。早く大人にならざるを得なかった悲しみに溢れていて、その後の運命は一層過酷だ。幼少時時代、高校時代のそれぞれの3人は皆可愛く見事な演技。それだけに余計に哀切感が漂う。ラストは失くした友達の鎮魂歌でもある。
佐藤秀の徒然幻視録
2009年9月1日

【女の子ものがたり】
きいちゃん、みさちゃん、なっちゃんそれぞれが家庭に事情を抱え、他人から見たら決してシアワセな家庭環境とは言えない状況の中でもキラキラ輝いている三人。今思い出しても宝物のようで…泣けてきちゃいます。菜都美の回想シーンのきいちゃんとみさちゃんとの出会いの日の姿見た瞬間はもうピーク!こんなにキラキラと何でも出来る可能性を秘めた二人だったと思うとあまりにも切なくて〜。元女の子に絶対おすすめ。大満足でした♪
日々のつぶやき
2009年9月1日

女の子ものがたり
★★★★ なつみは2人には幸せになってもらいたかった…。なつみが描いた、町を旅立っていく女の子をイメージしたペンキ絵の前で、彼女がきみこにその気持ちをぶつけるシーン。交錯する3人の想いが切なくて思わず涙が出ます。生まれ付いた場所から離れられない人もいる。そんな人はそこで小さな幸せをみつけます。例え傍から見て不幸に見えても、それは本人にとっては大切な大切な幸せです。色んな想いをもらって大人になりますよね。
LOVE Cinemas 調布
2009年8月31日

父と娘の原風景 「女の子ものがたり」
ここにあるのは昭和の原風景。 演じる平成生まれの女の子たちは、 意外にビンボーな格好が似合い、 淡々と素晴らしい演技をする。 女の子同士の友情が描かれているが、 本当の友情に性別はないに違いない。 懐かしくも おぞましい高度成長末期の日本。 そんなものを思い出す必要もない素晴らしい何かがあるかと言えば、 あるとは言い切れないところが、 こうして昭和の原風景を彷徨う映画や漫画や小説があふれる原因なのだろう。
シネマ走り書き
2009年8月31日

映画『女の子ものがたり』を観た感想
★★★★ 昔、奈津美が描いたデッカイ絵が、素晴らしくキレイで悲しい。この絵には、3人の友情、夢、希望、現実が全て詰まっている。故郷のシーンは泣けてしょうがなかった。この映画を観たら、もう気分は女の子だ。
映画初日鑑賞妻
2009年8月31日

女の子ものがたり
★★★★ 優しい気持ちになれる映画でした。一つのことを忍耐強く続けることは、DVに耐え続けるのとは別のこと。わかっているけれど、どうしたらよいのかといった感じなのだと思います。他の方法を、他の環境を知っていたら別の生き方もあったはず。菜都美が言った「知ろうとしないことは恥ずかしいことなんだよ!」というセリフはこの辺りにも繋がっている気がしました。帰省した菜都美が、キィちゃんの友情を知ったシーンでは涙が止まらず、友達と過ごした日々を色々と思い出した。
☆試写会中毒☆
2009年8月23日

『女の子ものがたり』(@「シネマのすき間」)
映画は西原理恵子の自叙伝的性格を持っていて、編集者から「先生、友だちいないでしょう?」と言われたことをきっかけに、きらきら輝いていた子供から少女時代が甦ってくる、、。よくあるノスタルジーをセピアに描いたものではなく、どちらかと言えばポップでカラフル。女の子たちの任侠的なまでのカッコよさ、そして強さがいいんだって。
ラムの大通り
2009年8月20日

『女の子ものがたり』
幸せの物差しは人それぞれ、人の物差しで自分の幸せを計る必要はないのだろうけれど、自分らしい幸せを求めちゃいけないのか、何が本当にその人の幸せになるのか、観ていてつくづく幸せの意味を考えさせられた。本当の友達ってどういうものか。あのシーンを思い出すと本当に心が痛くなる…。深津絵里が飄々としていて、でもナチュラルな魅力を発揮している主人公にうまくハマったかなと。幸せ・友達・将来・自分、、。いろいろなことを考えさせてくれて、感じさせてくれる映画。
cinema!cinema! ミーハー映画・DVD
2009年8月20日

女の子ものがたり
彼女たちが感じた生きるということの難しさが何とも言えなかったです。それにしても切なかったです。決して幸せには見えない生活をしているのに、でも自分は幸せだと笑顔で答える友達。そんな友達の幸せを願いながら、祈ることしか出来ない自分の無力さ。そして、どんなに遠くに離れていても、心は繋がっていると感じられるあたたかさ。ひとつひとつの言葉が胸に響きました。観終った時、友達がいることの大切さをしみじみと感じた1本です。
とりあえず、コメントです
2009年8月17日

「女の子ものがたり」“西原ワールド”全開!
"大人になりきれない大人の女"が、それまで避けてきた自らの過去に、或る日正面から向き合い、そこにかつて確かに存在した"友だち"との掛けがえのない日々を、もう一度自分の記憶の中で辿り、それをステップに人生の新しい1歩を踏み出す…。ラストには何かもう訳もわからず、ただ号泣してしまいそうになりました。"あの頃の友だちに会いに行く旅"これは性別を問わず、誰の心にも必ず"グッ"と去来する物があると思います。イイ意味で堪りません…。
シネマ親父の“日々是妄言”
2009年8月17日


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